2012/3/7

ポーランド

シェールガス開発権付与、EUが問題視

この記事の要約

欧州委員会は、ポーランドがシェールガスの開発生産事業免許を付与する際の慣行が、天然資源のコンセッション付与に競争入札を義務付けるEUのルールに違反しているとして問題視している。ポーランド日刊紙『プルス・ビズネス』がこのほ […]

欧州委員会は、ポーランドがシェールガスの開発生産事業免許を付与する際の慣行が、天然資源のコンセッション付与に競争入札を義務付けるEUのルールに違反しているとして問題視している。ポーランド日刊紙『プルス・ビズネス』がこのほど伝えた。

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ポーランドでは対象地域で最初に探査を行った企業に免許が付与されるケースが多い。欧州委はこの慣行がEUのルールに違反している疑いがあるとして2008年に調査を開始した。『プルス・ビズネス』紙は専門家の見方として、この問題は最終的に欧州司法裁判所で争われる可能性が高いとしている。

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ポーランドは国内で消費する天然ガスの3分の2をロシアからの輸入に依存しており、政府はシェールガスの開発を奨励している。同国のシェールガス埋蔵量は欧州で一、二を争うといわれ、米エネルギー情報局の推定では5兆3,000億立方メートルにも上る。

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