2012/3/7

チェコ・スロバキア

チェコ投信運用額、11年に234億コルナ減

この記事の要約

チェコにおける投資信託の運用総額は昨年、234億コルナ(9億1,970万ユーロ)減少し、2,240億コルナに落ち込んだ。チェコ金融市場協会(AKAT)が22日発表した調査で分かったもので、国内・国外投信ともに減少傾向が明 […]

チェコにおける投資信託の運用総額は昨年、234億コルナ(9億1,970万ユーロ)減少し、2,240億コルナに落ち込んだ。チェコ金融市場協会(AKAT)が22日発表した調査で分かったもので、国内・国外投信ともに減少傾向が明らかだった。

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国外投信の運用額は93億コルナ減の1,158億コルナ、国内投信は141億コルナ減の1,082億コルナだった。国内投信の落ち込み幅が大きかったのは、投資の経験が少ない人ほど国内投信を利用する傾向が強く、悪いニュースを受けてのパニック売りが多いためという。

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種類別で最も減ったのはマネー・マーケット・ファンド(MMF)で444億コルナ減少した。しかし、この背景には8つの有力なMMFが公社債や混合型投信へ再投資されたことがあり、単純な資本の引き揚げとはいえない。また、運用額が縮小したものの、MMFは依然としてチェコで最も人気のある投信だ。

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株式投信の運用総額は48億コルナ、リスク限定型投信はそれぞれ55億コルナ減少した。

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一方で、公社債、混合型投信、不動産投信は増加した。

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証券会社別の運用額では、チェスコベンスカ・オブホドニ銀行(CSOB)が695億コルナで最も多かった。これに貯蓄銀行チェスカー・スポジテルナが642億コルナ、コメルチュニー・バンカが271億コルナで続いた。(1CZK=4.33JPY)

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総合・マクロ
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