フィンランド通信機器大手のノキアが24日発表した2014年4～6月期（第2四半期）決算の純利益は2億1,300万ユーロとなり、前年同期から20％増加した。携帯端末事業の米マイクロソフトへの売却による収益基盤縮小で減収となったものの、同売却に伴う特別利益、業務効率化で増益を確保した。
売上高は7％減の29億4,200万ユーロ。携帯端末事業の売却で、収入の9割を占める主力事業となったネットワーク機器部門の売上高は為替変動が不利に作用し、28億ユーロから26億ユーロに減少した。同社は声明で、下期は業績が回復し、通期では増収が見込めるとしている。
