ドイツ環境・リサイクリング産業の動き

10月インフレ率、3.9%に上昇

ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した10月の消費者物価指数上昇率(インフレ率)は前年同月比3.9%となり、9月の3.6%から上昇した。光熱費と自動車用燃料の上昇が物価を押し上げた。 \ 品目別では、天然ガスと熱 […]

サハラ砂漠からの再生電力輸送が加速、来年にも発電所建設へ

北アフリカ、中東に太陽熱などの発電施設を建設し電力を欧州に供給する「デザーテック」プロジェクトが実現に向けて動き出す。同プロジェクトを統括するミュンヘン再保険のエルンスト・ラオホ氏は10月29日付『南ドイツ新聞』に対し、

ソーラー電力買い取り価格、12年は15%減額

送電網の監督当局である連邦ネットワーク庁(BNetzA)は10月27日、再生可能エネルギー法(EEG)に基づくソーラー電力向け助成額(固定買い取り価格)の新体系を発表した。2012年1月から稼働するソーラー発電設備の買い

「中国製太陽電池に反ダンピング関税を」、米政府に要請

太陽電池大手の独ソーラーワールドは19日、中国製太陽電池に反ダンピング関税を課すことを求める請願書を米同業数社と共同で、米商務省と米国際貿易委員会(ITC)に提出したと発表した。中国メーカーが自国政府の不当な支援策を受け

再可エネ助成負担額、来年はほぼ横ばい

50Hertz、Amprionなどの高圧送電網管理・運営大手4社は14日、再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担額が2012年は141億ユーロになるとの試算結果を発表した。この額には前年(11年)の不

Solarworld AG―カタールに年産8,000トンのシリコン工場―

太陽電池大手の独Solarworld(ボン)は6日、中東のカタールに現地企業と共同で年産能力8,000トンの高純度多結晶シリコン工場を建設すると発表した。ソーラーウエハーの主要原料である多結晶シリコンの外部調達を減らしコ

Q-Cells SE―社債償還期限の延長要請へ―

太陽電池大手のQ-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)は10日、社債保有者に償還期限の延期を求める文書を送付した。資金繰りが悪く、2012年2月28日に期限を迎える社債の償還ができないため。今月25日に社債権者集会

SMA Solar Technology AG―業績に陰り―

ソーラーインバーター世界最大手の独SMA Solar(ニーステタール)の業績に陰りが出てきた。多くの国が太陽電池補助金を削減しているところにユーロ危機が追い打ちをかけ、市場に先行き懸念が広がっているためだ。市場競争の激化

包装材回収大手が大口顧客Lidlとの契約解除

包装材回収システム(デュアルシステム)運営で独市場2位のInterseroh(ケルン)が、ディスカウントストア大手Lidlが展開するプライベートブランド商品の包装材回収業務契約を9月末で解除した。システムただ乗り事業者へ

Repower Systems SE―中国事業から撤退―

印Suzlon傘下の独風力タービン大手Repower(ハンブルク)は21日の株主総会で、中国事業からの撤退方針を明らかにした。価格競争が激しく、品質やサービスを重視する同社には採算が合わないと判断したためで、現地工場は来

Bosch

自動車部品大手の独Boschがソーラーインバーター市場に参入する。すでに開発子会社を立ち上げており、準備ができ次第、量産を開始。世界最大手の独SMA Solarを追撃する。ボッシュの広報担当者などへの取材をもとに27日付

Conergy AG―生産能力縮小で約200人削減―

経営難の太陽電池メーカーConegy(ハンブルク)は8日、ドイツ東部のフランクフルト・アン・デア・オーダー(ブランデンブルク州)にある工場でソーラーウエハーとセルの生産を中止すると発表した。世界的な供給過剰で価格が下落し

中国風力発電機メーカー、欧州進出視野に

中国の風力発電設備メーカーが欧州市場への進出を狙っている。国内市場の飽和問題を背景に当局が風力発電パークの新設・拡張を抑制し、成長鈍化が確実となっているためだ。中国メーカーの技術力は欧州メーカーに比べ低いものの、欧州企業

Q-Cells SE―倒産時の品質保証、保険での対応検討―

経営難の太陽電池大手Q-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)が倒産した際の品質保証を保険でカバーすることを検討している。同社の将来を危ぶむ顧客企業がQ-Cells製品の購入を控えるようになっているためだ。ネディム・

―印市場でシェア40%目指す―

ソーラーインバーター世界最大手の独SMA Solar(カッセル)は25日、インド市場シェアを2014年までに40%へと高め、同市場最大手になるとの目標を明らかにした。同国では今後、太陽電池の需要が急速に拡大すると見込まれ

aleo solar AG―価格下落で通期予測引き下げ―

太陽電池モジュールメーカーの独aleo solar(プレンツラウ)が9日発表した2011年上半期(1-6月)決算の営業利益(EBITベース)は前年同期の2,930万ユーロから340万ユーロへと大幅に減少した。世界的な過剰

BayWa

農機商社の独BayWaは23日、風力発電パークの開発を手がける墺Ecowindの資本90%を460万ユーロで取得し買収すると発表した。将来性の高い風力発電事業を強化する狙い。Ecowindは中東欧を中心に事業を展開してい

独ソーラー業界、厳しい時代に

ドイツの太陽光発電業界が苦境に立たされている。17日までに中間決算を発表したソーラー関連大手11社のうち増収増益を達成したのはSAG Solarstromのみで、SMA Solar Technologyなど4社は減益、Q

ソーラー業界団体、就業者数水増しか

独太陽光発電業界の就業者数は業界団体の発表を大幅に下回る――。ベルリン技術経済大学(HTW)がこのほど実施した調査で、こんな実態が明らかになった。HTWによると、業界就業者数は8万人程度で、独ソーラー産業連盟(BSW)が

Siemens AG―風力発電設備の製造効率向上へ―

電機大手のSiemens(ミュンヘン)が風力発電設備の製造効率引き上げに取り組んでいる。作業工程の無駄を洗い出すとともに、これまで手仕事に頼ってきた作業を機械化。品質の高さを維持したまま製造時間の短縮とコスト圧縮を図る。

独風力発電市場回復、上期タービン新設が20%拡大

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は7月27日、今年上半期(1~6月)の風力発電タービンの国内新設発電能力が前年同期比約20%増の793メガワット(MW)に拡大したと発表した。昨年は金融危機の影響で大幅に落ち込んだが、2

火力発電にも助成金=政府計画

再生可能エネルギーの普及拡大に向けて設置された温暖化防止基金(Energie- und Klimafonds)の助成金を火力発電所にも支給することをドイツ政府が計画している。野党・緑の党の質問に対する連邦経済省の回答で分

CCS法案が連邦議会で可決、州に建設拒否権あり実効性に疑問も

二酸化炭素(CO2)の分離・貯蔵(CCS)技術の導入と利用に向けた連邦政府案が7日の連邦議会(下院)で可決された。研究・デモ目的に限り貯留施設の建設を認めるもので、プロジェクト事業者に事故に伴う損害の賠償責任を負わせるこ

Solarworld AG―アジア生産から撤退―

太陽光発電モジュール大手の独Solarworld(ボン)は6月29日、韓国の合弁会社の資本50%を提携先の現地企業Solarparkに同日付で売却したと発表した。品質とコストの観点からドイツ本国と北米に生産活動を集約した

―中国で洋上風力発電設備を初受注―

独電機大手のSiemensは21日、中国の電力事業者Jiangsu Longyuan Offshore Wind Powerから発電能力2.3メガワットの洋上風力発電設備21基を受注したと発表した。同国で風力発電設備を受

バイオ燃料の持続性評価サイトが登場

スイス連邦材料試験研究所(EMPA)は16日、持続可能なバイオ燃料の普及を後押しするためのウェブサイトの運用を開始した。同サイトはEMPA、持続可能なバイオ燃料に関する円卓会議(RSB)、ベルリン技術経済大学(HTW B

「ギリシャはソーラー電力の輸出を」、独財務相が提案

財政破綻の危機に直面するギリシャに対しドイツのショイブレ財務相がソーラー電力の輸出を促した。財政問題を抜本的に解決するには経済力の強化が欠かせないためで、南国ギリシャの太陽エネルギーを経済活性化に活用するようアイデアを出

Siemens AG―太陽電池のスタートアップ企業に出資―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は17日、太陽電池のスタートアップ企業である米Sempriusに16%出資したと発表した。Sempriusの開発と量産化を支援し、高効率太陽電池分野で市場開拓に向けた布石を打つ。出

LDK Solar―独同業の買収に意欲―

中国の大手太陽電池メーカーLDK Solarが独同業の買収に意欲を示している。優れた技術を取得するとともに、ブランドイメージも改善したい考えで、すでに買収候補を絞り込んだ。同社のJack Lai財務担当取締役が『ハンデル

Q-Cells

太陽電池大手の独Q-Cellsが競合との合併を視野に入れている。熾烈な価格競争が今後さらに激しくなると予想されるためで、同社のネディム・ツェン社長は経済紙『ハンデルスブラット』紙に対し、「適切なパートナーがあれば拒絶しな

Kirchner Solar Group GmbH―売上が毎年倍増―

1991年創業のソーラーパネルメーカーKirchner Solar Group(独アルハイム)が好調だ。ラース・キルヒナー社長が1人で起業した同社はすでに、欧州や北米、アフリカで従業員を250人抱える国際企業へと発展。売

世界初のパッシブハウス高層住宅が登場

超省エネ住宅(パッシブハウス)に改修した世界初の高層アパートがドイツ南部のフライブルク市で誕生し、このほど完成式典が行われた。建物があるのは1960年代に建てられた高層住宅が立ち並ぶヴァインガルテン地区で、改修工事には1

廃PETボトルの相場急騰で加工業者が悲鳴

原油高による樹脂価格高騰のあおりを受けて、欧州で使用済みPETボトル(廃PET)の需給がひっ迫している。産業市場調査会社Schlegel und Partnerによると、欧州の廃PET取引価格は過去1年で5倍に上昇。大型

Puma AG―事業の環境負荷をコストとして「見える化」―

スポーツ用品大手の独Puma(ヘアツォーゲンアウラハ)は16日、事業活動に伴って生じる環境負荷を事業経費として仮計上する環境バランスシートを発表した。環境負荷コストを貸借対照表に計上することが将来的に義務化されると予想。

ドイツ初の商業洋上風力発電パーク稼働

独北東部チングストの沖合16キロの海域で2日、洋上風力発電パーク「Baltic1」が稼働を開始した。ドイツで初めて商業運転される風力発電パークで、記念式典にはメルケル首相が参加。「エネルギー獲得の新しい章が始まる」と抱負

CSS法案を閣議了承、安全貯留技術の確立へ

連邦政府は14日、「二酸化炭素(CO2)の分離・貯留(CCS)技術の導入と利用に関する法案」を閣議了承した。同法案が規制の対象とするのは研究・デモ目的の施設で、プロジェクト事業者に事故の際の損害を補償させることなどを骨子

風力発電ローター径、「250メートルまで実現可」=EU報告

次世代風力発電技術の開発を目指して5年前にスタートした研究プロジェクト「UpWind」がこのほど、終了した。プロジェクトチームは先月公表された最終報告書のなかで、風力発電の風車のローター径(風車のブレードが描く円の直径)

再可エネ発電、普及のカギは貯蔵技術

福島原発事故をきっかけにドイツで再生可能エネルギーへの関心がこれまで以上に高まっている。政府の環境問題諮問委員会はすでに今年1月、「2050年までに電力需要をすべて再可エネでカバーすることは可能」とする提言書を作成。循環

家庭ごみの分別を変更へ、改正法案を閣議承認

ドイツ政府は3月30日の閣議で、循環経済法改正案を承認した。同法案は欧州連合(EU)指令を国内法に転換するもので、家庭ごみの分別方法を変更することで資源ごみのリサイクリング比率を向上させることが狙い。今後、州の代表で構成

Repower Systems AG―親会社Suzlonがスクイズアウトへ―

風力発電タービンメーカーの独Repower(ハンブルク)は4日、親会社の印Suzlonが他の株主から強制的に株式を買い上げるスクイズアウトを実施し、同社を完全傘下に収めると発表した。株式の買い取り額は過去3カ月の株価をも

「市民ソーラー発電所」構想、コンサル会社が発表

環境コンサルティング会社の独Deutsche Umweltberatungはこのほど、再生可能エネルギーの利用拡大を促す機運が高まっているとして、市民がソーラー発電設備の設置に参加できる「市民ソーラー発電所」構想を発表し

ドイツの再可エネ投資、今年は55億ユーロに

ドイツの再生可能エネルギー関連企業の投資額は今年、55億ユーロに上る見通しだ。再生可能エネルギー全国連盟(BEE)が3月30日、市場調査会社EuPDリサーチやヴッパー研究所などに委託した企業アンケート調査の結果として明ら

Nordex SE―中国で提携先模索―

風力発電設備大手のNordex(ハンブルク)は28日、中国で提携先を模索していることを明らかにした。現地企業と手を組まないと同国の再生可能エネルギー・プロジェクトを落札できないという事情があるためで、年内にも合弁事業を立

独の再可エネ促進策が中国メーカーの利益に

ドイツの再生可能エネルギー産業を育成する目的で導入された再生可能エネルギー法(EEG)が中国のソーラーメーカーの業績拡大に貢献している。ベルリン技術経済大学(HTW Berlin)の客員講師ヴォルフガング・フンメル氏が1

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