東欧市場における化学・薬品産業の動き

エリコン、薄膜コーティング工場を稼働

スイスに本拠を置くハイテク複合企業エリコン (Oerlikon) はこのほど、モスクワ近郊で薄膜コーティングを手がける新工場を稼動させた。同社がロシアに拠点を設けるのは今回が初めてで、自動車や航空機向けにコーティング加工 […]

独製薬会社、カルーガに工場建設

イタリアの製薬大手メナリーニの独子会社Berlin-Chemieは、ロシアのカルーガに製薬工場を建設する。投資額は3,000万ユーロ。カルーガ州のアキモフ副知事が現地通信社『RIAノーボスチ』に明らかにしたところによると

トルクメンの化学プラント建設、邦銀が協調融資

国際協力銀行(JBIC)と三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行は、トルクメニスタンの国営化学公社トルクメンヒーミヤが実施する化学肥料プラント建設に約450億ユーロを協調融資する。JBICが19日、同国政府と貸付契約に調印した

ハンガリー製薬最大手リヒター、印アストロンと共同開発へ

ハンガリーの製薬最大手ゲデオン・リヒターは24日、インドのバイオ医薬品メーカー、インタス・ファーマシューティカルズの研究開発部門アストロン・リサーチと共同開発を行うと発表した。リヒターが指定する後発医薬品数種類が開発対象

血漿分画製剤の伊ケドリオン、ハンガリーで生産拡大

血漿(けっしょう)分画製剤メーカーの伊ケドリオンが、ハンガリー工場の生産能力を大幅に引き上げる。経済ニュースサイト『Portfolio』が19日伝えた。 \ 対象となるのは、ブダペスト近郊のGodollo工場。同社は50

伊マペイ、ブルガリアで生産開始へ

イタリアの建築用接着剤大手マペイが、ブルガリアのルセで今年半ばにも生産を開始する。ブルガリアとルーマニアで本格的に事業展開するほか、欧州連合(EU)向けの輸出拡大を狙う。 \ マペイは昨年末、ブルガリアのワニス・塗料大手

ロシア、医薬品500品目の価格を統制へ

ロシア議会は17日、生活に必須で最重要と位置付けられる医薬品500品目の価格を統制する「医薬品取り扱い法」の議論を大筋でまとめた。3月末までに最終的な承認を済ませるのは確実な情勢で、4月1日から施行する方針だ。 \ ロシ

仏サノフィ、ポーランドで第2工場建設を検討

仏製薬大手サノフィ・アベンティスのスペック業務執行取締役は8日、2010年はポーランドに1,000万ズロチ(約250万ユーロ)を投資すると表明するとともに、中長期的に第2工場の建設を検討していることを明らかにした。同日付

GE浄水装置製造子会社、ハンガリーに生産移管

米ゼネラル・エレクトリック(GE)の浄水装置製造子会社ゼノンが、カナダで行う生産の一部をハンガリーに近く移管するもようだ。ハンガリーのニュースサイト『Portfolio』などが12日伝えた。移管先はブダペスト西方で同社が

ファブリオ、シェア拡大へ意欲

ルーマニアのワニス・塗料大手、ファブリオ・コーポレーションがこのほど明らかにした2009年の売上高は1億5,090万レウとなり、前年を7%下回った。同業界の市場規模が経済危機を受けて約2割縮小したとみられるなか、減収幅を

ロシア肥料大手、インド2社と長期供給契約

リン酸系肥料でロシア最大手のフォスアグロは12日、インドの肥料大手2社と長期供給契約を結んだ。2012年までの3年間にわたり、リン酸二アンモニウム(DAP)を年約130万トン供給するもので、取引金額は15億米ドル。インド

アクタビス、ブルガリアの医薬品卸売大手を売却

アイスランドの後発医薬品(ジェネリック薬)メーカー、アクタビスは9日、ブルガリア子会社のHigiaを地元企業に売却したと発表した。取引先や売却額など詳細は明らかにしていないが、アクタビスのブルガリア代表パショフ氏は「アク

化学大手ボルショドケム、中国煙台による買収が濃厚に

中国化学大手の煙台万華ポリウレタンは2月25日、ハンガリー同業ボルショドケムの債務再編策でボルショドの親会社である英投資会社ペルミラ及び墺ヴィエンナ・キャピタル・パートナーズ(VCP)と合意したと発表した。煙台万華がボル

化学・食品大手Agrofert、09年は4%の増収

化学製品・食品事業を手掛けるチェコのAgrofertホールディングは2月22日、2009年の売上高が前年比4%減の1,373億2,000万コルナとなったことを明らかにした。ただ、昨年買収した国内2位の乳業メーカーOlma

ハンガリーMOL、純損益が黒字転換

ハンガリーの石油・ガス大手MOLが15日発表した2009年10-12月期連結決算は、純損益が273億フォリントとなり、前年同期に計上した334億フォリントの赤字から黒字転換した。営業利益は前年同期比15.6倍増の258億

製薬大手エージス、09年10-12月に減収減益

ハンガリー製薬2位のエージス・ファーマシューティカルズが10日発表した2009/10年度第1四半期(09年10~12月)連結決算の純利益は41億2,000万フォリントとなり、前年同期から15%減少した。前年同期にポーラン

米後発医薬品Alvogen、ルーマニアに事務所開設

米国の後発医薬品(ジェネリック薬)メーカーAlvogenはこのほど、ルーマニアに現地法人を設立し、首都ブカレストに事務所を開設した。同社は医薬品の安全管理、規制などに通じた従業員約60人を新規雇用し、5年以内に国内医薬品

独化学企業グループ、ポーランド2社買収で交渉

ポーランドの国営持ち株会社ナフタ・ポルスカは3日、国内化学大手のAzotyタルヌフ、ZAK(旧称コンジエジン)の売却について、ドイツの化学・エネルギー企業グループPCCと独占交渉を開始したと発表した。交渉期限は3月22日

ポーランド化粧品市場、09年10月期で14%拡大

ポーランドの化粧品市場が2009年10月までの1年間で14%拡大したもようだ。日刊紙『ジェチポスポリタ』が市場調査会社MEMRBの調べを引用してこのほど伝えた。大手各社もほぼ売り上げを伸ばしたといい、不況にあって需要の強

ハンガリー製薬エージス、韓国セルトリオンと販売協力

ハンガリー製薬2位のエージスは5日、韓国のバイオ医薬品メーカー・セルトリオン(Celltrion)と販売協力で合意したと発表した。エージスはセルトリンが開発中のバイオシミラー(後発生物製剤)8種類について、中東欧・旧ソ連

製薬最大手リヒター、10-12月期営業益は倍増

ハンガリーの製薬最大手ゲデオン・リヒターが9日発表した2009年10-12月期決算は、営業利益が前年同期比98.5%増の126億3,700万フォリントに拡大した。ロシア、米国での販売増加がけん引。純利益は前年同期がフォリ

ルーマニアの医薬品市場規模、09年は20億ユーロ

ルーマニアの2009年の医薬品市場の規模は約20億ユーロと、ユーロ換算で前年比3.1%、レウ建てで18.5%それぞれ拡大したことが、医療系調査会社のIMSヘルスの調べでこのほど明らかになった。 \ メーカー別販売額では、

肥料大手ZCP、生産を削減

ポーランド2位の肥料メーカーであるZaklady Chemiczne Police(ZCP)は1月27日、生産を縮小すると発表した。厳冬の影響でガスの供給量が減少していることを受けた措置で、アンモニアの生産量を17%、尿

デンマーク医療用装具メーカー、ハンガリーに生産移管加速

デンマークの医療用装具・治療材料メーカー、コロプラストはハンガリーへの生産移管を加速する。同社が1月28日に発表したところによると、創傷被覆材やばんそうこうを生産するデンマークの3工場を今年から来年にかけて閉鎖し、ハンガ

医薬品の法定最高価格、4月に設定

ロシア政府は4月に医薬品の法定最高価格を設定し、連邦保険省のネットサイトで公表することを計画している。医薬品価格の急騰を抑えるのが狙いで、最重要医薬品リストに載っている製品が対象になるという。RIAノーボスチがこのほど、

リヒターの抗精神病薬、13年末にも投入の見通し

ハンガリーの製薬大手リヒターは、米フォレスト・ラボラトリーズと共同開発している非定型抗精神病薬「カリプラジン(RGH-188)」を2013年末~14年初頭に販売する見通しだ。リヒターのボグシュ最高経営責任者(CEO)が2

アンモニア最大手、ガス価格上昇で工場閉鎖

ロシア最大のアンモニアメーカーであるトリヤッチアゾトは19日、国内に11カ所ある工場のうち6カ所を閉鎖すると発表した。1日からガス料金が引き上げられたことで、すべての工場に十分な量のガスを確保することができなくなったため

後発薬大手テバ、ゲデレーに工場建設

世界最大の後発医薬品(ジェネリック)メーカーであるイスラエルのテバ・ファーマスーティカルズは14日、ブダペスト近郊ゲデレーで工場の建設に着手した。投資総額は6,500万ユーロを見込んでいる。 \ テバ・ハンガリーのHeg

ペトロム、石化部門を国営化学に売却

オーストリア石油大手OMVの傘下にあるルーマニア石油大手ペトロムは昨年末、同社が保有するArpechim製油所の石油化学部門を国営の化学大手Oltchimに売却した。売却金額は1,300万ユーロで、化学プラントとその用地

印ランバクシーのルーマニア子会社、従業員10%削減へ

インドの後発医薬品大手ランバクシー・ラボラトリーズのルーマニア子会社、テラピア・ランバクシーが今後数カ月で従業員の10%を削減する計画だ。ルーマニアの経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が8日、伝えた。経済危機で市民の購買

英GSK、ポーランドに仏生産の一部を移管

英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は、フランスで行っている生産の一部をポーランドのポズナン工場に移管する計画だ。ポーランド経済紙『Dziennik Gazeta Prawna』が6日報じた。 \ GSKポーラン

川重子会社、双日とトルクメンで肥料製造設備受注

川崎重工業子会社のカワサキプラントシステムズ(KPS)と双日は12月28日、トルクメニスタンの国営化学公社トルクメンヒーミヤから肥料製造設備を共同で受注したと発表した。受注額は約600億円で、設備の規模は同国最大となる。

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