2011/11/30

ポーランド

ポーランド初の原発、バルト海沿岸に

この記事の要約

ポーランドの電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)は25日、同国北部のバルト海沿岸の3自治体――ジャルノビエツ、ゴンスキ、ホチェボを国内初の原子力発電所の建設候補地に選んだと発表した。今後、各候補地の環 […]

ポーランドの電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)は25日、同国北部のバルト海沿岸の3自治体――ジャルノビエツ、ゴンスキ、ホチェボを国内初の原子力発電所の建設候補地に選んだと発表した。今後、各候補地の環境や地質、水源へのアクセスに関する調査を実施し、必要な調査がすべて終了した後の2013年に建設地を最終決定する予定だ。

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ポーランド政府は今年初め、原発2基を建設し、2030年までに国内発電能力の16%(6,000メガワット)を原発で賄う方針を決定した。石炭への依存を減らしエネルギー源を多角化する狙いがある。最初の原発については、2016年の着工、20年の稼働を予定しており、建設・運営を任されたPGEが、原発設備の発注業者の選定入札など、準備を進めている。

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PGEは提携先と共同で、または単独で原発プロジェクトを実施する計画。共同プロジェクトの場合は、少なくともシェア51%を確保する方針だ。年内に開始される見通しの発注業者の選定入札には、東芝傘下の米ウエスチングハウス(WH)、GE日立ニュークリア・エナジー、仏アレバと仏電力公社(EdF)の企業連合などが関心を表明している。

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