電力・エネルギー

海底送電線敷設で独・ノルウェーが合意

ドイツ政府とノルウェー政府は21日、両国間に海底高圧送電線を敷設することで合意した。再生可能エネルギー利用の大幅拡大に向けたドイツの「エネルギー転換政策」を受けて同国政府が敷設計画への資金支援を確約したことで、停滞してい […]

生産者物価の上げ幅が一段と縮小、5月は2.1%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年5月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.1%となり、前月の同2.4%から一段と縮小した。上げ幅は2010年6月以来の低水準で、エネルギーを除いたコアベースでは1.3%にとど

吸着技術を活用し蓄熱・熱輸送、排熱活用の効率アップに期待

ゼオライト(沸石)の吸着熱を利用した低温廃熱回収・熱輸送技術の開発に、フラウンホーファー界面工学・バイオテクノロジー研究所(IGB)を中心とする産学研究チームが取り組んでいる。ゼオライトは低温排熱回収で主に使われている温

独~ノルウェー間に海底送電線、18年稼働に向け交渉中

ドイツ北部とノルウェー南部を結ぶ海底高圧送電線の敷設に向けて、ドイツで送電網を運営する蘭国営テンネットがノルウェー国営同業スタットネットとの交渉を急いでいる。再生可能エネルギー利用の大幅拡大に向けたドイツの「エネルギー転

RWE AG―原発から全面撤退へ―

独エネルギー2位のRWE(エッセン)が原発事業から全面徹底する意向だ。事業リスクが大きすぎると判断したため。『南ドイツ新聞(SZ)』が17日報じ、同社が追認した。 \ 7月に就任するペーター・テリウム社長は15~16日に

チェコ、再生可能エネルギーの助成策で意識調査

チェコの調査会社であるFactum Invenioはこのほど、再生可能エネルギーの助成策に関する意識調査を実施した。多くの中小企業は再可エネの助成策に消極的であることが分かった。 \ 202社を対象に実施した調査では、企

Iberdrola SA―風力発電パークをバルト海に建設―

スペインのエネルギー大手Iberdrola(ビルバオ)は14日、バルト海に風力発電パークを建設すると発表した。出力は約400メガワットで世界最大級。2015年に着工し、16年から発電を開始する予定だ。 \ 独リューゲン島

GE、トルコに大型投資・15年までに最大9億ドル

米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、2015年までにトルコに最大9億米ドルを投資する。投資対象は航空、エネルギー、医療、運輸、インフラなど多岐に渡る見通しだ。トルコのチャーラヤン経済相が11日、明らかにした。 \ GE

Centrotherm photovoltaics AG―取引信用保険の適用外に―

太陽電池製造装置メーカーのCentrotherm(ブラオボイレン)は13日、取引信用保険の適用を同日付で停止することを通告されたと発表した。代金を先払いしないと取引先から部品などを調達できない状況で、同社は苦しい資金繰り

ウクライナの電力消費、1~5月に1.6%増

ウクライナの2012年1~5月の送電損失分を含む総電力消費量は820億1,500万キロワット時(kWh)となり、前年同期から1.6%増加した。インタファクス通信が、エネルギー・石炭産業省が公表したデータをもとに伝えた。送

再可エネ投資に保険会社が二の足

過去最低水準の低金利で運用収益が悪化するなか、保険各社が洋上風力発電所や高圧送電網整備など再生可能エネルギー(RE)関連の投資に大きな関心を示している。投資リスクは高いものの、リスクを慎重に見極めたうえで投資先を厳選すれ

ソーラー見本市、出展者が大幅減

太陽光発電の国際見本市「Intersolar」が13~15日の3日間、ミュンヘンで開催された。太陽電池価格の下落に伴う業界の苦境を反映し、出展者数は前年を約380社下回る1,909社に減少、来場者数も1万人少ない6万6,

欧州委がDBの正式調査へ、電力供給の独占悪用疑惑で

欧州連合(EU)欧州委員会は13日、ドイツ鉄道(DB)が国内鉄道への電力供給事業で独占的な立場を悪用している疑いがあるとして、正式調査を開始すると発表した。最終的に違法行為が確認されれば、DBは売上高の最大10%に相当す

エネルギー効率指令案、欧州議会と加盟国が基本合意

欧州議会とEU加盟国の代表は14日、ブリュッセルで調停委員会を開き、EU全体で2020年までにエネルギー効率を20%改善する目標を達成するための具体策を盛り込んだ「エネルギー効率指令(案)」の内容で基本合意した。国別に拘

ドイツ鉄道への正式調査開始、電力供給の独占悪用疑惑で

欧州委員会は13日、ドイツ鉄道(DB)が国内鉄道への電力供給事業で独占的な立場を悪用している疑いがあるとして、正式調査を開始すると発表した。最終的に違法行為が確認されれば、DBは売上高の最大10%に相当する制裁金の支払い

RWE AG―中国BYDとのEV提携合意を解消―

エネルギー大手の独RWEと中国の比亜迪汽車(BYD)が電気自動車(EV)分野で2010年に結んだ基本合意を解消していたことが分かった。自動車専門誌『オートモビルボッヘ』が報じ、RWEが11日、追認した。 \ 両社は10年

政府、水力発電会社をチェコ電力大手に売却

ポーランド財務省は5日、同国南部にあるニェジィツァ水力発電会社をチェコの電力大手エネルゴ・プロに売却することで合意し、仮契約書に調印したと発表した。取引金額については明らかにしていない。ロイター通信が報じた。取引は201

Q-Cells SE―モジュール子会社を中国企業に売却―

4月に経営破たんした独太陽電池大手Q-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)は5日、モジュール子会社Solibroを中国の再生可能エネルギー発電事業者Hanergyに売却すると発表した。Solibroは中核事業に属さ

ルーマニアの風力発電、今年は2倍に拡大へ

ルーマニアの風力発電能力は今年2倍に拡大する見通しだ。チェコ国営電力CEZのルーマニア子会社の社長で、同国の電力供給事業者連合会の会長を務めるイオン・ルング氏が明らかにした。ブルームバーグ通信が29日報じた。 \ ルング

高圧送電網を今後10年で3,800キロ新設

独送電大手4社は5月30日、今後10年間の高圧送電網敷設計画の基本案を発表した。2022年までに原子力発電を全廃し再生可能エネルギーの発電比率を大幅に高める政府の「エネルギー転換政策」のカギを握る取り組みで、Tennet

Andritz AG―プレス機械のSchuler買収へ―

機械大手の墺Andritz(グラーツ)は5月29日、プレス機械世界最大手の独Schulerを買収すると発表した。Schulerの創業者一族から株式38.5%を譲り受けるほか、株式公開買い付け(TOB)を通して残りの株式も

Conergy AG―パキスタンで大型受注―

太陽電池大手の独Conergy(ハンブルク)は4日、プロジェクト事業者のEnsuntと共同でパキスタンの太陽電池発電パーク建設事業を受注したと発表した。発電能力は50メガワットで、太陽光発電では同国最大。受注高は1億3,

Vodafone―独で電力サービス事業に参入―

移動通信大手の英Vodafoneがドイツで電力情報サービス市場に参入する。再生可能エネルギーを大幅に拡充する同国のエネルギー転換政策を追い風に将来性の高い市場に発展する公算が高いためで、通信サービス事業の不振を相殺する事

アイルランド再可エネ大手、ハンガリー第2工場建設へ

アイルランドの再生可能エネルギー大手エタノール・ヨーロッパ・リニューアブルズのハンガリー子会社パノニア・エタノールは、480億フォリント(約1億6,025万ユーロ)を投資し、ハンガリー南部のモーハスにバイオエタノールの第

EnBW

エネルギー独3位のEnBWは5日、電力料金を8月から平均2.6%値上げすると発表した。再生可能電力とエネルギー集約型産業向け助成金負担の増大、および送電網料金の値上げを受けた措置で、1キロワット時(kWh)当たりの料金を

チェコ国営電力CEZ、火力発電所売却を検討

チェコ国営電力のCEZが石炭火力発電所2カ所の売却を検討している。31日の発表によると、燃料を供給するチェコ・コールとの独占交渉が完了しておらず、来年以降の石炭供給が確保できていないことが背景にある。すでにチェコ・コール

改正熱電併給法案が下院で可決

独連邦議会(下院)は23日、改正熱電併給法案を与党の賛成多数で可決した。熱電併給システム(KWK)に対する助成の枠組みを改善、政府は発電シェアに占めるKWKの割合を2020年までに現在の15%から25%へと引き上る意向だ

Siemens AG―独変圧器工場で人員削減へ―

電機大手のSiemens(ミュンヘン)が変圧器を製造するドイツの3工場で人員削減を行う。業界の過剰生産能力とアジア企業の価格攻勢を受けて市場価格が下落していることに対応する。同社の広報担当者が24日明らかにした。 \ 人

Inventux

独太陽電池メーカーのInventuxは22日、会社更生手続きの適用をベルリン・シャルロッテンブルク区裁判所に申請したと発表した。太陽電池価格の急落で経営に行き詰ったため。同社は微細構造技術を用いた薄膜太陽光発電モジュール

Solarsun

3月に倒産した太陽電池大手の独Solarsunが清算される見通しだ。労働局による給与支給の肩代わりが打ち切られる5月末までに新たな出資者を獲得することができないためで、従業員260人は6月1日付で解雇される。同社は200

家庭用燃料電池コジェネ、ドイツで市販化

固体酸化物形燃料電池(SOFC)の世界的大手である濠・独系のCeramic Fuel Cells(CFCL)はこのほど、SOFCを利用した家庭用小型熱電併給(マイクロコジェネ)システム「BlueGen」をドイツで発売した

ボーフム専門大学など、ソーラーカー向け次世代モーター開発へ

独ボーフム専門大学は、鉄鋼大手ティッセンクルップのケイ素鋼部門(ティッセンクルップ・エレクトリカル・スチール)と協力して次世代ソーラーカー向けのモーターを開発する。ソーラーカーで従来使用されているブラシレスモーターの代わ

中国製太陽電池に米が反ダンピング課税、最大250%に

米商務省は17日、中国製太陽電池セルに対し反ダンピング関税を課すことを仮決定した。独ソーラーワールドの米子会社など米国企業8社の訴えを受けた措置で、ソーラーワールドは「公正な競争の復活に向けた重要な一歩だ」との声明を発表

RWE AG―太陽光発電事業を本格化―

エネルギー独2位のRWE(エッセン)が太陽光発電事業に本腰を入れる。太陽電池の価格急落を受けて採算のメドが立ってきたためで、日照量の多い南欧や北アフリカに発電パークを建設する意向だ。21日に行われた同社初の洋上風力発電パ

Nordex SE―営業赤字転落―

風力発電設備大手の独Nordex(ハンブルク)が15日発表した2012年1-3期(第1四半期)決算の営業損益(EBITDAベース)は900万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(40万ユーロ)から悪化した。工場稼働率が低か

独太陽電池業界、3分の2が淘汰見通し

ドイツの太陽光発電(PV)業界が氷河期に突入し始めている。企業コンサルティングGoetzpartnerの調査レポートによると、供給過剰によるセル価格下落やアジア勢の台頭を背景に国内業界の整理統合が進み、主要メーカー数は現

独造船業界、海洋船売上が半分以下に

独造船・海洋技術連盟(VSM)は16日、独業界の2011年の海洋船売上高が20億ユーロとなり、前年の47億ユーロから激減したと発表した。需要減と販売価格の低下が影響。引き渡し数は49隻から31隻へと後退し、建造規模も10

ロシアの日本向けLNG輸出が大幅拡大

ロシアから日本に向けた液化天然ガス(LNG)輸出は昨年、福島第一原発の事故を受けて大幅に拡大したことが、政府系天然ガス企業ガスプロム傘下の資源開発会社サハリンエナジーが12日発表した2011年の事業活動報告書で明らかにな

モスクワで充電インフラ整備進む

モスクワでは電力会社MOESKが主導する電気自動車(EV)の充電スタンド整備プロジェクトが近く完了する。ロシアでこれまでに販売されたEVは約100台にとどまっているが、充電インフラの設置が進むことで普及の追い風となるか注

ガスプロム、1-4月欧州輸出12%減

ロシアの天然ガス大手ガスプロムの欧州向け輸出量が、今年1~4月累計で前年同期比12%減の510億立法メートルに落ち込んだ。年初から大幅減少していることから、通年での輸出高は1,500億立法メートルを下回る観測が強まってい

生産者物価の上げ幅、2010年6月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が18日発表した2012年4月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.4%となり、前月の同3.3%から大きく縮小した。上げ幅は2010年6月以来1年10カ月ぶりの低水準で、エネルギーを除いたコアベースで

エネルギー5社のLNG合弁を承認

欧州委員会は16日、エネルギー大手の英BP、仏トタル、伊エニ、米シェブロン、アンゴラの国営石油会社ソナンゴルがアンゴラで液化天然ガス(LNG)の生産事業を共同で行う計画を認可したと発表した。5社は欧州市場でそれぞれLNG

上部へスクロール