ポーランド国有財産省が民営化の推進を計画している。ブザノフスキ国有財産相が現地有力紙『ジェチポスポリタ』に明らかにしたもので、同省が株式を保有する国営企業の大部分について、完全民営化または出資比率引き上げを来年末までに行う方針だ。今後5年で約270社の株式を売却する目標という。
\まず、今後数カ月以内に最大手銀行のPKO バンク・ポルスキ(PKO BP)と保険会社PZUの民営化を実施する。PKO BPには51%、PZUには35.2%を出資するが、売却の規模は明らかにされていない。
\最近の民営化としては、先月、エネルギー最大手PGEの株式7%をワルシャワ証券取引所で放出した例がある。売却益25億ズロチ(約6億ユーロ)は歳入として計上される。
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