2011/8/31

ポーランド

国有財産省、PKO-BPの株式売却を延期

この記事の要約

ポーランド国有財産省は19日、来月に予定していた最大手銀行PKOバンク・ポルスキ(PKO-BP)の株式の売却を延期すると発表した。世界的な株安基調が続くなど市場環境が悪化しているため。\ 国有財産省は7月、同省が保有する […]

ポーランド国有財産省は19日、来月に予定していた最大手銀行PKOバンク・ポルスキ(PKO-BP)の株式の売却を延期すると発表した。世界的な株安基調が続くなど市場環境が悪化しているため。

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国有財産省は7月、同省が保有するPKO-BPの株式0.99%のうち最大5%と、国営国家経済銀行(Bank Gospodarstwa Krajowego)が保有する10.24%全てを売却すると発表。売り出し規模は67億5,000万ズロチ(24億米ドル)以上になると見られ、ポーランド企業としては過去3番目の大きさになる。同省は声明で、「PKO-BPの売却は、国内資本市場の歴史の中で最大規模のひとつになる。このような大規模な取引を実行するためには最適な市場環境が必要だ」と述べ、市場が落ち着きを取り戻すまで売却を延期するとともに、10月下旬から11月下旬に売却時期を改めて決定する方針を示した。

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ワルシャワ証取に上場する優良企業20社からなる主要株価指数「WIG20種指数」は、大手格付け会社の米国債格下げによる世界的な金融不安を受け急落。7月29日終値2726.31ポイントが今月10日には2194.07ポイントまで19.5%下落した。

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ポーランドの今年の財政赤字は420億ズロチに上る見通しで、政府はこれを補てんするため保有資産の売却を進めている。(1PLN=26.65JPY)

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