2015/2/25

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ航空、マレーシア航空から「A380」をリース

この記事の要約

トルコ航空がマレーシア航空から大型ジャンボ機A380を2機リースするもようだ。旅客数の増加に伴い、大型機の需要を見極めるのが狙い。ブルームバーグが17日、消息筋の情報として伝えたところによると、正式交渉の開始に向け、近日 […]

トルコ航空がマレーシア航空から大型ジャンボ機A380を2機リースするもようだ。旅客数の増加に伴い、大型機の需要を見極めるのが狙い。ブルームバーグが17日、消息筋の情報として伝えたところによると、正式交渉の開始に向け、近日中に取締役会に承認を求めるという。

トルコ航空はヨーロッパと米国およびアジアの中継ハブとして急成長中だ。2014年の年間乗客数は1億1,100万人で、35年には3億9,000万人を目指す。このため、エアバスに117機、ボーイング社に95機を発注済みだが、座席数500以上の大型機の投入も検討しており、「A380」のリースで需要を探る。

マレーシア航空はインドネシア沖での航空機失踪事件とウクライナ上空での撃墜事件を受け経営が悪化し、リストラや路線の見直しを進めている。現在A380を6機保有するが、春にクアラルンプール‐パリ路線の廃止などで余剰がでるため、転用先探しを迫られているもようだ。