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2011/10/5

チェコ・スロバキア

シュコダ、新モデル攻勢でアジアメーカーに対抗

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコ自動車大手、シュコダ・オートは、向こう3年間、半年ごとに新型車を投入する方針だ。ヴァーラント最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにしたもので、親会社であるVWの戦略に沿い、販売 […]

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコ自動車大手、シュコダ・オートは、向こう3年間、半年ごとに新型車を投入する方針だ。ヴァーラント最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにしたもので、親会社であるVWの戦略に沿い、販売を急速に伸ばしている韓国の現代自動車や起亜自動車などのアジアメーカーに、新モデル攻勢で対抗する。

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シュコダは第1弾として9月27日、VWの新型コンパクトカー「アップ(Up!)」をベースとした4人乗りシティーカー「Citigo」を発売すると発表した。今年末にチェコで先行販売し、来年の初夏からその他の欧州諸国で販売を開始する。また、2012年春にはムラダー・ボレスラフの本社工場で、主力セダン「オクタビア」の次世代モデルの生産を開始する予定だ。この新モデルは、先ごろ閉幕したフランクフルト・モーターショーでコンセプトカー「ミッションL」として公開された。発売は同年末となる見通し。13年には「ルームスター」の次世代バージョンと、「スパーブ」のマイナーチェンジモデル、14年には「ファビア」の新モデルを投入し、SUV「イエティ」のデザイン変更を行う予定だ。

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チェコのニュースサイト『aktualne.cz』によると、このほかに今後登場する可能性があるモデルとしては、イエティよりサイズの大きいSUVや、7人乗り以上の大型車、子供が3人以上乗れるファミリーカー、実用性の高いスモールカーなどが有力だという。

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