英保険大手アヴィヴァは2日、国内同業フレンズ・ライフ・グループを買収することで合意したと発表した。買収額は約56億ポンド(約70億7,000万ユーロ)。アヴィヴァは買収によって契約者数で国内最大の保険会社となる。
買収は全額株式交換方式で行われ、フレンズ・ライフの株主は1株につきアヴィヴァの株式0.74株を受け取る。1株を3.94ポンドで取得する形となる。これは買収交渉が発表される直前の株価に15%を上乗せした水準。
アヴィヴァは11月21日、フレンズ・ライフと買収交渉を行っていることを明らかにしていた。同買収は英保険業界でCGUとノーリッチ・ユニオンが2000年に合併し、新会社アヴィヴァが誕生して以来の大型案件。フレンズ・ライフの株主は誕生する新会社の株式約26%を握る。
アヴィヴァは声明で、買収によってキャッシュフローが年6億ポンド拡大し、2017年末までに年2億2,500万ポンドのコスト節減効果が見込めるとしている。