環境

EUの温効ガス新削減目標、追加費用はGDP比0.7%以下

ポツダム環境影響研究所(PIK)、蘭ユトレヒト大学などの国際研究チームは、欧州連合(EU)がさきに提案した「温室効果ガス排出量を2030年までに1990年比で40%削減する」新たな目標の達成に必要な追加費用は域内総生産( […]

再可エネ電力助成策の改革案を閣議承認

連邦政府は22日の閣議で、ガブリエル経済相が作成した再生可能エネルギー法(EEG)の改正に向けた基本方針を承認した。再可エネ向け助成金総額の急増を受けて消費者や企業の負担が膨らんでいることに対応したもので、助成コストの上

欧州委が独への法的手続き開始、ダイムラーの冷媒問題で

独自動車大手ダイムラーの高級車メルセデス・ベンツの一部モデルに欧州連合(EU)が新車への使用を禁止しているカーエアコン用の冷媒が搭載されている問題で、欧州委員会は23日、ダイムラーを擁護するドイツ政府に対して法的手続きを

ロンドン、18年からタクシーにゼロエミッション義務付け

英国ロンドンのジョンソン市長は16日、2018年から市内を走るタクシーの新規登録を電気自動車(EV)などゼロエミッション走行が可能な車両に限定する方針を表明した。大気汚染の改善に向け、世界の主要都市に先駆けて二酸化炭素(

ハンガリー、原子炉2基をロシアへ発注

ハンガリー政府が進めているパクシュ原子力発電所の拡張計画で、ロシア製原子炉を採用することが決まった。オルバン首相がロシアを訪れた14日、関係企業が合意書に調印した。設置費用はロシア政府が融資する。日程などの詳細は今後詰め

RWE AG―再可エネ向け投資引き下げへ―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は再生可能エネルギー事業向けの投資を減額する方向だ。コストを削減する必要があるためで、2014年、15年の投資額はこれまで目標としてきた各5億ユーロを下回る見通し。再可エネ子会社RWE

Bosch

自動車部品大手のBoschは太陽電池事業を昨年11月、Solarworldに譲渡した際、最大1億3,000万ユーロをSolarworldに支払ったもようだ。『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が報じたもので、両社はコメ

ビスフェノールAの耐容摂取量10分の1に、EFSAが勧告

欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)は17日、プラスチックの原料として使用される化学物質「ビスフェノールA(BPA)」について、1日当たりの耐容摂取量(TDI)を現行水準の10分の1に引き下げるべきだとの見解を

英IMI、マレーシア政府から低公害車の研修業務を受託

英エンジニアリング企業インスティテュート・オブ・モーター・インダストリー(IMI)はこのほど、電気自動車(EV)およびハイブリッド車(HV)に関する研修業務をマレーシア教育省から受託し、覚書を交わした。マレーシア全土のコ

英国で非接触充電型電気バスの運行実験を実施へ

バス停に停車するだけで充電が可能な非接触充電型電気バスの運行実験が、英ロンドン北郊のミルトンキーンズ市で今月からスタートする。 この運行実験は三井物産と英エンジニアリング企業のアラップが主導して実施するもので、バス・鉄道

Prokon Regenerative Energien GmbH―経営破たんの危機に―

再生可能エネルギーのプロジェクト会社Prokon(イツェホー)は10日、資金繰りが厳しく倒産する可能性があることを明らかにした。同社は高利回りをうたい文句に一般消費者などから多額の投資資金を調達してきた経緯があり、大きな

太陽光発電の新設能力、昨年は55%減少

独ソーラー産業連盟(BSW Solar)が9日発表した太陽光発電設備の2013年の国内新設規模は約3.3ギガワットピーク(GWp)となり、前年の7.6GWpからおよそ55%減少した。ソーラー電力の買い取り価格が太陽光発電

「20年には新車の3台に1台がSUVに」

ドイツで昨年新車登録されたSUVは約50万台に上った。乗用車に占める割合は16.5%で、SUVが登場した1990年代半ばの2%から大幅に拡大している。車高が高く見晴らしが良いほか、安全性が高いことが人気の源泉になっている

世界の食肉生産量、50年には1.5倍に

緑の党のシンクタンクであるハインリッヒ・ベル財団や環境団体BUNDは9日、食肉生産動向やデータをまとめた『食肉アトラス』の最新版を公表した。それによると、世界の食肉生産量は中国、インドなど新興国の人口増加と生活水準の向上

ポーランド、再可エネ法の整備進む

ポーランドでは再生可能エネルギーに関する法律が十分に整備されておらず、太陽光発電に対する支援制度の透明性が確保されていなかったことから、同国の太陽光発電セクターは他の欧州諸国と比べ発展が遅れている。政府は昨年、再生可能エ

墺木材加工のエッガー、ルーマニアのバイオマス発電所が完成

オーストリアのパーティクルボード・メーカーであるエッガーがルーマニアで建設していたバイオマス発電所が完成した。既存工場に併設する形で、発電所から得られる電力と熱を工場で利用する。 \ 発電所は北東部のスチャヴァに近いラダ

気候変動委、9億トン分の排出枠入札延期を承認

EU28カ国の代表で構成する気候変動委員会は8日、EU排出量取引制度(EU-ETS)の第3期間(2013-20年)に有償配分する排出枠のうち、9億トン分の入札時期を延期する計画を承認した。欧州議会とEU閣僚理事会の正式な

再可エネ助成ルールにEU法違反の疑い、欧州委が審査へ

欧州連合(EU)の欧州委員会は12月18日、ドイツの再生可能エネルギー法(EEG)がEU競争法に違反している疑いがあるとして審査手続きを開始した。再可エネ電力向け助成金の負担軽減ルールがEUとドイツ国内で公正な競争を阻害

CO2利用のカーエアコン開発が順調、ダイムラーが搭載試験

二酸化炭素(CO2)を冷媒とするカーエアコンを自動車大手の独ダイムラーが開発している。現在、同カーアエアコンを複数のモデルに搭載して試験を実施中で、開発担当者は『フランクフルター・ルントシャオ(FR)』紙に試験の経過が順

ドイツとデンマークが洋上風力発電所を相互接続

独高圧送電網会社50Hertz Transmission(以下:50Hertz)とデンマークの送電網会社Energinet.dkが、バルト海上にあるドイツとデンマークの洋上風力発電所と両国(陸地)を相互に接続する洋上風力

欧州復興開発銀、ポーランドの風力発電事業を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は、ポーランドの集合型風力発電所プロジェクト「パブロボ・ウィンドファーム」の第1フェーズに、最大で3億100万ズロチ(7,200万ユーロ)を融資する。 \ パブロボ・ウィンドファームは、ポルト

日仏連合によるトルコ原発建設、6月までに議会承認へ

トルコ議会は今年6月までに、同国第2の原発建設プロジェクトを三菱重工業と仏アレバに発注することを承認する見通しだ。イルディス・エネルギー相が明らかにした。 \ 同相によれば、三菱重工とアレバは関連法案の議会提出までに事業

低炭素技術の研究開発事業に総額90万ポンドを交付

英政府の「地域成長基金(RGF)」傘下で、北東イングランドで実施される低炭素技術の研究開発プロジェクトを支援する「共同プロジェクト基金(CPF)」はこのほど、5つのプロジェクトに総額90万ポンドの助成金を交付することを決

バイオ燃料規制案めぐる調整難航、決着は15年以降に

欧州連合(EU)加盟国は12日のエネルギー相理事会で、食用植物のバイオ燃料への転用を規制する指令案について協議したが、意見が分かれて合意に至らなかった。これによって指令案をめぐる協議は越年が決定。成立は2015年以降にず

水素貯蔵が容易に 酵素で水素からギ酸を生成

次世代エネルギーの有力候補の1つとして関心が高まっている水素を安定して貯蔵する新たな技術を独フランクフルト大学の2人の生物学者が開発した。ホモ酢酸生成菌(Acetobacterium woodii)の中に含まれる還元酵素

Siemens AG―米で大型受注、風力タービン450基―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は16日、米エネルギー大手のMidAmericanから陸上風力発電用タービン448基を受注したと発表した。発電容量は計1,050メガワットで、陸上風力タービンの受注では同社史上最大

S.A.G. Solarstrom AG―経営破たん―

太陽光発電のプロジェクト会社である独S.A.G. Solarstrom(フライブルク)は13日、会社更生手続きの適用をフライブルク区裁判所に申請した。顧客からの入金とプロジェクトの遅延を受けて資金繰りが悪化。銀行などとの

欧州復興開発銀、エネルギー5カ年戦略を決定

欧州復興開発銀行(EBRD)理事会は10日、2018年末までの5カ年を対象としたエネルギー戦略を承認した。エネルギー効率向上と再生可能エネルギーの支援に力を入れる一方で、石炭関連プロジェクトについては基本的に新規融資を中

バイオ燃料規制案めぐる調整難航、決着は15年以降に

EU加盟国は12日のエネルギー相理事会で、食用植物のバイオ燃料への転用を規制する指令案について協議したが、意見が分かれて合意に至らなかった。これによって指令案をめぐる協議は越年が決定。成立は2015年以降にずれ込む見通し

欧州裁、GMジャガイモの栽培認可に無効判決

欧州司法裁判所の一般裁判所は13日、独化学大手BASFが開発した遺伝子組み換え(GM)ジャガイモ「アムフローラ」のEU内での栽培、販売を認可した欧州委員会の決定について、手続きに不備があるとして無効とする判決を下した。

欧州議会、排出枠入札の一部延期を承認

欧州議会は10日の本会議で、EU排出量取引制度(EU-ETS)の第3期間(2013-20年)に有償配分する排出枠の入札を一部延期する「バックローディング」構想を賛成多数で承認した。排出枠の需給バランスを改善して排出権価格

現代自、燃料電池車2台を仏エア・リキードに納車

韓国の現代自動車は6日、燃料電池車(FCV)「ix35フューエルセル」2台を仏産業ガス大手仏エア・リキードに納車したと発表した。これらはフランスで登録された初のFCVとなる。 \ ix35フューエルセルは、現代自のCセグ

英マイクロキャブ、燃料電池車の展示会を開催

燃料電池車(FCV)の開発・生産を手がけるマイクロキャブ・インダストリーズと燃料電池のスペシャリストであるアルコラ・エナジーの英2社はこのほど、ウェストミンスターにある英自動車工業会(SMMT)本部で製品展示会を行った。

ブルガリア、来年から再可エネ税を導入

ブルガリアが来年から再生可能エネルギーに対する課税制度を導入する。電力料金の上昇を抑えるとともに、エネルギー関連の赤字を縮小する狙い。新税により1億6,000万レフの歳入増を見込む。 \ 議会が5日可決した関連法案による

ウクライナ、風力発電が拡大

ウクライナは代替エネルギーの開発に力を入れており、なかでも風力エネルギーの利用拡大を促進している。ビジネスニュースサイト「Delo.ua」が、ウクライナ風力エネルギー協会(UWEA)のコネチェンコフ会長の話として伝えたと

航空会社の排出規制、英仏独が適用見送りを主張

EU域内の空港を発着する航空会社を対象とする温室効果ガス排出規制をめぐり、英国、フランス、ドイツが欧州委員会に対し、国際民間航空機関(ICAO)の決定を受けて打ち出した修正案の抜本的な見直しを求めているもようだ。ロイター

日産、英国で電気商用車の大規模実証運行を実施

日産自動車はこのほど、電気商用車「e-NV200」の冬期実証運行をブリティッシュ・ガスと共同で開始した。ブリティッシュ・ガスは、11月から来年4月いっぱいまで半年間にわたって日産が貸与するe-NV200のモニター車28台

新型ガソリン直噴エンジン、PM排出量は悪化=独研究所

ドイツのハノーバーに拠点を置く独立系の研究機関TUeVノルドはこのほど、欧州で普及の進んでいる新型ガソリン直噴エンジンは従来型のガソリンエンジンに比べ、発がん物質をはじめとする人体に有害な粒子状物質(PM)の排出量が1,

政権協定成立、最低賃金導入へ

ドイツの2大政党である中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と中道左派の社会民主党(SPD)は11月27日、政権協定を締結した。今後、SPDの党員投票で承認されると、正式に発効。17日の連邦議会(下院)で第

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