2012/3/7

ロシア

ロスアトム、独企業から高温超伝導技術を導入

この記事の要約

ロシア国営原子力企業ロスアトムは2月27日、ドイツのブルカーHTSから高温超伝導技術の提供を受けることで合意したと発表した。ブルカーHTSはロスアトム傘下のクルチャトフ研究所で、第2世代のバンド型高温超伝導体 (HTBS […]

ロシア国営原子力企業ロスアトムは2月27日、ドイツのブルカーHTSから高温超伝導技術の提供を受けることで合意したと発表した。ブルカーHTSはロスアトム傘下のクルチャトフ研究所で、第2世代のバンド型高温超伝導体 (HTBS-2)のパイロットラインを供給する。

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高温超伝導技術を利用すると、送電の際のロスを大きく低減できるなどのメリットがある。ロシアは低温超伝導技術で優れた実績を持つが、高温超伝導技術では欧米先進国と比べ10年遅れていると言われている。ロスアトムのプロジェクトリーダーを務めるパンチルニー氏は、「高温超伝導の最大の利点はコスト削減にある。2015年から16年までにバンド型高温超伝導体のコストは銅線に対抗できる水準にまで下がるだろう」と語っている。

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