チェコ統計局（CSU）がこのほど発表した2012年2月の景況感指数は前月から0.8ポイント上昇し、２カ月連続で改善した。昨年は10月にやや上向いたのを除き、景況感は悪化していたが、今年に入り特に企業の景気回復への信頼感が徐々に上向いている。
\鉱工業では現状の景気評価は2カ月連続で上昇した。ただ、向こう3カ月は生産活動が弱まると見る向きが多い。今後3～6カ月の景気回復期待は1月よりやや高まったが、依然として前年水準を下回っている。サービス業でも景気回復への期待が強まっているが、商業では向こう6カ月の期待感が前月に比べ弱まった。
\一方、消費者の景気への信頼感は1月に大きく改善していたが、2月には0.2ポイント低下した。前月に続き、今後1年間に景気や家計が悪化することへの懸念はやや弱まっているが、現在の家計状況に不安があり、貯金するという回答者も半分近くいた。
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