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2014/1/22

経済産業情報

メールアカウントが大量流出、ボットネット調査で判明

この記事の要約

ドイツ連邦情報技術保安庁(BSI)は21日、電子メールアカウントがサイバー犯罪者によって大量に盗まれている事実を突き止めたと発表した。計1,600万件のアカウント情報がパスワードも含めて盗まれているという。パソコンユーザ […]

ドイツ連邦情報技術保安庁(BSI)は21日、電子メールアカウントがサイバー犯罪者によって大量に盗まれている事実を突き止めたと発表した。計1,600万件のアカウント情報がパスワードも含めて盗まれているという。パソコンユーザーはBSIが特設したサイトを利用して自らのアカウントが該当しているかどうかを調べることができる。

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今回の問題は研究・捜査機関がボットネットを対象に共同で進める調査で明らかになった。ボットネットはサイバー犯罪者がトロイの木馬などの悪意あるプログラムを使用して乗っ取った多数のゾンビコンピューターで構成されるネットワークを指す。サイバー犯罪者の支配下に入ったコンピューターは、使用者本人の知らないところで犯罪に悪用される恐れがある。

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アカウント情報が盗まれているかどうかはBSIの特設サイト(https://www.sicherheitstest.bsi.de/)にメールアドレスを入力することで確認できる。該当している場合はBSIから電子メールが自動送信される(該当していない場合は送信されない)。

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アカウントが盗まれたコンピューターは悪意あるプログラムに感染している可能性が高い。このためBSIは該当者に除去方法やパスワード変更などの対策も伝える。

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