ドイツマルチメディア業界の動き

ICT企業の今年の重要テーマ、I4.0が初のトップ3入り

独情報通信業界連盟(Bitkom)が国内の情報通信技術(ICT)企業を対象に実施したアンケート調査(複数回答可)によると、「今年の重要テーマ」として最も回答が多かったのは「ITセキュリティ」で、59%に上った。2位には僅 […]

上半期売上増、ICT企業の74%が予想

ドイツの情報通信技術(ICT)企業の74%が今年上半期の売上高が前年同期比で増加すると見込んでいることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が20日発表したアンケート調査結果で分かった。昨年下半期に増収となった業界企業も

ネットで食品購入、ユーザーの28%に

ドイツのネットショップ利用者の約28%が食料品を少なくともこれまでに一度、インターネットで注文していることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の調査で分かった。2012年時点では同10%にとどまっており、利用者が急速に

SAP―クラウド売上が2倍以上に―

企業向けソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)が11日発表した2015年12月期暫定決算の売上高(IFRSベース)は前期比18%増の208億ユーロと大きく拡大した。クラウド事業が110%増の22億9,000万ユーロと2倍以

デポジット・ソリューション―ペイパル創業者が出資―

独フィンテック(ITを活用した新しい金融サービス事業者)のデポジット・ソリューション(ハンブルク)は8日、米決済サービス大手ペイパルの共同創業者であるピーター・ティール氏が同社に資本参加すると発表した。ティール氏がドイツ

IBM―IoTの統括拠点をミュンヘンに設置―

IT大手の米IBMは12月15日、ドイツ南部のミュンヘンにIoT(モノのインターネット)部門「ワトソンIoT」の世界統括拠点を設置すると発表した。ドイツは産業化の度合いが高いうえ、ミュンヘンには自動車、電機、半導体など幅

ティッセンクルップ―ネット販売を強化―

鉄鋼大手の独ティッセンクルップ(エッセン)は12月15日、インターネット販売事業の強化方針を打ち出した。鉄鋼需要と価格の低迷を受けて業績が振るわないため、ネットビジネスを強化して業績を拡大する考えだ。 販売部門マテリアル

フィンテックへの投資、決済と融資仲介に集中

ITを活用した金融分野のスタートアップ企業であるフィンテックへの投資は決済と融資仲介(クラウドインベスティング)の2分野に集中している。バルコフ・コンサルティングのデータをもとに『南ドイツ新聞(SZ)』が報じた。両分野で

フォイト―デジタル部門立ち上げ―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は9日、各事業部門に分散するデジタル関連の事業を統合し来年初頭から新部門「デジタル・ソリューションズ」を設置すると発表した。新たな事業モデルを構築して、ドイツが

ゴーユーロ―ゴールドマン・サックスなどが出資―

移動手段の比較・予約サービスを手がけるドイツのスタートアップ企業ゴーユーロ(GoEuro、ベルリン)は9日、ゴールドマン・サックス・インベストメント・パートナーズを中心とする企業連合から4,500万ドルの出資を受けること

独企業の大半がデジタル化を肯定評価

ドイツ企業の96%がデジタル化を事業のチャンスと考えていることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が10日に発表したアンケート調査結果で分かった。その一方で、競合に比べてデジタル化が遅れているとの回答も56%と多く、B

シーメンスがスタートアップとの連携強化へ

電機大手の独シーメンスは8日、技術革新力の強化に向けた総合戦略を発表した。競合企業よりも優れた製品を投入することは事業の拡大や収益力の向上に直結する重要な要因であるためで、斬新なアイデアを持つスタートアップ企業やトップク

デュル―ソフト企業買収でI4.0分野を強化―

塗装装置など生産設備を手がける独デュル(ビーティヒハイム・ビッシンゲン)は4日、ソフトウエア製造開発の独iTACソフトウエアを複数の投資会社から完全買収したと発表した。インダストリー4.0(I4.0)の分野でノウハウを強

ボッシュ―車載システムでグーグルなどに対抗―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は移動通信端末をテレマティクスと連動させる車載システムの分野で米IT大手グーグル、アップルに対抗し、独自のポジショニングを確保する意向だ。顧客の自動車メーカーの間にグーグルな

ドイツ銀行―「ロボット・アドバイザー」サービスを開始―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)は7日、同行のオンライン投資プラットホーム「マックスブルー」で「ロボット・アドバイザー」サービスを開始すると発表した。各投資家に最適の投資ポートフォリオをアルゴリズムを利用して自

ナンバー26―欧州6カ国に進出―

スマートホン上の手続きだけでオンライン振替口座を開設できるサービスを手がける新興企業のナンバー26(ベルリン)は3日、欧州6カ国に同日付で進出すると発表した。共同設立者のファレンティン・シュタルフ最高経営責任者(CEO)

デクラ

技術監査大手の独デクラが「モノのインターネット(IoT)」分野で事業を強化する。当該事業の統括拠点を蘭アーネムに設立したほか、買収も検討している。シュテファン・ケルブル社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかに

ゾンネンバッテリー―電力大手に宣戦布告―

太陽光発電向けの蓄電池を製造する独ゾンネンバッテリー(ヴィルトポルツリード)が電力大手から顧客を大量に奪い取る考えだ。フィリップ・シュレーダー新社長が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにしたもので、10年後には最大手エ

GFTテクノロジーズ―駐車場アプリのスタートアップに出資―

ITサービスの独GFTテクノロジーズ(シュツットガルト)は18日、駐車場探しのサポートアプリを手がけるスタートアップ企業パークポケットに資本参加すると発表した。パークポケットの将来性を高く評価。スタートアップ企業に初めて

ナンバー26―当座貸越サービスを開始―

スマートホン上の手続きだけで振替口座を開設できるサービスを手がける新興企業のナンバー26(ベルリン)は19日、当座貸越サービスを12月1日から開始すると発表した。同社はこれにより初めて、収入を得られる事業を開始する。今後

即日配達をアマゾンが開始

通販世界最大手のアマゾンは12日、注文を受けたその日のうちに商品を顧客に届けるサービスをドイツで同日から開始すると発表した。クリスマスプレゼントの需要が拡大するこの時期にサービスを立ち上げることで、需要を掘り起こす狙いだ

マイクロソフト―ドイツテレコムと提携、クラウドで―

IT大手の米マイクロソフトは11日、クラウドサービス事業でドイツテレコムと提携すると発表した。マイクロソフトはクラウド分野で高い競争力を持つものの、米IT企業のクラウドサービスにセキュリティ上の懸念を持つドイツ企業が多い

ゲットユアガイド―投資会社が5000万ドル出資―

観光客向けのアクティビティや博物館の事前予約をオンラインプラットホームで仲介するビジネスを展開するドイツの新興企業ゲットユアガイド(GetYourGuide、ベルリン)に、投資会社KKRを中心とするコンソーシアムが資本参

I4.0で売上増、関連ソフト利用メーカーの5割が予想

工場・生産設備のネット化である「インダストリー4.0(I4.0)」分野のソフトウエアをすでに利用しているか導入を検討する独メーカーの51%が、同ソフトの利用により売上高が増加すると考えている――。独情報通信業界連盟(Bi

アマゾンに独禁法違反の疑い、オーディオブック配信で

米ネット通販大手アマゾンのオーディオブック配信子会社オーディブルが米IT大手アップルのコンテンツ配信サービス「アイチューンズ・ストア」向けに結んだオーディオブックの独占供給契約は独禁法違反の疑いがあるとして、独連邦カルテ

オンラインバンキングへの懸念強く

オンラインバンキングに対するドイツの消費者の信頼感が低いことが、ICカード大手ジェムアルトの委託を受けて調査会社エムニド(Emnid)が実施したアンケート調査で分かった。それによると、オンラインバンキングの利用者は全体の

ドイツテレコム―パブリッククラウドに本格参入―

電気通信大手のドイツテレコム(ボン)は23日、不特定多数の利用者を対象とするパブリッククラウド事業に本格参入すると発表した。中国の通信機器大手、華為技術との提携。来年3月に開催される国際情報通信技術見本市「セビット」に合

独情報通信技術市場、今年は1.9%拡大見通し

独情報通信技術業界連盟(Bitkom)は22日、国内情報通信技術市場(娯楽家電を含む)が今年は前年比1.9%増の1,560億ユーロとなり、2年連続で拡大するとの見通しを発表した。通信端末とソフトエアが好調で全体が押し上げ

ゼンカップ―英同業と合併へ―

独投資会社ロケット・インターネットは20日、オンライン融資プラットホーム子会社のゼンカップ(Zencap)が英同業ファンディング・サークル(Funding Circle)と合併すると発表した。株式交換方式で両社を統合。2

シーメンス―路車間通信でNXPと提携―

電機大手の独シーメンスと半導体大手の蘭NXPは6日に仏ボルドーで開催された高度道路交通システム(ITS)に関するカンファレンスで、両社が路車間通信の分野で提携したと発表した。シーメンスは渋滞や路上凍結情報などの通信に用い

プロジーベンザット1―旅行ポータルを買収―

独民放大手のプロジーベンザット(ウンターフェーリング)は12日、フライト旅行専門ポータルのエトラベリ(Etraveli)を北欧系投資会社セグラー(Segulah)から完全買収すると発表した。広告収入への依存度を引き下げる

SAP

企業向けソフト大手の独SAPが13日発表した2015年7-9月期(第3四半期)暫定決算(IFRSベース)の売上高は49億8,000万ユーロとなり、前年同期比で17%増加した。クラウド事業が116%増の6億ユーロへと急拡大

グーグルが独人口知能研究機関に出資

有限会社として活動する独人工知能研究センター(DFKI)は6日、IT大手の米グーグルから出資を受けたと発表した。グーグルが欧州の研究型企業に出資するのは今回が初めてで、DFKIを高く評価していることがうかがわれる。 DF

広告ブロッカー利用者の閲覧拒否=大衆紙ビルト

出版大手シュプリンガーは13日、広告排除機能を持つソフトウエアの利用者が大衆紙『ビルト』のサイトにアクセスことを同日付でできなくしたと発表した。広告排除ソフト利用者のアクセスが多いとインターネット広告の依頼者が減り、広告

サイバー保険市場に夜明け

サイバー攻撃に伴うリスクを包括的にカバーする「サイバー保険」の需要は今後ドイツで大幅に高まる見通しだ。保険仲介事業者マーシュの独法人がこのほど発表した企業アンケート調査結果によると、「今後1年以内にサイバー保険を購入した

電子書籍リーダー販売台数、2年連続で大幅減に

電子書籍リーダーの需要はピークを過ぎたもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)によると、今年の国内販売台数は前年比25%減の57万台となり、2年連続で減少する見通し(グラフ参照)。スマートフォンやノートパソコンなど電

ハロー・フレッシュ―売上5倍以上に―

食料品のインターネット販売を手がける独ハロー・フレッシュ(ベルリン)が23日発表した2015年6月中間期の売上高は1億1,250万ユーロとなり、前年同期の2,220万ユーロから408%増加した。食料品にレシピを添えて配達

アルディ―音楽ストリーミング市場に参入―

ディスカウントスーパー大手のアルディは24日、ドイツ本国で音楽ストリーミングサービスを開始した。音楽配信サービスの米ナップスターと提携、低料金で市場を攻略する考えだ。 「アルディ・ライフ・ミュージック」というブランドでサ

貯蓄銀の現金預け払い機が一時利用不能に

独貯蓄銀行(シュパールカッセ)グループの現金自動預け払い機が25日、広範囲にわたって一時利用できなくなった。3つある電算センターのうち1つがダウンしたためで、業務にも大きな支障が出た。 支障が出たのはラインラント・ファル

自動運転車の購入、ドイツ人の約4割がOK

ドイツ人の37%が自動運転車を購入する可能性があることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)がフランクフルトモーターショーに合わせて16日発表した消費者アンケート調査結果で分かった。自動運転車の認可を望むとの回答も41%

難民登録用アプリをSAPが開発

ソフトウエア欧州最大手のSAPは16日、難民登録用スマートフォンアプリの開発に取り組んでいることを明らかにした。現在、ドイツ当局と協議を進めている。 ドイツなどを目指す難民はほぼ例外なくスマホを持って移動している。故郷の

メトロ

流通大手の独メトロは8日、中国のネット通販最大手アリババと戦略提携すると発表した。高品質・高付加価値な商品を求める中国の消費者向けにアリババが運営するオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」に出店。自社ブランド

パイオニア

パイオニアは7日、デジタル地図サービスの独ヒア(HERE)と共同で自動運転・高度運転支援向け高度化地図の活用について協議を進めることで合意したと発表した。ヒアは自動運転・高度運転支援向け地図、パイオニアは開発中の走行空間

「IT企業は競合」が過半数に=自動車業界アンケート

アップルやグーグル、マイクロソフトなどの大手IT企業を革新的な製品・サービス開発の競合とみる自動車メーカーとサプライヤーの割合が54%に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の調査で分かった。22%は「極めて強力

独出版大手のアクセルシュプリンガー、ロシアから撤退

独出版大手のアクセル・シュプリンガーがロシア市場からの完全撤退を決定したもようだ。国際メディア企業のロシア事業制限を目的とするメディア改正法が来年初めに発効することが理由という。同社は改正法が成立した時点でロシア事業の見

アクセル・シュプリンガー

メディア大手の独アクセル・シュプリンガーは1日、サムスン電子と戦略提携したと発表した。サムスン製の移動通信端末を利用する欧州顧客向けのニュース情報サービスを展開する。まずはドイツとポーランドで3日からサービスを開始。来春

「スマートホーム」の認知度が向上

家庭内の機器をネットで結び快適性や安全性、エネルギー効率の向上を実現する「スマートホーム」の認知度が高まっている。独情報通信業界連盟(Bitkom)傘下の調査会社Bitkomリサーチがドイツの14歳以上の消費者1,007

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