マクロ経済

S&P、スペインを格下げ

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、スペインの長期信用格付けを「ダブルA」から1段階引き下げ、「ダブルAマイナス」にしたと発表した。財政不安による信用収縮、景気見通しの悪化などを受けた […]

9月のユーロ圏インフレ率、確定値も3%

EU統計局ユーロスタットが14日発表した9月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率は速報値と同じ前年同期比3%で、前月の2.5%から急拡大した。衣料品の秋冬物コレクション発売に伴う値上がりなどが反映された。(表参

8月のユーロ圏鉱工業生産1.2%上昇、2カ月連続の伸び

EU統計局ユーロスタットが12日発表したユーロ圏の8月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で1.2%上昇し、2カ月連続で伸びを記録した。前月は1.1%の上昇だった。(表参照) \ 分野別では、エネルギーと耐久消費財が

ユーロ圏貿易収支、8月は34億ユーロの赤字

EU統計局ユーロスタットが14日発表した8月の貿易収支統計(速報値、季節調整前)によると、ユーロ圏の収支は34億ユーロの赤字となったものの、赤字幅は前年同月の63億ユーロから縮小した。輸出が14%増の1,378億ユーロ、

EU首脳会議が23日に延期、信用不安対策の調整難航で

EUのファンロンパイ大統領(欧州理事会常任議長)は10日、今月17、18日に開催する予定だったEU首脳会議を23日に延期すると発表した。最大の懸案であるユーロ圏の信用不安問題への包括的対策をめぐる加盟国間の溝が埋まってい

製造業受注2カ月連続減に、8月は1.4%後退

ドイツ連邦経済省が6日発表した2011年8月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で1.4%減少し(暫定値)、2.6%減となった前月(修正値)に引き続き大きく落ち込んだ。国内受注が3.2%減少したほか、大

8月輸出、3カ月ぶりに2ケタ成長

ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年8月の輸出高は前年同月比14.6%増の853億ユーロに拡大し(暫定値)、3カ月ぶりに2ケタ成長となった。欧州連合(EU)域外向けが17.1%増と特に好調だったほか、ユーロ圏向けも

SMA Solar Technology AG―業績に陰り―

ソーラーインバーター世界最大手の独SMA Solar(ニーステタール)の業績に陰りが出てきた。多くの国が太陽電池補助金を削減しているところにユーロ危機が追い打ちをかけ、市場に先行き懸念が広がっているためだ。市場競争の激化

電機業界8月受注6%増に

独電気電子工業会(ZVEI)は10日、2011年8月の独業界の受注高が前年同月比で6%増加したと発表した。増加は2カ月連続で、拡大幅は7月の同2%を大きく上回った。国内と国外受注がともに6%拡大している。1~8月の累計は

鉱工業生産、8月はマイナスに

ハンガリー中央統計局(KSH)が6日発表した8月の鉱工業生産指数(速報値、稼働日調整済み)は前年同月から0.4%低下し、2009年11月以来、初めてマイナスに転じた。前月比(季節・稼働日調整済み)でも1.3%低下と今年2

9月インフレ率、前年同月比3.6%

ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.6%のプラスとなり、上昇幅は8月から横ばいだった。市場は3.7%の上昇を予想していた。 \ 品目別では食品が6.2%、衣料品が2

セルビアが利下げ、10.75%に

セルビア国立銀行は6日、政策金利である14日物レポ金利を0.5ポイント引き下げ、今年最低値の10.75%とした。インフレ圧力が弱まった一方で経済見通しが悪化していることを受けた措置で、6月以来4度目の利下げとなった。 \

8月製造業売上0.4%減に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年8月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.4%下回った。比較対象の7月は同4.0%増(修正値)と大幅に伸びておりその反動が出た格好。国内売上が

域内銀行の資本増強へ協調、EU財務相会合で合意

EUは4日にルクセンブルクで開いた財務相会合で、加盟各国が協調して域内銀行の資本増強に取り組む方針で一致した。ギリシャに端を発した信用不安の拡大で、各銀行の損失が増大していることを受けたもの。各国は来月の財務相会合で国内

ムーディーズも伊を格下げ、3段階下の「A2」に

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは4日、イタリアの長期信用格付けを「Aa2」から3段階引き下げ、「A2」にしたと発表した。財政不安の悪化を懸念したもので、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)

ECBの国債買い入れ、縮小傾向に

欧州中央銀行(ECB)は3日、前週に流通市場で総額37億9,500万ユーロ相当のユーロ圏国債を買い入れたことを明らかにした。これは前々週の39億5,200万ユーロを下回る規模。スペイン、イタリア国債の利回り上昇に歯止めが

ユーロ圏小売業、8月も低迷

EU統計局ユーロスタットが5日発表したユーロ圏の8月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で1%減となり、4カ月連続で落ち込んだ。下げ幅は前月の0.4%から膨らんだ。(表参照) \ EU27カ国ベースの売上高0

中欧3カ国の景気減速=9月PMI

中欧3カ国の景気減速傾向が続いている。ポーランド、チェコの9月製造業購買担当者指数(PMI)は低下した。ハンガリーもやや持ち直したものの、ぱっとしない数値だ。しかし、いずれも景気判断の分れ目となる50は超えており、まだ成

ハンガリー景況感が悪化、過去1年半で最低に

ハンガリー経済研究所(GKI)が9月25日発表した9月の景況感総合指数は、前月比2ポイント減のマイナス20.9ポイントとなり、5カ月連続で低下した。これは過去18カ月で最低の水準だ。 \ 事業者の景況感はマイナス11.7

EFSFへの融資保証拡大を両院が承認

財政危機に陥ったユーロ加盟国に緊急金融支援を行う総額4,400億ユーロの「欧州金融安定基金(EFSF)」の機能強化に向けたドイツの国内法案が9月30日までに両院で可決された。連邦議会(下院)では出席議員611人のうち52

フィッチ、スロベニア国債を格下げ

大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは9月27日、スロベニア国債の長期信用格付け(外貨建て・自国通貨建て)を「AA」から「AAマイナス」に引き下げた。銀行業界の財務内容が悪化していることや、財政再建が難航していること

8月小売売上、前月比は大きく後退

ドイツ連邦統計局が9月30日発表した2011年8月の小売売上高(自動車販売店を除く)は前年同月比で名目が3.6%上昇し、物価を加味した実質でも2.2%増加した。営業日数が前年同月よりも1日多かったことが大きく、営業日数と

9月インフレ率2.6%に上昇、10月利上げ観測遠のく

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した同月の消費者物価は前年同月比の上げ幅(インフレ率)が2.6%(速報値)となり、8月の同2.4%(修正値)から0.2ポイント上昇した。石油製品のほか、衣料品・靴の値上がりが響いた。衣料品

8月輸入物価、前月比で0.7%低下

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した2011年8月の輸入物価指数は前月比で0.7%減少し、2009年9月以来およそ2年ぶりの大幅低下となった。世界的な景気減速が反映された格好で、前年同月比の上げ幅も6.6%と前月の7.5

Deutsche Bank AG―2011年利益目標を最終断念―

Deutsche Bank(フランクフルト)のアッカーマン頭取は4日ロンドンの投資家向け説明会で、法人・機関投資家向けビジネス(CIB)と個人・資産運用ビジネス(PCAM)を合わせた税引き前利益で今年100億ユーロを確保

ユーロ圏インフレ率が急上昇、利下げ観測遠のく

EU統計局ユーロスタットが9月30日発表したユーロ圏の同月の消費者物価指数上昇率(インフレ率、速報値)は前年同月比3%となり、前月の2.5%から大幅に拡大した。上昇率は予想を上回る規模で、2008年10月以来、約3年ぶり

ギリシャが不動産税導入を可決、追加融資実施へ弾み

ギリシャ議会は9月27日、追加の財政赤字削減策として政府がまとめた不動産税新設法案を賛成多数で可決した。財政再建の努力をアピールした格好で、デフォルト(債務不履行)回避に必要なEUと国際通貨基金(IMF)による追加融資の

財政規律強化、欧州議会が承認

欧州議会は9月28日の本会議で、EUの財政規律を定めた安定成長協定の改革案を承認した。同案は規律違反国への制裁をスムーズに発動できるようにすることなどを柱とする内容。ギリシャなどの財政危機がユーロの信用を揺るがす事態に発

9月のユーロ圏景況感、09年12月以来の低水準

欧州委員会が9月29日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は95となり、前月の98.4から3.4ポイント低下した。景況感の悪化は7カ月連続。指数は前月に続いて長期平均の100を割り込み、2009年1

空売り禁止、伊・スペインが延長

EU各国の証券監視当局の調整機関である欧州証券監督機構(ESMA)は9月28日、イタリアとスペインが一部株式を対象とする空売り禁止措置の延長を決めたと発表した。両国とも9月30日を期限としていたが、金融市場の混乱が続いて

ユーロ圏建設業が復調、7月生産高は1%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した7月のユーロ圏建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比で1.2%増となり、5カ月ぶりに伸びを記録した。(表参照) \ 分野別では建設が0.8%増、土木が0.6%増だった。

中銀が政策金利据え置き、8カ月連続で

ハンガリー国立銀行(中央銀行)は20日、政策金利を6.0%に据え置くことを決定した。据え置きは8カ月連続。シモル総裁は、「金融市場の不確実性が高まっている現状では、成り行きを見守る必要がある」と、金利据え置きの理由を説明

7月のハンガリー小売売上、前年同月比1.3%減

ハンガリー中央統計局(KSH)が21日発表した7月の小売売上高(季節調整済み)は7,000億フォリントで、前年同月を1.3%下回った。6月の0.5%減から一段と落ち込んだ。1~7月累計では前年同期比0.3%減の4兆2,7

EFSFへの融資保証拡大に市民の大半は反対

財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う総額4,400億ユーロの「欧州金融安定基金(EFSF)」の機能強化に向けたドイツの国内法案が29日の連邦議会(下院)で採決される。メルケル政権内には造反の動きがあるものの、

チェコ景況感が悪化、事業者・消費者ともに

チェコ統計局(CSU)が26日発表した9月の景況感指数は87.6ポイントなり、前月から2ポイント低下した。前年同期比では4.7ポイントの悪化。ただ、金融危機による打撃が大きかった2009年初めの値は上回っている。 \ 事

独企業景況感、3カ月連続で悪化

Ifo経済研究所が26日発表した2011年9月のドイツ企業景況感指数は前月の108.7から107.5へと1.2ポイント低下し、3カ月連続で悪化した。今後6カ月の見通しを示す期待指数がこれまでに引き続き大きく後退。足を強く

チェコ金利据え置き、欧州債務危機の先鋭化受け

チェコ国立銀行は22日、主要政策金利である14日物レポ金利を0.75%に据え置くことを決定した。また、欧州債務危機の先鋭化によって景気見通しが悪化し、インフレ率が縮小する可能性があるとして、金融緩和の可能性を示唆している

独消費者景況感、10月向け予測値は横ばいに

市場調査大手のGfKが27日発表したドイツ消費者景況感指数の10月向け予測値は前月と同じ5.2%を保った。欧米の財政危機が深刻化し景気見通しが悪化しているものの、雇用の安定がプラス要因となりマイナス効果を相殺した格好だ。

第2四半期も賃金が大幅上昇、前年同期比4.2%に

ドイツ連邦統計局が22日発表したフルタイム就労者の2011年第2四半期の賃金上昇率(支給額ベース)は前年同期比で名目4.2%に達し、2008年以降の最高を記録した。4%を超えるのは2四半期連続。景気回復が反映された格好で

電機業界12年生産成長率5%を予想、売上は記録更新へ

独電気電子工業会(ZVEI)は26日、独業界の2012年生産高が5%増となり、今年(同10%増)に引き続き拡大するとの予測を発表した。ユーロ圏の財政危機に歯止めがかかることを前提としており、下方修正に含みを残している。

域内銀行は資本増強必要、IMFなどEUに圧力

ユーロ圏の財政危機問題で揺れるEUに対して、域内銀行の資本増強を求める動きが強まっている。国際通貨基金(IMF)は21日、EUの銀行は保有するギリシャなどの国債の評価損で、2010年以降に総額2,000億ユーロの損失が生

ユーロ圏製造業、7月新規受注は8%増

EU統計局ユーロスタットが22日発表した7月の製造業受注統計によると、ユーロ圏の新規受注は前年同月比8.4%増となった。ただ、上げ幅は前月の10.6%から縮小。前月比では2.1%減となった。(表参照) \ EU27カ国ベ

ユーロ圏貿易黒字、7月は43億ユーロ

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した7月の貿易収支統計(速報値、季節調整前)によると、ユーロ圏の収支は43億ユーロの黒字となったが、黒字幅は前年同月の47億ユーロから縮小した。前月の1億ユーロと比べると大幅増となっ

ユーロ圏労働コスト上昇率、4-6月は3.6%

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した2011年4-6月期のユーロ圏の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比3.6%となり、前期の2.7%から拡大した。(表参照) \ 労働コスト

ギリシャが追加緊縮策決定、EU・IMFの第6弾融資確保で

深刻な財政危機に陥っているギリシャ政府は21日の閣議で、財政再建に向けた追加の緊縮策を決定した。増税や年金支給額の削減などを柱とする内容。これにより財政赤字の削減を進め、EUと国際通貨基金(IMF)から第6弾融資の実施を

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