2011/8/31

チェコ・スロバキア

チェコ8月景況感指数、2カ月連続で低下

この記事の要約

チェコ中央統計局が24日発表した8月の景況感指数は前月比で1.3ポイント低下し、下げ幅は7月の0.5ポイントから膨らんだ。前年同月比では3.3ポイント低下した。事業者の景況感は前月比1.0ポイント減で、下げ幅は7月と変わ […]

チェコ中央統計局が24日発表した8月の景況感指数は前月比で1.3ポイント低下し、下げ幅は7月の0.5ポイントから膨らんだ。前年同月比では3.3ポイント低下した。事業者の景況感は前月比1.0ポイント減で、下げ幅は7月と変わらず。一方、消費者では前月の1.0ポイント上昇から、2.7ポイント低下に反転した。

\

事業者の業況感を業種別に見ると、鉱工業が前月比1.7ポイント低下し、一部のサービス業も低下した一方、商業では上昇し、建設業は変わらなかった。また、事業者業況感は前年同月に比べ1.4%低下したが、建設業を除く全業種でリーマンショック後の景気後退期を上回る数値を維持している。鉱工業では全般的に経済状況が悪化したという回答結果となったが、需要が減少する中で外需は良好とする評価は変わっていない。在庫はやや増えている。

\

向こう3カ月の生産活動と雇用について、事業者は現状と変化ないと予想している。ただ、一般的な経済環境が好転すると見る事業者は7月に比べて減っている。

\