ドイツ機械工業界の動き

シーメンスのドレッサー・ランド買収、調査を中断

欧州委員会は25日、独電機大手シーメンスが米タービン、コンプレッサー大手ドレッサー・ランドを買収する計画に関する競争法上の調査を中断していることを明らかにした。シーメンスが「重要な情報」を提供するのを待つためと説明してい […]

ケーニッヒ&バウアー―予想前倒しで黒字転換―

印刷機械世界2位の独ケーニッヒ&バウアー(KBA、ヴュルツブルク)が20日発表した2014年12月期決算の最終損益は30万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億5,370万ユーロ)から大幅に改善した。コスト削減が奏功。経営

独上下水設備業界、輸出成長率0.5%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は19日、同国の上下水設備業界(部品を含む)の輸出高が昨年は約9億5,000万ユーロとなり、前年比の伸び率が0.5%にとどまったと発表した。これまで最大だったロシア向けが大きく落ち込んだこと

DMG Mori Seiki―15年は減益見通し―

工作機械大手のDMG森精機(以下、森精機)と資本・業務提携する独DMG Mori Seiki(旧ギルデマイスター、ビーレフェルト)は13日の決算発表で、2015年12月期の営業利益(EBIT)が1億6,500万ユーロ程度

ハイデルベルガー―サービス事業強化に向け買収―

印刷機械大手の独ハイデルベルガー・ドルックマシーネン(ハイデルベルク)は3日、提携先の消耗品・サービス販売事業者プリンティング・システムズ・グループ(PSG)を米投資会社CoBeキャピタルから買収すると発表した。印刷機械

機械業界受注2カ月連続増加、1月は+3%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の2015年1月の新規受注高は前年同月比3%増となり、2カ月連続で拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)からの大型受注が多く国外受注が4%増加。全体が強く押し上げられた。国内

14年独機械輸出1.7%増加、EU・米向けが好調

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が20日発表した2014年の独機械輸出高は前年比1.7%増の約1,520億ユーロに拡大した。全体の43.1%を占める欧州連合(EU)向けが7.3%増加。米国向けも7.2%増の151億ユーロと

クーカ(機械)―過去最高の営業益に―

機械大手の独クーカ(アウグスブルク)が11日発表した2014年12月期暫定決算の営業利益(EBIT)は前期比17.9%増の1億4,200万ユーロとなり、過去最高を更新した。自動車、航空産業を中心にロボット、オートメーショ

独工作機械業界、生産高が4年ぶりに減少

独工作機械工業会(VDW)が11日発表した同国の業界生産高(部品・付属品と設置・修理・保守を含む)は前年比1%減の143億7,000万ユーロ(暫定値)となり、4年ぶりに低下した。成形機が12%減の28億1,000万ユーロ

独建機業界、14年売上8%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は17日、独業界の2014年の売上高が前年比8%増の84億ユーロに拡大したと発表した。足元の欧州で15%増加。米国売上は為替効果もあり19%の伸びを記録した。新規受注高は土木機械の需要増が追

独ワゴ社のポーランド子会社、国内に新工場

コネクタやオートメーション機器を製造するドイツのワゴ社はこのほど、現地子会社のワゴ・エルヴァグがポーランド南西部のヴルブロヴィツェに新工場を建設すると発表した。現地経済紙『テレニ・インヴェスチツィネ・インフォ』(電子版)

ティッセンクルップ、10~12月期は黒字

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが13日発表した2014年10~12月期(第1四半期)決算の最終損益は5,000万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(6,500万ユーロ)から改善した。コスト削減のほか、エレベーター部

独フランツ・モラート、ポーランドに新工場

ドイツの産業用部品メーカー、フランツ・モラート・グループがポーランドに同社初の国外生産拠点を設ける。南西部でチェコとの国境に近いノヴァ・ルーダ工場は施設面積が2,500平方メートルで、今年夏の操業開始を目指す。当面は同社

フォイト―人員削減へ、産業サービス部門は放出―

独機械大手フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)のフベルト・リーンハルト社長は2日、経営不振の製紙機械部門を中心に人員削減を行うことを明らかにした。従業員の半数が所属する産業サービス部門も売却する考えで、同社の

独機械業界受注、12月は大きく増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2014年12月の新規受注高は前年同月比13%増となり、2カ月ぶりに拡大へと転じた。大型設備の受注がユーロ圏で多かったほか、比較対象の13年12月は受注水準が比較的低か

独印刷機械メーカーのエーデルマン、ハンガリーに新工場

独印刷機械メーカーのエーデルマンはこのほど、ハンガリー西部ザラエゲルセグで新工場の起工式を行ったと発表した。投資額は45億フォリントで、その内5億フォリントは欧州連合(EU)からの助成金でまかなう。2016年に稼働を開始

DMG森精機―提携先の独大手買収へ―

工作機械大手のDMG森精機(以下、森精機)は21日(ドイツ時間)、資本・業務提携先の独DMG Mori Seiki(旧ギルデマイスター)に対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。DMG Mori Seikiの議決

独農業機械業界、4年ぶり売上減に

独農業機械業界の2014年の売上高は76億ユーロ(推定)となり、前年の84億ユーロから約10%減少した。減少は4年ぶり。ドイツ機械工業連盟(VDMA)農業機械部会のベルント・シェーラー部長などが『フランクフルター・アルゲ

独駆動技術・フルードパワー業界が好調

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は20日、独駆動装置業界の売上高が昨年は約154億ユーロに達し、前年の151億ユーロから2%増加したと発表した。技術革新力と顧客ニーズにきめ細かく対応する柔軟性をあわせ持つのが独メーカーの強

フォスロー―筆頭株主がTOBへ―

鉄道設備大手フォスロー(ヴェルドール)の筆頭株主ハインツヘルマン・ティーレ氏(監査役会長)は20日、同社に対する株式公開買い付け(TOB)方針を明らかにした。フォスローへの影響力を高めることで、同社が昨年12月に打ち出し

スイスフラン高、独メーカーに不利益な面も

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は16日、スイスフランの急騰は独製造業の追い風になるものの、マイナスの影響も避けられないとの見方を発表した。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が15日にフラン高防止政策の中止を打ち出した結果

独マンツ、リチウムイオン電池の製造設備で大型受注

独機械大手のマンツは1月7日、電池事業で計約4,000万ユーロの受注を獲得したと発表した。複数の企業からリチウムイオン電池の製造設備を受注した。これらの契約の大部分は2015年1‐6月期決算に計上するという。 受注したの

マンツ―電池製造装置で受注4,000万ユーロ―

ハイテク機械メーカーの独マンツ(ロイトリンゲン)は7日、電池製造装置を複数の企業から計約4,000万ユーロ受注したと発表した。同社は主力製品である太陽電池製造装置の需要減を受けて電池分野の強化を進めてきた経緯があり、この

独機械業界受注、11月は10%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が13日発表した独業界の2014年11月の新規受注高は前年同月比10%減と大きく落ち込んだ。受注減は6カ月ぶり。国内は9%減、国外は11%減で、ユーロ圏(ドイツを除く)を除いてすべて振るわな

独機械業界、14年は生産・売上が過去最高に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は12月18日、独業界の2014年の生産高が前年比1.0%増の1,990億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(1,960億ユーロ)を更新するとの見通しを明らかにした。1~10月の生産高は

独機械業界、14年は生産・売上が過去最高に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は12月18日、独業界の2014年の生産高が前年比1.0%増の1,990億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(1,960億ユーロ)を更新するとの見通しを明らかにした。1~10月の生産高は

フォイト―コスト削減強化へ―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は10日の決算発表で、昨年打ち出したコスト削減プログラム「フォイト150+」の強化方針を明らかにした。管理分野と業績不振の製紙機械部門で人員削減を実施。2017

フォイト―ロボット大手クーカに25%超を出資―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は3日、工業用ロボット大手クーカの議決権付き株式25.1%を取得したと発表した。長期の戦略投資で、出資比率の拡大は計画していないとしている。 クーカ株を大株主で

シーメンス、PKNオルレンから発電プラント受注

独総合電機大手シーメンスは5日、ポーランド石油最大手PKNオルレンからガスタービンコンバインドサイクル発電プラントをターンキー契約で受注したと発表した。受注したのは最新鋭のHクラスガスタービン「SGT5-8000H」など

独鉱山機械業界、今年は33%の売上減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は11月27日、独鉱山機械業界の売上高が今年は前年比33%減の35億ユーロに大きく落ち込むとの見通しを明らかにした。鉱石価格の下落を受けて顧客の鉱山会社が投資を抑制していることが直撃。独鉱山

独機械業界受注2カ月連続で増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2014年10月の新規受注高は前年同月比7%増となり、2カ月連続で1年前の水準を上回った。国外受注が9%増加。国内も1%伸びた。 特殊要因による統計上のブレが小さい3カ

クーカ―同業スイスログへのTOB成功―

機械大手の独クーカ(アウグスブルク)は21日、同業スイスログを対象に実施した株式公開買い付け(TOB)で同株80.47%を確保したと発表した。全株式の3分の2以上の確保をTOBの成立条件としており、TOBに成功した格好。

独工作機械業界、14年売上予測引き下げ

独工作機械工業会(VDW)は24日、独業界の2014年売上予測を下方修正した。1-9月期の売上高が前年同期を6%下回ったうえ、受注も弱含んでいるためで、13年実績(146億ユーロ)を3%上回るとした従来予測を、「13年と

ハイデルベルガー―枚葉オフセット部門で人員削減―

独印刷機械大手ハイデルベルガー・ドゥルックマシーネンのゲロルト・リンツバッハ社長は12日、主力の枚葉オフセット印刷機部門で人員削減を実施すると発表した。需要の減少を受けた措置で、現在400~500人の整理に向けて従業員代

「インダストリー4.0」に黄信号、IoTの米標準化団体が急成長

モノのインターネット(IoT)の実現に向けて米企業が中心となって設立した標準化団体「産業インターネット・コンソーシアム(IIC)への危機感がドイツの製造業界から出ている。IICに加盟する企業が急速に増えているためで、独製

ボッシュ・レックスロス―人員削減へ―

独ボッシュの産業機械子会社ボッシュ・レックスロスが人員削減に踏み切ることが5日、明らかになった。欧州連合(EU)の対ロシア制裁などを背景に業績が低迷しているためで、従業員およそ1万9,000人のうち580人を2016年ま

Stadler;鉄道車両スタッドラー、ハンガリー追加投資を検討

スイス鉄道車両メーカーのスタッドラーはこのほど、ハンガリー東部のソルノク工場の拡張を検討していることを明らかにした。最終決定に当たっては、エジプトなどから大型プロジェクトを受注できるかどうかがカギとなる。 現地経済紙『ヴ

独機械業界受注、9月は13%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2014年9月の新規受注高は前年同月比13%増と大きな伸びを記録した。1年前の水準を上回るのは3カ月ぶり。7月と8月は横ばいにとどまっていた。大型受注が多かったほか、夏

工業用ロールの独イノメタ、トルコ事業を強化

工業用ロールメーカーの独イノメタは10月30日、トルコのゴムロールメーカー、アティリムと業務提携し、同国事業を強化すると発表した。アティリムの持つネットワークを活用して販路を拡大し、同社の国際展開を強化する。フレキソやグ

MTU エアロ・エンジンズ―業績予測引き上げ―

航空機エンジン大手の独MTU エアロ・エンジンズ(ミュンヘン)は23日の決算発表で、2014年12月通期の売上高を従来予測の36億5,000万ユーロから37億5,000万ユーロに引き上げた。同社は民間機向け保守点検サービ

「中印企業からアフリカ市場の奪取を」=機械業界団体会長

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のラインホルト・フェストゲ会長は21日開催の催し(第7回機械製造業サミット)で、アフリカ投資の重要性を強調した。「地政学リスクを受けてロシアなど他の市場での販売が大きく落ち込んでいる現在、ア

トルンプ―ソフト企業など買収―

工作機械大手の独トルンプ(ディッチンゲン)は16日の決算発表で、インドとトルコの企業をそれぞれ買収したと発表した。買収を通した事業強化戦略の一環。同社は昨年も中国の同業・江蘇金方円数控机床(JFY)を傘下に収め、同国売上

独シューラー、電池事業ユニットを新設

独プレス機械大手のシューラーは7日、新しいビジネスユニットとして「電池(バッテリー)」事業部を開設すると発表した。システム部門の中の一つの事業部となる。グループ内にある電池技術に関するノウハウを新事業部に集約し、今後の需

独キーフェル、チェコ同業SWAを買収

独プラスチック機械大手ブリュックナーの子会社キーフェルは9日、チェコ同業SWAを買収すると発表した。製品ラインナップの拡大と市場地位の強化が狙い。取引額などの詳細は明らかにしていない。 SWAは1992年の設立で、チェコ

GEAグループ―同業2社を買収―

食品産業向け機械大手の独GEAグループ(デュッセルドルフ)は8日、同業の蘭デクロクスラグ(De Klokslag)を買収すると発表した。また、デンマーク企業スキャン・ビブロ(Scan Vibro)を買収したことも明らかに

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