2011/11/9

総合・マクロ

石油大手MOL、CCGT発電プラント建設

この記事の要約

ハンガリーの石油・ガス大手MOLは10月27日、同社とチェコ電力大手CEZの合弁会社であるMOL-CEZヨーロピアンパワー・ハンガリー(MCEPH)が、ブダペスト近郊サーズハロムバッタにコンバインドサイクルガスタービン( […]

ハンガリーの石油・ガス大手MOLは10月27日、同社とチェコ電力大手CEZの合弁会社であるMOL-CEZヨーロピアンパワー・ハンガリー(MCEPH)が、ブダペスト近郊サーズハロムバッタにコンバインドサイクルガスタービン(CCGT)発電プラントを建設すると発表した。

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発電プラントの発電能力は860メガワット(MW)で、MOLのドゥナ精製所の敷地内に建設される。来年6月下旬に建設に着手し、2015年第1四半期中の運転開始を予定している。CCGTプラントの建設にはスペインのエンジニアリング大手テクニカス・レウニダスが当たり、運転開始後のメンテナンスなどサービス業務は独シーメンスが担当する。プロジェクトの投資額は6億ユーロで、雇用創出規模は1,000人を見込んでいる。

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MOLは、CCGTプラントが最新技術を駆使した高効率で低コストの発電を実現すると説明。ヘルナーディ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「最新式のCCGTプラントは、長期的な競争優位性と電力事業の安定したリターンプロファイルをもたらすと同時に、ドゥナ製油所へのエネルギー安定供給に確実性を高める」とコメントしている。

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