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2015/10/28

経済産業情報

独鉄道設備業界、上期受注が50%以上増加

この記事の要約

独鉄道設備業界団体VDBが20日発表した独業界の2015年上半期(1~6月)の新規受注高は前年同期比約52%増の85億ユーロと大幅に拡大した。車両部門が好調で全体が強く押し上げられた格好。売上高は横ばいの52億ユーロだっ […]

独鉄道設備業界団体VDBが20日発表した独業界の2015年上半期(1~6月)の新規受注高は前年同期比約52%増の85億ユーロと大幅に拡大した。車両部門が好調で全体が強く押し上げられた格好。売上高は横ばいの52億ユーロだった。

鉄道車両の新規受注高は国外が前年同期の3倍の36億ユーロと特に好調で、国内も65%増の33億ユーロに拡大した。インフラの新規受注は横ばいの16億ユーロ。国内は12.5%増の9億ユーロに拡大したものの、国外はやや落ち込んで7億ユーロとなった。鉄道設備業界の新規受注高85億ユーロのうち43億ユーロを国外、42億ユーロを国内が占めた。

上半期の業過売上高は国外が7.7%増の28億ユーロと好調だったものの、国内は振るわなかった。売り上げに占める輸出の割合は約54%だった。

車両部門の売上高は38億ユーロで、全体のおよそ4分の3を占めた。国外売上高は約5%増の22億ユーロ、国内は同約16%減の16億ユーロだった。

インフラ部門の売上高は14億ユーロで、約17%増加した。国内が8億ユーロ、国外が6億ユーロだった。