政治

ウクライナめぐる対立、西バルカン「巻き込むな」=EU外相

欧州連合(EU)がウクライナ情勢をめぐるロシアとの緊張関係が旧ユーゴスラビアを中心とする西バルカン諸国に波及することに警戒感を強めている。モゲリーニ外交安全保障上級代表(EU外相)は6日、訪問先のボスニアで、西バルカン諸

ウクライナめぐる対立、西バルカン「巻き込むな」=EU外相

EUがウクライナ情勢をめぐるロシアとの緊張関係が旧ユーゴスラビアを中心とする西バルカン諸国に波及することに警戒感を強めている。モゲリーニ外交安全保障上級代表(EU外相)は6日、訪問先のボスニアで、西バルカン諸国を対立に巻

モルドバ議会選、親欧派が過半数を維持

モルドバ共和国で11月30日、議会選挙(定数101)が行われ、親欧派の与党連合が過半数を確保できる見通しとなっている。ウクライナとルーマニアの間に位置する同国は、今年6月に欧州連合(EU)と連合協定を締結。今回の選挙は、

消費者景況感2カ月連続で改善

市場調査大手のGfKが11月27日発表したドイツ消費者景況感指数の12月向け予測値は8.7となり、11月の確定値(8.5)を0.2ポイント上回った。同指数の改善は2カ月連続。地政学リスクとユーロ圏経済の低迷を受けて景気の

トルコの保安法案に「警察国家」の懸念

トルコの与党・公正発展党(AKP)が議会に提出した「保安一括法案」に警察国家復活の懸念が浮上している。成立すれば、警察に対する内務省の影響力が強まるほか、被疑者の長時間拘束が容易になる。野党や人権保護団体は基本的人権・自

2015年予算案可決、46年ぶりの無借金財政に

独連邦議会(下院)は11月28日、2015年度連邦予算案を与党の賛成多数で可決した。収支均衡を46年ぶり(1969年以来)に実現する計画で、ショイブレ財務相は採決直前の演説で、「将来の世代に対する責任を真剣に考えるのであ

独鉱山機械業界、今年は33%の売上減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は11月27日、独鉱山機械業界の売上高が今年は前年比33%減の35億ユーロに大きく落ち込むとの見通しを明らかにした。鉱石価格の下落を受けて顧客の鉱山会社が投資を抑制していることが直撃。独鉱山

移民の大幅制限求める住民投票などが否決に=スイス

移民流入の規制強化と外国人富裕層への課税強化、およびスイス国立銀行(中銀)に金準備の拡大を義務づけることを求める計3つの住民投票が11月30日、スイスで行われ、すべて否決された。仮に可決されればスイス経済に悪影響をもたら

輸出成長率、来年は4%に=業界団体

独卸売・貿易業者連盟(BGA)は19日、ドイツの2015年の輸出高が前年比4%増の1兆1,717億ユーロとなり、これまでに引き続き過去最高を更新するとの予測を発表した。米国や中国などのアジア諸国がけん引車となり世界の景気

左翼党初の州首相が誕生へ、社民・緑の党と政権合意

左派政党の左翼党と中道左派の社会民主党(SPD)および緑の党の3党は19日、独東部テューリンゲン州で政権協定を取り決めた。首相には3党のなかで議席数が最も多い左翼党のボド・ラメロウ院内総務(州議会)が就任。ドイツで初めて

フラポート―ギリシャ14空港の運営権取得―

フランクフルト国際空港の運営会社フラポートは25日、ギリシャの民営化当局HRDAFが実施した国内14地方空港の民営化入札に現地企業コペロウゾス・グループと共同で応札し、運営権を取得したと発表した。入札にはアルゼンチン企業

独工作機械業界、14年売上予測引き下げ

独工作機械工業会(VDW)は24日、独業界の2014年売上予測を下方修正した。1-9月期の売上高が前年同期を6%下回ったうえ、受注も弱含んでいるためで、13年実績(146億ユーロ)を3%上回るとした従来予測を、「13年と

ロシアとサウジアラビア、石油市場の需給バランス確保で協力

ロシアのラブロフ外相とサウジアラビアのサウード・アルファイサル外相は21日、モスクワで会談し、原油市場の需給バランスを保つ立場で協力していくことを確認した。ラブロフ外相が会談後に明らかにした。 米国が過去30年なかった勢

ユーロ圏初の人民元決済、中国銀行がフランクフルトで開始

ユーロ圏初の人民元決済業務を中国銀行が17日、ドイツの金融都市フランクフルトで開始した。独連邦銀行(中銀)と中国人民銀行(同)の3月の合意に基づく措置で、ドイツ企業の対中取引に弾みがつくと期待されている。 人民元で取引す

機内でエボラ患者治療へ、ルフトハンザが機材改造

エボラ出血熱患者を飛行中の機内で治療できるようにするため、ルフトハンザドイツ航空が機材の改造に乗り出した。ドイツ政府から委託を受けたためで、今月末には同患者の治療用に投入できるという。週刊誌『シュピーゲル』(オンライン版

ドイツが最も評価の高い国に=GfK調査

市場調査大手のGfKが12日発表した2014年版「国家ブランド指数(NBI)」で、ドイツは米国を抜いてトップに躍り出た。米国は2位に転落。3~10位には変動がなく、日本は6位だった。 NBIは輸出、政府、文化、国民、観光

ヨハニス氏がポンタ首相に逆転勝利、ルーマニア大統領選

ルーマニアで大統領選の決選投票が16日行われ、即日開票の結果、中道右派の国民自由党を率いるクラウス・ヨハニス氏(55)が劣勢を覆し、中道左派のビクトル・ポンタ首相(42)を破って当選した。汚職対策と司法の独立を公約に掲げ

EUとモルドバの連合協定、欧州議会が承認

欧州議会は13日に開いた本会議で、欧州連合(EU)とモルドバの自由貿易協定(FTA)を含む「連合協定」締結を承認した。双方は6月に同協定に署名し、モルドバは7月に批准していた。EU各国の議会による承認を経て発効となる。

露ロスアトム、イランに原子炉建設

ロシア国営原子力企業ロスアトムは11日、イランにロシア製原子炉8基を建設することでイラン原子力庁(NPPD)と合意したと発表した。イランの核兵器開発懸念が解消されないなかでの原子炉建設となり、波紋を呼びそうだ。 イラク南

「アベノミクスは失敗した」、日本の景気後退入りで懸念高まる

日本経済が景気後退局面(2四半期以上続くマイナス成長)に入ったというニュースはドイツでも大きな関心を呼んでいる。財政再建に向けて安倍政権が打ち出した経済政策(アベノミクス)の行き詰まりと受け止められているためで、メディア

ハイデルベルクセメント

建材大手のハイデルベルクセメントは18日、ウクライナ東部のドネツク近郊にあるセメント工場の操業を停止したことを明らかにした。親ロシア派勢力が2日に独自の選挙を強行したことを受け欧州連合(EU)が制裁強化を決定したため、こ

EUとモルドバの連合協定、欧州議会が承認

欧州議会は13日に開いた本会議で、EUとモルドバの自由貿易協定(FTA)を含む「連合協定」締結を承認した。双方は6月に同協定に署名し、モルドバは7月に批准していた。EU各国の議会による承認を経て発効となる。 連合協定はモ

対ロシア制裁強化、12月の首脳会議で決定=EU外交筋

EUは、対ロシア制裁の強化をめぐって加盟国の意見が分かれる中、17日に行われる外相理事会では検討にとどめ、決定を12月の首脳会議まで先送りする方針だ。ロイター通信が13日、複数の外交筋の話として伝えた。 ある外交筋は、外

独政府が歳出拡大へ、国内外の批判受け

ドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相は6日、2016~18年の国(連邦)の歳出額を従来計画よりも100億ユーロ拡大する方針を明らかにした。景気減速を受けた措置としている。同国に対しては公共投資の引き上げを通して内需を

ボッシュ・レックスロス―人員削減へ―

独ボッシュの産業機械子会社ボッシュ・レックスロスが人員削減に踏み切ることが5日、明らかになった。欧州連合(EU)の対ロシア制裁などを背景に業績が低迷しているためで、従業員およそ1万9,000人のうち580人を2016年ま

ハンガリー首相、サウス・ストリーム計画を支持

ハンガリーのオルバン首相は4日、同国議会がロシア産天然ガスを欧州に供給するパイプライン「サウス・ストリーム」の建設に関連する法案を可決したことを受け、同パイプラインの建設計画に対する支持を改めて表明した。 サウス・ストリ

ボスニアはEU加盟に向け改革推進を、英独が共同提案

英国とドイツは5日、ボスニア・ヘルツェゴビナの欧州連合(EU)加盟に関する共同イニシアチブを発表し、EU加盟の実現に向けて政治・経済の構造改革を加速させるよう求めた。 ボスニア・ヘルツェゴビナは2008年6月にEUとの間

ボスニアはEU加盟に向け改革推進を、英独が共同提案

英国とドイツは5日、ボスニア・ヘルツェゴビナのEU加盟に関する共同イニシアチブを発表し、EU加盟の実現に向けて政治・経済の構造改革を加速させるよう求めた。 ボスニア・ヘルツェゴビナは2008年6月にEUとの間でEU加盟の

ハンガリー首相、サウス・ストリーム計画を支持

ハンガリーのオルバン首相は4日、同国議会がロシア産天然ガスを欧州に供給するパイプライン「サウス・ストリーム」の建設に関連する法案を可決したことを受け、同パイプラインの建設計画に対する支持を改めて表明した。 サウス・ストリ

バッテンフォール―独褐炭採掘・発電事業から撤退の方向―

スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォール(ストックホルム)は10月30日、ドイツの褐炭採掘・発電事業からの撤退を検討することを明らかにした。同社はスウェーデンの政権交代を受けて二酸化炭素(CO2)の排出削減と再生

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)がロシアのカルーガにある完成車工場の操業を10月30日に一時停止したことが3日、明らかになった。現地需要の減少を受けた措置で、生産ラインを今週末(11月9日)までストップする。VW

独機械業界受注、9月は13%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2014年9月の新規受注高は前年同月比13%増と大きな伸びを記録した。1年前の水準を上回るのは3カ月ぶり。7月と8月は横ばいにとどまっていた。大型受注が多かったほか、夏

ルーマニア大統領選、16日に決選投票

ルーマニアで2日、バセスク大統領の任期満了に伴う大統領選挙(任期5年)が行われ、与党連合候補のヴィクトル・ポンタ首相(42)が約40%を得票しトップとなった。ただ、選出に必要な過半数に満たなかったため、野党の中道右派・国

ウクライナ東部情勢緊迫化、親ロ派の独自選挙強硬で

ウクライナ東部で2日、親ロ派勢力が独自選挙を強行したことで、和平プロセスが中断する懸念が浮上している。ポロシェンコ大統領は、選挙をミンスク停戦協定に違反する行為として強く非難した。欧米諸国も違法として、その正当性を認めな

石炭発電所の強制停止も、CO2削減目標達成に向け政府が検討

バーバラ・ヘンドリックス連邦環境相は3日、ドイツの二酸化炭素(CO2)排出削減目標を達成するには国内の石炭・褐炭発電能力を引き下げざるを得ないとの見方を示した。現状では削減目標を実現できないとみており、石炭・褐炭発電所の

ロシア向け輸出、8月は26%減に

ドイツ連邦統計局が10月29日発表した2014年8月の対ロシア輸出高は23億ユーロで、前年同月を26.3%下回った。8月は欧州連合(EU)の対ロ制裁が強化されており、その影響が出た格好だ。1~8月の累計は前年同期比16.

消費者景況感が3カ月ぶりに改善

市場調査大手のGfKが24日発表したドイツ消費者景況感指数の11月向け予測値は8.5となり、10月の確定値(8.4)を0.1ポイント上回った。同指数の改善は3カ月ぶり。景気の見通しに関する指数がほぼ下げ止まったことが大き

ウクライナ議会選挙、親欧州派が大勝

ウクライナで26日、2月にヤヌコビッチ大統領(当時)が失脚してから初の議会選挙が行われ、親欧州派が大勝した。ポロシェンコ大統領の和平路線が一定の信認を得た形だ。ただ、大統領が率いる「ポロシェンコ連合」の得票率は予想を大き

露・ウクライナ、ガス供給問題で合意できず

ロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止している問題で、両国と仲介役の欧州連合(EU)を交えた三者協議が21日、ブリュッセルで行われたが、ウクライナのガス代金支払い能力に対するロシアの懸念を払拭することができず、最終合意

ポーランド新首相、欧州環境サミットで「勝利」宣言

ポーランドのコパチ新首相は24日、欧州環境サミットが「ポーランドの勝利」に終わったと話し、その成果に満足の意を表明した。電力需要の90%を石炭に頼る同国は以前から二酸化炭素(CO2)排出規制の強化に慎重で、コパチ首相も9

露・ウクライナ、ガス供給問題で合意できず

ロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止している問題で、両国と仲介役のEUを交えた三者協議が21日、ブリュッセルで行われたが、ウクライナのガス代金支払い能力に対するロシアの懸念を払拭することができず、最終合意には至らなか

EU、対シリア追加制裁で合意

EUは20日の外相理事会で、シリアに対する追加制裁措置で合意した。政府関係者など16人と2団体に渡航禁止と資産凍結を実施するほか、政府軍による無差別空爆に利用される恐れがあるとして、ジェット燃料の輸出も禁止する。 新たに

RWEの石油採掘子会社売却、英は不承認の方向

エネルギー大手の独RWEが石油・天然ガス採掘子会社RWE Deaをロシア系投資会社レターワンに売却する計画が宙に浮いているもようだ。英『ファイナンシャル・タイムズ』紙が15日報じたもので、英国のエネルギー相は対ロ制裁強化

ルフトハンザが競争激化でアブダビ線廃止

独航空最大手のルフトハンザは16日、フランクフルト~アブダビ(アラブ首長国連邦=UAE=)間のフライトを2015年の夏ダイヤから廃止すると発表した。アブダビに本拠を置く国営エティハド空港がコードシェア便を利用して独~アブ

「ロシアの天然ガス供給停止は対応可能」=欧州委

欧州連合(EU)の欧州委員会は16日、ロシアがウクライナ問題をめぐって対立するEUへの天然ガス供給を半年間停止した場合の影響を評価するストレステストの結果を公表した。広範囲に影響が及び、一部の加盟国は深刻な状況に陥るとし

ユンケル次期委員長、新委員候補を入れ替え

欧州委員会のユンケル次期委員長は15日、新たな委員の候補と担当分野の入れ替えを発表した。エネルギー同盟担当の副委員長に指名されていたスロベニアのブラトゥシェク前首相に代わって、同国のブルツ副首相を起用し、運輸政策を担当さ

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