中東欧エネルギー業界の動き

ポーランド初のLNG基地、商業稼働開始は来年5~6月

ポーランドのピエホチンスキ経済相は5月26日、バルト海沿岸のシフィノウイシチェで建設が進む同国初の液化天然ガス(LNG)ターミナルの商業稼働開始時期が2015年5~6月になるとの見通しを明らかにした。 ピエホチンスキ経済 […]

ブルガルトランスガス、送油管3本建設へ

ブルガリア国営ガス輸送会社ブルガルトランスガスはこのほど、天然ガスパイプラインの建設プロジェクトで、欧州復興銀行(EBRD)が運営管理するコズロドイ国際廃止措置基金(KIDSF)から1,100万ユーロの交付を受けると明ら

ルクオイルが天然ガス事業強化へ、ガスプロムと協力

ロシア石油大手ルクオイルは、天然ガス事業を強化する方針だ。5月27日付け現地紙『コメルサント』が報じた。原油生産量が頭打ちになっていることを受け、天然ガス最大手ガスプロムと共同でロシア東部での開発事業に乗り出すなど、天然

ロスネフチ、経済フォーラムで国外企業と契約

ロシア石油最大手で国営のロスネフチは、22~24日のサンクト・ペテルブルグ国際経済フォーラム(SPIEF)で、国外企業と12件の契約を結んだ。毎年開かれているSPIEFは、ウクライナ情勢を受けて出席者が減ったものの、それ

仏トタルとルクオイル、シベリアでシェールオイル開発

仏石油大手トタルとロシア同業ルクオイルは23日、共同で西シベリアのシェールオイル開発を手がける契約に調印した。合弁会社を設立し、ハンティ・マシン自治管区にある「バジェノフ層」と呼ばれる世界最大級のシェールオイル層の開発を

ロシア、天然ガス供給で中国と合意

ガスプロムは21日、中国石油天然ガス集団(CNPC)と天然ガスの長期供給契約に調印した。ロシアは中国に対し、30年間にわたり天然ガス380億立方メートルを供給する。これはドイツへの輸出量に匹敵する。契約額は4,000億米

ハンガリー石油最大手MOL、カザフスタンで油田発見

ハンガリー石油最大手のMOLは26日、カザフスタン西部で新たな油田を発見したと発表した。地元のカズムナイガス(KMG)および米ファースト・インターナショナル・オイルと共同で探査を進めていたもので、良質の軽質油と天然ガスの

ロシア、天然ガス供給で中国と合意

ガスプロムは21日、中国石油天然ガス集団(CNPC)と天然ガスの長期供給契約に調印した。ロシアは中国に対して、30年間にわたり天然ガス380億立方メートルを供給する。これはドイツへの輸出量に匹敵する。契約額は4,000億

PGNiGとロトス、ノルウェーでの資源開発で提携

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)とポーランド2位の石油会社であるグルーパ・ロトスは、ノルウェーでの資源開発事業で提携する。両社は12日、子会社であるPGNiGアップストリーム・インターナショナルとロトス・エクス

チェコ国営電力CEZ、1-3月期は44%減益

チェコ国営電力のCEZが13日発表した2014年1-3月期の純益は99億1,000万コルナ(3億6,130万ユーロ)となり、前年同期比で44%後退した。暖冬による販売減、価格低下に加え、前年同期の実績が特別収入で高水準だ

ロシア、輸出決済をルーブル建てに移行か

ロシア政府が国営企業の輸出決済通貨をルーブルに切り替えることを検討している。ウクライナ情勢をめぐる対ロシア制裁を受けたもので、欧米諸国のロシア経済への影響力を縮小する狙いだ。これに対しては、ロシア企業の競争力を大きくそぐ

チェコ電力大手CEZ、1~3月は44%減益

チェコ電力最大手のCEZが13日発表した2014年1~3月期(第1四半期)の純利益は99億1,000万コルナ(3億6,130万ユーロ)となり、前年同期比で44%減少した。暖冬による販売減、価格低下に加え、前年同期の実績が

ロシア、ウクライナへのガス供給に前払い制適用

ロシアのノヴァク・エネルギー相は8日、来月からウクライナへの天然ガス供給に前払い制を適用する方針を明らかにした。4月分の代金(35億米ドル)が滞納となっているためで、契約条項に基づき請求方法を変更するとしている。ウクライ

ハンガリーMOL、伊エニから東欧3カ国のガソリンスタンド買収

ハンガリー石油大手のMOLは7日、伊同業エニからチェコ、スロバキア、ルーマニアのガソリンスタンド事業を買収することで合意したと発表した。主力製油所が供給可能な範囲内で小売りシェアを拡大する戦略に沿うものだ。取引価格など詳

ルーマニア、放射性廃棄物貯蔵施設建設へ

ルーマニア政府は、チェルナヴォダに放射性廃棄物貯蔵施設を建設する。原子力・放射性廃棄物庁(ANDR)のタタル長官が5日、記者会見で明らかにした。2020年までの完成を目指す。 貯蔵施設はチェルナヴォダ原子力発電所近くのサ

MOL、伊エニの東欧ガソリンスタンド事業買収

ハンガリー石油大手のMOLは7日、伊同業エニからチェコ、スロバキア、ルーマニアのガソリンスタンド事業を買収することで合意したと発表した。主力製油所が供給可能な範囲内で小売りシェアを拡大する戦略に沿うものだ。取引価格など詳

チェコのゼマン大統領、EU再可エネ目標案を拒否

チェコのゼマン大統領は4月29日、欧州連合(EU)の欧州委員会の提案する再生可能エネルギー強化目標の受け入れは難しいとの立場を表明した。同時に、二酸化炭素(CO2)排出削減目標には賛成し、原子力発電でこれを実現する姿勢を

トルコ政府、褐炭発電プロジェクトで中国と交渉

トルコ政府が南東部の炭田地帯における発電プロジェクトで、中国からの投資招致を狙っている。褐炭を用いた大型火力発電所を建設するもので、投資規模は100億~120億米ドルと推定される。イルディズ・エネルギー相が4日、ロイター

ガスプロム、13年最終利益7%減少

ロシアの国営天然ガス大手ガスプロムが4月29日発表した2013年通期決算(国際会計基準:IFRS、監査済み)の最終利益は1兆1,393億ルーブルで、前年同期比7%減となった。ルーブル下落による為替差損が利益を圧迫した。売

スロバキア、ウクライナへのガス供給で合意

スロバキアは4月28日、同国のパイプラインを使ってウクライナに天然ガスを輸送することでウクライナと正式合意した。クリミア紛争を機にロシアがウクライナへのガス価格を引き上げたことに対応する措置。欧州からのガス供給を増やすこ

ポーランド石炭最大手、一部炭鉱の操業停止

ポーランドの石炭最大手コンパニア・ヴェングロヴァ(KW)は4月28日、保有する15カ所の炭鉱のうち9カ所の操業を今月5日まで停止すると発表した。石炭価格の下落による資金繰り悪化と、石炭需要の低迷で在庫が積み上がっているこ

ガスプロム、13年は7%減益

ロシアの国営天然ガス大手ガスプロムが4月29日発表した2013年通期決算の最終利益は1兆1,393億ルーブル(約3兆2,474億円)で、前年同期から7%減減少した。売上高は10.1%増の5兆2,500億ルーブルに伸びたが

ロスネフチ、1~3月期は大幅減益

ロシア最大の石油会社である国営ロスネフチが4月30日発表した2014年1~3月期(第1四半期)の純利益は860億ルーブル(約2,451億円)となり、前年同期から65%減少した。ルーブル安の進行で利益が大きく目減りした。売

ロシアとトルコ、「ブルーストリーム」の輸送能力増強で合意

ロシアとトルコは、天然ガスパイプライン「ブルーストリーム」パイプラインの輸送能力を引き上げることで合意した。トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源相が21日の記者会見で明らかにした。 ブルーストリームは、ロシア産天然ガス

電力大手タウロン、発電所近代化工事を正式発注

ポーランド電力大手のタウロン・ポルスカ・エネルギアは17日、南部のヤヴォジュノ発電所の近代化工事を、ラファコとモストスタル・ワルシャワからなる現地企業連合に正式発注した。契約規模は税込みで54億ズロチ(約12億9,000

トルコで太陽光発電プロジェクト、5月に入札公示

トルコのエネルギー市場規制局(EMRA)は、太陽光発電事業権入札を5月に開始する。当局に申請された太陽光発電プロジェクトから一部(発電能力合計600メガワット)を選抜したうえで投資家を募るもので、最も高い価格を提示した投

ロスネフチ、東シベリア投資を加速

ロスネフチが極東連邦管区における投資を強化する。セチン社長は25日、極東連邦管区における年間投資額が昨年の370億ルーブル(10億米ドル)から来年には790億ルーブル(22億ドル)へ、ほぼ倍増するとの見通しを示した。 メ

ウクライナ、スロバキアとガス・パイプライン輸送で合意

スロバキアは28日、同国のパイプラインを使ってウクライナに天然ガスを輸送することでウクライナと正式合意した。クリミア紛争を機にロシアがウクライナへのガス価格を引き上げたことに対応する措置。欧州からのガス供給を増やすことで

ポーランドのシェールガス開発、仏トタルが撤退

仏石油大手トタルは14日、ポーランド東部ヘウム近郊のシェールガス田の開発権を手放したことを明らかにした。埋蔵量が小規模で、採算が合わないと判断したため。これによって同国でのシェールガス開発から撤退する。 同開発権はトタル

RWEがウクライナへのガス供給開始、ロシアの値上げ受け

エネルギー大手の独RWEは15日、ウクライナ向けの天然ガス供給を同日付で開始すると発表した。ロシア国営ガスプロムがウクライナ向けガス販売価格を大幅に引き上げたことを受けた措置。RWEはウクライナ国営ナフトガスとの取り決め

RWEがウクライナへの天然ガス供給開始、ロシアの値上げ受け

エネルギー大手の独RWEは15日、ウクライナ向けの天然ガス供給を同日付で開始すると発表した。ロシア国営ガスプロムがウクライナ向けガス販売価格を大幅に引き上げたことを受けた措置。RWEはウクライナ国営ナフトガスとの取り決め

ポーランド政府、再生エネ法案を承認

ポーランド政府は8日、再生可能エネルギー法案を承認した。再生可能エネルギー電力に対する支援として従来のグリーン証書制度に代わってオークション制度を導入するのが柱。議会と大統領の承認を経て施行する。 国内消費電力の88%を

チェコ石油化学ウニペトロル、製油所の完全子会社化狙う

ポーランド石油大手PKNオルレンのチェコ子会社で石油化学大手のウニペトロルが、同社と伊エニの合弁でチェコ唯一の製油所であるチェスカ・ラフィネルスカの完全子会社化を狙っている。ロイター通信がチェコのムラデク産業相からの情報

独エーオン、13年のルーマニア売上10.5%減

独エネルギー大手エーオンのルーマニア子会社は8日、13年の売上高が前年比10.5%減の46億5,000万レウ(10億500万ユーロ)に縮小したと発表した。販売量の減少が響いた。利益も前年水準を下回ったが、具体的な数値は明

ラトビア政府、独エーオンからガス会社の持分取得を検討

ラトビア政府は、独エネルギー大手エーオン・ルールガスからガス供給会社ラトビヤス・ガーズ(Latvijas gaze)の持分を取得することを検討している。ストラウユマ首相が8日、記者団に明らかにした。 同首相は、ラトビヤス

PGNiG、シェールガス探査で米シェブロンと提携契約調印

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)は1日、米石油メジャーのシェブロンとシェールガス探査事業で提携することで正式合意しだと発表した。同国南東部の4鉱区で探査を共同で進める。シェブロンのノウハウを活用することで作業の

チェコ政府、ブルズコフでのウラン開発再開を検討

チェコ政府は、中部イフラバ近郊のブルズコフでのウラン採掘の再開を検討している。現在国内で唯一採掘が行われているロジナーのウラン鉱山が近く枯渇すると見られているためだ。 ブルズコフ鉱山は1980年代後半に試掘が行われ、埋蔵

クロアチア政府、アドリア海での資源開発入札開始

クロアチア経済省は2日、アドリア海での石油天然ガス探鉱開発ラインセンスの入札を開始したと発表した。 入札にかけられるのは29鉱区で、鉱区面積は1,000~1,600キロ平方メートル。11月3日に応札を締め切り、来年の3月

アルストム、トルコで風力タービン受注

仏重電大手アルストムは1日、トルコ石油化学会社ペトキムから集合型風力発電所(ウィンドファーム)向け風力タービンを受注したと発表した。受注金額は約5,500万ユーロ。 ペトキムがトルコ西部イズミールの近郊アリアガに建設する

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