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2015/2/4

経済産業情報

BMWのテレマティックスサービスにセキュリティホール

この記事の要約

高級車大手BMWのテレマティックスサービス「コネクテッド・ドライブ」にセキュリティ上の脆弱性があることが分かった。全ドイツ自動車クラブ(ADAC)が1月30日明らかにしたもので、携帯電話を利用して窃盗犯などが車の施錠を簡 […]

高級車大手BMWのテレマティックスサービス「コネクテッド・ドライブ」にセキュリティ上の脆弱性があることが分かった。全ドイツ自動車クラブ(ADAC)が1月30日明らかにしたもので、携帯電話を利用して窃盗犯などが車の施錠を簡単に解除し痕跡を残すことなく再施錠することができるという。BMWはメディアの問い合わせに対し、オンライン操作を通してセキュリティホールをすでにふさいだと回答した。

コネクテッド・ドライブは情報通信技術を利用したドライバー向けの総合的なサービスで、専用のアプリを使って外部からドアを施錠したり、エアコンを調整することができる。

今回の問題が該当するのは2010年3月以降に出荷したモデルのうち220万台で、ドイツ国内では約42万3,000台に上る。ADACはコネクテッド・ドライブの問題をセキュリティとは関係のない別のテストで偶然発見。昨年7月、BMWに連絡を入れた。