ドイツロジスティックス業界の動き

Deutsche Post AG―営業利益で年8%成長目指す―

郵便・物流大手Deutsche Post(ボン)は2日、2015~20年の中期経営戦略「Strategie 2020」を発表した。同戦略は「各既存事業の強みをさらに伸ばして収益性を高める(フォーカス)」「組織内のつながり […]

Hamburg Sued―Hapag-Lloydなどとの合併に関心―

独海運最大手のHapag-Lloydとチリ同業SCAVが進める合併計画への参加に、独海運2位のHamburg Sued(ハンブルク)が関心を示している。事業規模を大きくしないとグローバル競争に長期的に対応できなくなる恐れ

ハンブルク港、対露制裁に危機感

ハンブルク港を運営するHHLAのクラウスディーター・ペータース社長は3月27日の決算報告会で、ウクライナをめぐるロシアと欧米の対立が深刻化すればハンブルク港は深刻な打撃を受けかねないとの見方を示した。同港にとってロシアは

Deutsche Post AG―ネット通販や選挙特需で増益に―

郵便・物流大手のDeutsche Post(ボン)が12日発表した2013年通期決算の営業利益(EBIT)は28億6,100万ユーロで、前期から7.4%増加した。郵便部門が好調だったことが大きく、最終利益は27.5%増の

DHLが宅配ボックス全国販売へ、ネット通販市場拡大に対応

ドイツポストの小包配達子会社DHLが、宅配小包を収納できる個人住宅向けの宅配ボックス「Paketkasten」を5月から全国で販売する。ネット通販市場拡大で宅配便需要が増加し続けていることに対応。不在時でも快適に荷物が受

航空貨物取扱量、13年はやや増加

ドイツ連邦統計局が19日発表した同国の2013年の航空貨物取扱量は430万トンとなり、前年比で0.4%増加した。増加は2年ぶり。12年は景気減速で2.2%落ち込んでいた。 13年の貨物積込量は230万トンで、前年を0.1

13年貨物輸送1.6%増に、海運は4年ぶりに減少

ドイツ連邦統計局が7日発表した2013年の国内貨物輸送量は43億1,760万トン(暫定値)で、前年を0.8%上回った。増加は2年ぶり。全体の8割弱を占める道路輸送が0.9%増加したことが大きい。規模は小さいものの河川輸送

ルノー、「ルノー・ストア」の開設を加速

販売店網の改革を進めるルノーは、過去1年間で国内に150カ所の「ルノー・ストア」を開設した。14年末までにすべての販売店を新たな店舗基準に対応させる方針だ。 ルノー・ストアではネットでは提供することのできない実店舗ならで

Hapag-Lloyd AG―コンテナ事業統合でチリ同業と基本合意―

海運大手の独Hapag-Lloyd(ハンブルク)は22日、チリ同業CSAVとコンテナ事業を統合することで基本合意したと発表した。今後資産査定(デューデリジェンス)を行い本契約の締結を目指す。取引が成立すると、世界4位に浮

航空業界、離着陸制限緩和などを要求

独航空産業連盟(BDL)は15日、航空輸送業界に対する規制や制限の見直しを連邦政府に求める要望書を発表した。新政権の政権協定で、国内航空輸送コンセプトを策定することが盛り込まれたことを受けたもので、◇深夜離着陸制限の緩和

DHL International GmbH―ライプチヒ空港で能力拡大―

Deutsche Postの物流子会社DHL(ボン)は10日、航空貨物の積替拠点(ハブ空港)であるライプチヒ空港に今後5年間で1億5,000万ユーロを投資すると発表した。国際航空貨物の需要が企業を中心に拡大していることに

Hapag-Lloyd AG―チリ同業と提携交渉―

独海運最大手のHapag-Lloyd(ハンブルク)は5日、チリ同業CSAVと提携交渉している事実を明らかにした。厳しさを増す国際市場で競争力を強化することが狙い。同社は独業界大手Hamburg Suedとの合併協議が3月

DHLが無人ヘリ宅配テスト実施

ドイツポストの小包配達子会社DHLは9日、小型無人ヘリコプターで荷物を輸送するテストを実施した。競合の米UPSとネット通販大手の米アマゾンも無人ヘリを用いた宅配サービスの準備を進めており、宅配の新たな分野が開拓されそうだ

TNT

物流大手の蘭TNT Expressは11月29日、ドイツの従業員の10%に当たる約400人を削減すると発表した。同社は財政・経済危機の直撃を受ける南欧市場で業績が低迷しており、競争力を高めるためにドイツでも人員整理に踏み

サプライチェーン・リスク管理へ関心高まる

市場・生産拠点のグローバル化が進むなか、サプライチェーンのリスク管理に対する関心が高まっている。独物品管理・調達・物流業全国連合会(BME)などが実施した物流リスクに関する企業アンケート調査によると、「事業ネットワークの

「運送業者都合の納期遅れは免責」約款は無効=最高裁

家具通販で組立設置サービスをセットにして注文された商品の運送約款をめぐる係争で、連邦司法裁判所(最高裁、BGH)は6日、「運送業者の都合による納期遅延に対し一切の賠償責任を負わない」とする約款は無効との判決を下した(訴訟

郵便料金1月から一部値上げ

ドイツポストは15日、郵便・小包料金を来年1月1日付で一部値上げする計画を連邦ネットワーク庁に申請した。コストの上昇を生産性の引き上げで吸収しきれないため、顧客に転嫁すると説明している。値上げ幅は同庁の許容基準内に収まっ

独物流業界、売上記録今年も更新

物流業界団体BVLは23日、独業界の2013年売上高が前年の2,280億ユーロから約2,300億ユーロに増加し、昨年に引き続き過去最高を更新するとの見通しを発表した。景気が好調なほか、キール世界経済研究所(IfW)が作成

ドイツポストの補助金問題、欧州裁が再調査の正当性検証へ

欧州司法裁判所は24日、郵便・物流サービスで欧州最大手のドイツポストに対する独政府の補助金をめぐる問題に関連して、補助金の返還命令を無効とする判決が出た後に、欧州委員会が範囲を拡大して再調査を行ったことに対するドイツポス

海運貨物取扱量、上期は2.6%減に

連邦統計局が16日発表した2013年上半期の海運貨物取扱量は1億4,790万トンで、前年同期を2.6%下回った。輸出貨物は0.3%増の5,890万トンに拡大したものの、輸入貨物が3.9%減の8,560万トンに後退。また、

「マウトを全国道と7.5トン車に拡大を」、州交通相が決議

独16州の交通相は2日の会議で、交通インフラ財源の確保政策案を決議した。老朽化した道路などの修復に年72億ユーロを追加支出するという内容で、財源を確保するためにトラック走行料金(マウト)の適用対象を大幅に拡大することを盛

テュフズード、ドイツポストのフリート車両の査定で提携

ドイツの大手技術監査機関であるテュフズードの車両管理サービス部門(テュフズード・アウト・プルス)は1日、社用車(フリート車両)の査定業務でドイツポストと提携すると発表した。車両の損傷など価値を落とすようなマイナス要因を公

米アマゾン、ドイツ拠点を中欧2カ国に移転か

ネット通販世界最大手アマゾンがドイツの物流センター8カ所のうち、5カ所をポーランドとチェコに移転することを検討している。ドイツ労組がストライキを含む賃上げ闘争を展開していることを受けたもので、拠点を迅速に国外へ移したい意

VTG AG―鉄道貨物事業をK+Nと合弁化―

物流大手の独VTG(ハンブルク)は9月27日、鉄道貨物事業をスイスの同業Kuehne+Nagel(K+N)と合弁化する計画を発表した。輸送効率を高めてサービスの質を向上。収益力の引き上げにつなげる意向だ。 \ カルテル当

鉄道インフラ整備基金の設立をDBが提唱

国有会社ドイツ鉄道(DB)のリューディガー・グルーベ社長は11日、フランクフルト国際経済記者クラブ(ICFW)で講演し、全国の鉄道インフラ補修・更新費用を賄う“鉄道基金”の創設を提唱した。DBの配当の半額と鉄道網管理子会

DBの信号・分岐制御システム老朽化

マインツ中央駅で信号扱所のスタッフ不足からダイヤが大きく乱れたことをきっかけにドイツ鉄道(DB)の信号・分岐システムの「古さ」がクローズアップされている。全国3,392カ所の信号扱い所のうち電子制御式は12%に過ぎず、ボ

鉄道貨物輸送量、上期は1.1%減に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した2013年上半期の国内鉄道貨物輸送量は1億8,110万トンで、前年同期を1.1%下回った。景気の低迷が反映された格好。全体の3分の2を占める国内輸送が2.4%減少したほか、国外向け輸送

BMW―交換部品の物流システム問題が長期化―

自動車大手のBMW(ミュンヘン)で販売代理店や修理事業者向けの交換部品の供給が滞っている。交換部品の物流システムを刷新したことが原因で、トラブルの発生からすでに2カ月以上が過ぎた。同社は9月初旬までに正常化すると強調して

ハンブルク港の貨物取扱高、上期3.5%増に

ハンブルク港運営会社が16日発表した2013年1-6月期の貨物取扱量は6,810万トンとなり、前年同期比で3.5%増加した。景気低迷を背景に欧州の海運貨物需要は低迷しているものの、同港はバルト海輸送の中継拠点として重要性

マインツ中央駅の人材不足で運休多発、背景にコスト削減

マインツ中央駅の鉄道信号システムトラブルを受けた列車運休・迂回などの混乱が続いている。原因は装置などの物理的故障ではなく、信号・分岐器を操作するスタッフの休暇と病欠が重なったことによる人員不足。ドイツ鉄道(DB)は批判を

GLS、クロアチア現地法人の営業を開始

欧州エクスプレス便大手GLS-Gruppe(アムステルダム)は1日、クロアチア現地法人の営業を開始した。同社は今年5月末に現地法人を設立した後、ザグレブ、スプリット、リエカ、オシエクの4カ所に拠点を構築。クロアチアのEU

Deutsche Bahn AG―13年営業益見通し引き下げ―

独国有鉄道Deutsche Bahn(ベルリン)は25日の決算発表で、2013年通期の業績見通しを下方修正した。上半期の業績不振などを受けたもので、営業利益(EBIT)が22億ユーロにとどまるとの見通しを示した。これまで

生鮮食料品の国際輸送、欧州で増加

生鮮食品の国際輸送需要が欧州で拡大している。深刻な経済危機に見舞われるスペインやイタリアで食費の無駄を省くために必要な分だけ買って使いきる世帯が増加、農家や食品メーカーが国内需要の落ち込みを輸出の強化で相殺しようとしてい

中国~ハンブルクを最短16日で、貨物鉄道が開通

中国・河南省の鄭州市とハンブルクを結ぶ鉄道貨物路線が18日、運行を開始した。カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランドを経由する全長1万214キロメートルのルートで、輸送日数は最短16日と、船舶輸送のほぼ半分に短縮され

洋上風力発電推進、港湾整備もカギの1つ

洋上風力発電パークの建設で港湾の果たす役割に注目が集まっている。建設資材を作業船に積み込むインフラが不足していれば、それだけ建設作業のスピードが落ちるためで、港湾運営者は需要拡大に期待を寄せる。ただ、港湾インフラ整備に要

Deutsche Post AG―小包取扱店を2万カ所拡大―

郵便大手のDeutsche Post(ボン)は26日、ドイツ国内の小包取扱店数を2014年末までに2万カ所、増やすと発表した。ネット通販市場の拡大を受けて小包需要が急増していることに対応。取扱店の数を支店なども含めて計5

Deutsche Bahn AG―UAEで貨物鉄道運営へ―

Deutsche Bahn(DB、ベルリン)はアラブ首長国連邦(UAE)で今秋から貨物鉄道事業を開始する予定だ。物流子会社DB Schenker Railのアレクサンダー・ヘッデリヒ社長が明らかにしたもので、現地の国営鉄

海運業界が倒産危機に直面

監査法人大手プライス・ウォーターハウス・クーパーズ(PwC)がドイツの海運企業100社を対象に実施したアンケート調査で、約90社が「年内に多くの海運企業が倒産する」と回答した。業界の過剰な輸送能力を背景に運賃が低下してい

Amazonが独自配送網を独で立ち上げか

ネット通販世界最大手Amazonの独法人が独自の配送サービスを開始するとの観測が浮上している。17日付『ヴェルト』紙が報じたもので、欧州エクスプレス便大手GLSのリコ・バック社長は「Amazonが取り扱う小包の量を考える

DB

独鉄道大手Deutsche Bahn(DB)の貨物輸送部門が不調だ。鉄鋼・自動車業界の景気減速を受け、第1四半期の売り上げは前年同期比で10%減少。同社は2013年通期の売上目標を当初の29億ユーロから26億ユーロへと下

港湾業界、洋上風力発電向け輸送需要に期待

ドイツの港湾業界が、洋上風力発電(オフショアウィンドパーク)の市場拡大に伴う設備の運搬・積み込み需要に大きな期待をかけている。欧州債務危機を受けて物流需要が後退しているうえ、ロッテルダムやアントワープなどの競合港との激し

ドイツポスト、長距離バス市場に参入

郵便・物流大手のドイツポストは10日、全ドイツ自動車クラブ(ADAC)と共同で長距離路線バス市場に参入すると発表した。旅客輸送法(PBefG)改正で長距離路線バス市場の規制が2013年から大幅に緩和されることを受けたもの

ハンブルク港運営会社、チェコ鉄道貨物ターミナルが開業

独ハンブルク港運営会社(HHLA)の運送子会社メトランスは今月初め、チェコ東部のチェスカー・トジェーボヴァーで、コンテナ積み替えを主眼とした鉄道貨物ターミナルを正式にオープンした。海運と組み合わせた中東欧向け内陸輸送ネッ

Acciona

スペインの建設大手Accionaが独フランクフルト国際空港のグランドハンドリング業務ライセンスを地元ヘッセン州当局から取得した。グランドハンドリング市場の自由化を定めた欧州連合(EU)ルールに基づくもので、2020年まで

VTG AG―鉄道輸送でKuehne+Nagelと合弁―

鉄道貨車リース大手の独VTG(ハンブルク)とスイスの物流大手Kuehne+Nagelは4月25日、鉄道輸送事業の一部を合弁化することで基本合意したと発表した。欧州鉄道貨物市場で競争力を強化する狙い。VTGは合弁会社の過半

海運貨物取扱量、2012年は1.1%増に

ドイツ連邦統計局が4月25日発表した2012年の海運貨物取扱量は2億9,940万トンとなり、前年を1.1%上回った。輸入貨物が0.7%減の1億7,590万トンとやや落ち込んだものの、輸出が3.4%増の1億1,630万トン

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