欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/12/8

西欧

ルフトハンザ、長距離LCC事業に参入

この記事の要約

欧州航空大手の独ルフトハンザ航空は3日、長距離の格安航空(LCC)事業に参入すると発表した。LCC子会社で欧州便を運航するユーロウイングスが、ルフトハンザとトルコ航空の合弁会社サンエクスプレスと組んで運営する。 長距離の […]

欧州航空大手の独ルフトハンザ航空は3日、長距離の格安航空(LCC)事業に参入すると発表した。LCC子会社で欧州便を運航するユーロウイングスが、ルフトハンザとトルコ航空の合弁会社サンエクスプレスと組んで運営する。

長距離のLCC参入は、欧州のLCCや中東の航空会社に対抗し、収益力の高い国際線事業でのシェアを維持、拡大するのが目的。7月に事業計画を発表していた。パイロットの労組が反発し、ストライキを決行しているが、取締役会は同日、計画を最終承認した。

長距離LCC事業は2015年末に開始の予定。当初はエアバスの「A330-200」3機でスタートする。数年後に最大7機まで拡大する計画だ。拠点はケルンに置き、米フロリダ、アフリカ南部、インド洋諸島向け路線を運航する。