電力・エネルギー

エーオン(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は53億3,000万ユーロで、前年から5%減少。産業顧客向け電力・ガス販売が減少したことや、ガス販売価格の下落が響いた。売上高は6%減の818億ユーロ、営業利益(EBITベース)は2%減の […]

Nordex AG―最終利益半減―

風力発電設備大手のNordex(ノルダーシュテット)が5日発表した2009年12月通期決算の最終利益は2,420万ユーロで、前年の4,950万ユーロから半減した。市場の拡大を見越し、従業員を大幅に増やしたことで人件費率が

Eon AG―米電力・天然ガス事業を売却か―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)が米電力・天然ガス子会社Eon USを売却するもようだ。消息筋の情報として各種メディアが2日報じた。同社はコメントを控えている。 \ Eon USはケンタッキー州ルイビルに本社

低炭素都市プロジェクト、ルール地方で立ち上げ

かつて炭鉱都市として栄えたルール地方で6日、低炭素都市の実現をめざす環境プロジェクト「InnovationCity Ruhr」が立ち上げられた。今後モデル都市を選定してエネルギー効率改善や二酸化炭素(CO2)削減につなが

EUの送電網投資需要、5年で最大280億ユーロに

欧州連合(EU)では高圧送電網の整備・拡張に今後5年間で230億~280億ユーロを投資する必要がある。欧州送電網運営事業者ネットワーク(Entsoe)への取材をもとに独『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 \

ポーランド、日系企業に排出権売却

ポーランド環境省は3日、京都議定書が定める温暖化ガス排出権(AAU)を日系企業に売却したと発表した。同省はFBCの取材に対し、取引金額が2,800万ユーロだったと明らかにした。ただ、取引先について「民間企業」とだけ述べ、

ポーランド国営電力、GE日立と原発建設で協力

ポーランド国営電力Polska Grupa Energetyczna(PGE)は4日、同国初となる原子力発電所建設で、GE日立ニュークリア・エナジーと協力することで合意したと発表した。PGEは3,000メガワット(MW)

GDFスエズ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は44億8,000万ユーロで、前年から31%減少。景気停滞を受けてガス需要が低迷したことなどが響いた。売上高は3.8%減の799億ユーロ。 \

インフレ率、2月は0.4%に低下

連邦統計局が2月26日発表した同月の消費者物価指数(一部の州のデータに基づく速報値)は前年同月比プラス0.4%で、インフレ率は1月の0.8%から低下した。食料品の価格が州により0.1~2.1%下がったことが大きい。石油製

ソーラー電力の助成削減案で与党合意

連立与党は2月23日、ソーラー電力向けの助成削減案で合意した。屋根設置型、地上設置型のソーラー設備向け助成額(電力買取価格)を7月1日付でそれぞれ16%、15%引き下げる。争点となっていた農地に設置するソーラー設備向けの

SolarWorld AG―住宅用太陽電池と充電池のセット販売検討―

太陽電池大手のSolarworld(ボン)が住宅用太陽電池と充電池を組み合わせて販売する新しいビジネスモデルの構築に取り組んでいる。ドイツ政府がソーラー電力の助成額削減方針を決めたことを受け、太陽電池の国内需要が急減し、

Evonik Industries AG―再可エネ用の巨大蓄電池開発へ―

化学大手のEvonik(エッセン)は1日、風力、太陽光などの再生可能エネルギーで発電された電力を蓄える世界最大のリチウム・セラミック二次電池を開発すると発表した。発電量が風力や天候に左右される再可エネ電力の弱点を巨大バッ

GDF Suez SA―第3世代原子炉建設を申請―

仏エネルギー大手のGDF Suez(パリ)が第3世代原子炉の建設計画をフランス政府に申請したもようだ。仏日刊紙『レゼコー』が2月24日付で報じた。 \ 同紙によると、GDF Suezはローヌ渓谷に第3世代原子炉を2020

チェコ電力最大手CEZが増収増益

チェコの電力最大手CEZが2月26日発表した2009年通期決算は、純利益が前年比9.5%増の518億5,500万コルナに拡大した。利払い・税・償却前利益(EBITDA)は2.7%増の910億7,500万コルナ。チェコ国内

イベルドローラ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は28億2,000万ユーロで、前年から1.3%減少。不況が続くスペインでの電力需要急減で売上高が2.5%減の245億5,000万ユーロに落ち込んだほか、前年のような多額の資産売却益がなかっ

石油ガス輸入600億ユーロ削減へ、欧州委が長期戦略で試算

EUは長期的にエネルギーの安定供給を確保するため、化石燃料の輸入依存度を低減させることをエネルギー政策の柱の1つと位置づけているが、欧州委員会は一連の政策により、2020年までに石油や天然ガスの輸入代金をおよそ600億ユ

RWE(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は36億ユーロで、前年の26億ユーロから急増。オランダ電力大手エッセントの買収効果が反映された。売上高はエネルギー需要の落ち込みで2.5%減の480億ユーロに後退した。 \

Q-Cells SE―巨額赤字に転落―

太陽電池大手の独Q-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)が23日発表した2009年12月期暫定決算の最終損益は13億5,600万ユーロの赤字で、前年の黒字(1億9,060万ユーロ)から大幅に悪化した。市場環境の急変

Conergy

ソーラーエネルギー設備メーカーのConergyが18日発表した2009年10-12月期(第4四半期)決算の営業損益(EBITDAベース)は3,680万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1億3,030万ユーロ)から大幅に

欧州で再可エネ利用進む、EU目標達成の見通し

欧州連合(EU)で再生可能エネルギーの利用が進んでいる。欧州風力エネルギー協会(EWEA)は16日、EUは再生可能エネルギーの利用で2020年の目標値を達成できるとの見通しを発表。独再生可能エネルギー業界連盟(BEE)も

ハンガリーとクロアチア、送電網を連結へ

ハンガリーとクロアチアはこのほど、両国の送電網を連結するため国境を超える送電線を共同で敷設、運営することに合意し、協定を結んだ。この送電線の電圧は400キロボルト。今年4月には完成する見通しだ。送電網の連結で国境付近の自

ハンガリーBudaSolar、中国企業に技術供与

ハンガリーの薄膜シリコン太陽電池メーカーBudaSolarは16日、中国東北部・大連市で太陽電池の生産を計画する中国企業チャイナ・シティ・インベストメンツ(CCI)に技術供与することで合意したと発表した。BudaSola

西電力大手、チェコで卸売取引開始へ

スペインの電力大手イベルドローラは、今年後半からチェコで卸売電力の取引を開始する。9日付けのチェコ経済誌『チェコ・ビジネス・ウィークリー』が、ブランコ欧州事業開発部長の話として伝えた。 \ 中東欧への進出を積極的に進める

ブルガリアの原発建設、ロシアの支援で継続へ

ブルガリアのボリソフ政権は、資金繰りに行き詰ったベレネ原発の建設計画をロシアの支援で続行する方針だ。トライコフ経済相はこのほど、ロシアの国営原子力企業ロスアトムから建設資金20億ユーロを借り入れる方向で交渉を進めているこ

独生産者物価、1月は下落幅3.4%に

連邦統計局が19日発表した2010年1月の独生産者物価指数は前年同月比で3.4%低下した。エネルギー価格が8.3%下がり、全体を押し下げた格好。エネルギーを除いたコアの物価変動率はマイナス1.2%だった。生産者物価の下落

英BAが航空用バイオ燃料を開発、2014年から利用へ

欧州航空大手の英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は15日、米バイオ燃料メーカーのソレナ・グループと航空用バイオ燃料を共同開発すると発表した。ロンドン郊外に新設する工場で、廃棄物を利用してバイオ燃料を生産する。生産した

チェコ国営送電CEPS、再可エネ新計画の承認停止を訴え

チェコ国営送電会社CEPSは太陽光、風力発電の新プロジェクトを制限したい意向だ。CEPSは10日、「このペースで再生可能エネルギー由来の電力供給量が増加すれば送電網が耐え切れず、停電を起こす可能性がある」として、民間の地

仏シュナイダー、ブルガリアで生産拡大

仏電気設備大手シュナイダー・エレクトリックは、ブルガリア工場のブレーカーの生産能力を拡大する。11日付けの現地紙『ソフィアモーニングニュース』が報じた。 \ シュナイダーはブルガリア第2の都市プロブディフに工場を構える。

MAN SE―09年は最終赤字に転落―

商用車・機械大手の独MAN(ミュンヘン)が15日発表した2009年12月通期決算の最終損益は2億5,800万ユーロの赤字となり、前期の黒字(12億4,700万ユーロ)から大幅に悪化した。商用車部門の不振のほか、出資先であ

加盟国が電気自動車の開発推進で合意、規格統一など柱

EU加盟国は9日、スペインのサンセバスチャンで非公式の産業相会合を開き、共通戦略の下でEUが一体となって電気自動車の開発を推進することで合意した。官民が連携して充電インフラなどの規格統一や規制の調和を進め、同分野で先行す

オランダの環境調査機関、スマートグリッド整備を要請

オランダの環境調査機関CEデルフトは8日、スペインのサン・セバスティアンで9日に開催される欧州連合(EU)の競争政策閣僚理事会の非公式会合を前にレポートを発表し、電気自動車(EV)の普及のためにスマートグリッド(次世代送

シェル、ブラジルのエタノール最大手と合弁

英蘭石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル は1日、ブラジル最大のエタノール・砂糖生産会社であるコザンと合弁会社を設立することで合意したと発表した。合弁会社は両社のブラジル事業を統合するもので、120億ドル規模のエネルギー会

原発稼働延長で与党内に摩擦

原子力発電所の稼働期間延長をめぐり、独与党内に摩擦が生じている。ブリューデルレ経済相(自由民主党=FDP=)が原発の積極活用方針を示しているのに対し、レットゲン環境相(キリスト教民主同盟=CDU=)は6日付『南ドイツ新聞

石炭発電所の建設中止相次ぐ、将来は電力不足の恐れも

大型石炭発電所の建設プロジェクトが中止に追い込まれるケースがドイツで増えている。1日には仏エネルギー大手GDFスエズが北西部シュターデで計画していた建設を取りやめた。エーオンやEnBW、バッテンフォール(スウェーデン)、

CCS事業に排出権売却益を充当、加盟国が計画承認

EU加盟国は2日、温暖化対策の柱の1つと位置付ける二酸化炭素回収・貯留(CCS)実証プロジェクトの財源について協議し、二酸化炭素(CO2)排出量取引における最大3億トン分の排出権の売却益をCCSと再生可能エネルギー関連事

シェル、ブラジルのエタノール最大手と合弁

英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは1日、ブラジル最大のエタノール・砂糖生産会社であるコザンと合弁会社を設立することで合意したと発表した。合弁会社は両社のブラジル事業を統合するもので、120億ドル規模のエネルギー会社となる。今

墺Andritz、木質ペレット設備を受注

墺プラント大手のAndritzは1月25日、ロシアの製紙会社ヴィボルク・セルロース(VC)から木質ペレットの生産設備一式を受注したと発表した。受注額は約4,000万ユーロ。フィンランド国境に近いVCのヴィボルク工場に供給

1月インフレ率0.8%に

独連邦統計局が1月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上げ幅が0.8%となり、前月の同0.9%からやや縮小した。小売店の安売りなどが反映された格好。クリスマスシーズンの終了を受け、同物価は前月比では

Schuler AG―風力発電機事業に参入―

プレス機械世界最大手の独Schulerは1月28日の決算発表で風力発電設備事業への参入方針を明らかにした。自動車産業に深く依存した事業のあり方を改めることが狙いで、新たな事業の柱に育て上げる意向だ。これまで培ってきたノウ

Wacker Chemie AG―09年は最終赤字に―

半導体ウエハー大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)が1月27日発表した2009年12月期暫定決算の最終損益は約8,000万ユーロの赤字となり、前期の黒字(4億3,800万ユーロ)から大幅に悪化した。特別費3億

Siemens

電機大手のSiemensは今後3年間でインドに計2億5,000万ユーロを投資し、8,000人の新規雇用を創出する計画だ。ペーター・レッシャー社長が2日、ニューデリーで明らかにした。主にエネルギー設備分野を重点強化。同国売

独風力発電市場、09年の国内新設能力が2ケタ増に

独風力発電連盟(BWE)と独機械工業連盟(VDMA)が1月27日発表した最新統計によると、風力発電の国内新設能力は昨年1,917メガワット(MW)となり、前年から15%増大した。新設された風力タービン数は952基。200

建物オートメーション市場、2010年は20%拡大へ

ポーランドの建物オートメーション市場が、2010年に前年比20%拡大する見込みだ。日刊紙『ジェチポスポリタ(Rzeczpospolita)』が業界大手3社の見通しを引用して伝えた。09年は経済危機の影響で投資が停滞、市場

バッテンフォール、ポーランド投資を延期か

スウェーデンの国営電力会社バッテンフォールが、ポーランドでの投資延期や縮小を検討している。採算面の懸念が大きくなっているためで、2~3カ月後に決定する。ポーランド子会社のJacek Piekacz取締役が、ダウ・ジョーン

ポーランド政府、保有株放出を加速

ポーランド政府が保有株式の放出を急いでいる。財政赤字拡大に歯止めをかけるため、今年は昨年の4倍を超える300億ズロチ(約100億米ドル)を株式売却により調達する方針だ。政府は年明け早々、銅生産で欧州最大手KGHMの発行済

ソーラー電力助成金、環境相が削減幅15%を提案

ノルベルト・レットゲン連邦環境相(キリスト教民主同盟/CDU)は20日、再生可能エネルギー法(EEG)に定めるソーラー電力の助成額を7月までに15%削減することを提案した。電力会社によるソーラー電力の買い取り価格は現行の

ルーマニア国営原発会社、米GEとメンテナンス契約

ルーマニアの国営原発運営会社Nuclearelectricaは19日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)とメンテナンス・サービス契約を締結した。Nuclearelectricaが国内南西部で運営するチェルナボダ原発の1、

09年生産者物価4.2%低下、下落幅は戦後最大

連邦統計局が20日発表した2009年の独生産者物価指数は前年比で4.2%低下した。下落幅は統計を開始した1949年後で最大。不況の影響でエネルギーを中心に広い範囲で価格が低下した。エネルギーを除いたコアの同物価変動率はマ

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