2011/10/5

ハンガリー

6-8月失業率10.8%、通年では平均11%に

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が9月28日発表した2011年6-8月の失業率(15~74歳)は10.8%で、前年同期から0.2ポイント改善した。失業者数は1.6%減少し、被用者数は0.8%増加した。同国MTI通信の調査に […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が9月28日発表した2011年6-8月の失業率(15~74歳)は10.8%で、前年同期から0.2ポイント改善した。失業者数は1.6%減少し、被用者数は0.8%増加した。同国MTI通信の調査によると、アナリストは今年の平均失業率が11%となると予想している。

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KSHは毎月、過去3カ月の雇用統計をまとめて発表している。6-8月の失業率は、5-7月および4-6月と同じだった。タカレク銀行のアナリスト、スッパン氏は、今後は季節要因に加えて製造業の求人状況から雇用が増え、失業者数は増えないのではないかとみる。今年は平均失業率が11%に、来年は10.6%になるとの予測だ。

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証券会社ブダ・キャッシュのアナリスト、レーチェイ氏も今年は11%と予想。ただ、来年については政府の経済施策次第として具体的な数値を示さなかった。

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ハンガリーの平均失業率は昨年11.2%、2009年は11%だった。

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