電力・エネルギー

2月生産者物価-0.9%に、7カ月連続で低下

ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年2月の生産者物価指数は前年同月比0.9%減となり、7カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が2.6%下がり、全体が強く押し下げられた格好で、エネルギーを除いたベースでは […]

再可エネ助成分担金、自家発電への課金方針を撤回

ドイツのガブリエル連邦経済相は24日、再生可能エネルギー助成分担金を自家発電にも課すとした方針を撤回した。経済界から強い批判が出ているためだ。自家発電への分担金課金は熱電併給システムの普及促進を目指す政府方針に合致しない

原発の早期停止をエーオンが検討、電力供給に支障の懸念

独南部のグラーフェンラインフェルト原発を当初予定よりも早く稼働停止とすることを、エネルギー大手のエーオンが検討している。前倒しで停止すると地元バイエルン州の電力供給に支障が出る恐れがあり、同州のゼーホーファー首相は「グラ

日立製作所など、電力最大手PGEから発電所設備受注

日立製作所が率いるコンソーシアムは、ポーランドの電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)から石炭火力発電設備の建設を受注した。コンソーシアムに参加しているポーランドの建設会社ブディメックスが18日、明らか

ブルガリア、外資系配電会社の事業免許取り消しへ

ブルガリアの電力・水道事業監督機関である国家水・エネルギー規制委員会(DKEVR)は19日、外資系の配電事業者3社に対する事業免許取り消しの手続きを開始したと発表した。国営電力会社NEKに対する支払いが遅れたことで「エネ

プジョー、「パルトネール」EVモデルの予約受付を開始

仏プジョーは、商用バン「パルトネール(Partner)」の電気自動車(EV)モデルの予約受付を開始した。サイズは全長4.38メートルと4.63メートルの2種類がある。、納車には約3カ月かかるという。 パルトネールEVは出

英国でEVの社会実験プロジェクトが本格始動

英国で進められている電気自動車(EV)の社会実験プロジェクト「マイエレクトリックアベニュー(MEA)」の参加登録数が100件を超え、日産のEV「リーフ」を使った実験が近くスタートする見通しとなった。 MEAは電力エンジニ

「ドイツをスマートハウス先進国に」、産業界が共同声明

家庭内の電子機器をネットワークで結び最適な形で稼働させる「スマートハウス」の推進に向けてドイツの産業界が本格的に動き出す。独情報通信業界連盟(Bitkom)、独電気・電子・情報技術協会(VDE)、スマートグリッド・スマー

世界の風力発電市場が20%縮小

企業コンサルティング大手のオリバー・ワイマンが欧州風力エネルギー協会(EWEA)の年次総会に合わせて発表した業界動向によると、2013年に世界で新設された風力発電設備の容量は35.4ギガワット(GW)となり、前年の44.

スロバキア原発拡張計画、調査報告書が完成

スロバキア原子力エネルギー会社(JESS)は13日、トルナバ近郊のスロフスケー・ボフニツェ原子力発電所の拡張計画に関する調査報告書をまとめ、環境省に提出した。欧州連合(EU)の環境政策に沿って二酸化炭素(CO2)を削減す

トルコ大型火力発電所、発注先が近く決定

トルコ中南部で計画される大型の石炭火力発電所プロジェクトで、発注先の選定作業が最終段階に入っている。サウジアラビアの電力会社ACWAパワーが名乗りを挙げているほか、スロバキア褐炭大手HBPがタイのSINGAエナジーソリュ

ヴェスタス、トルコで風力タービン受注

デンマークの風力発電機大手ヴェスタスはこのほど、トルコで風力タービンを受注したと発表した。トルコのボルサン・ホールディングと独エネルギー大手EnBWの合弁会社が運営する5カ所の風力発電プラントに計207メガワット(MW)

ボスニアEPBH、水力発電所建設へ

ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦政府は、エネルギー会社、エレクトロプリブレダBiH(EPBH)が水力発電所をするためドイツ復興金融公庫(KfW)から3,000万ユーロの融資を受けることを承認した。 水力発電所はボスナ川河畔の

Solarworld AG―カタールにモジュール工場―

経営再建中の独太陽電池大手Solarworld(ボン)は中東カタールにモジュール工場を建設する意向だ。フランク・アスベック社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。着工時期や投資額など計画の詳細は不明。 同社は太陽電

Eon SE―再可エネ優先策など直撃、最終減益46%に―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)が12日に発表した2013年通期決算の営業利益(EBITDAベース)は前期比14%減の93億ユーロに縮小した。火力発電の採算悪化や為替差損が影響。デリバティブ取引などで特別損失

EWE AG―ガス販社買収へ―

北ドイツを基盤とするエネルギー大手EWE(オルデンブルク)は14日、独東部の天然ガス輸入・販売・輸送会社VNG Verbundnetz Gas AGの株式15.79%を石油・天然ガス採掘大手のWintershallから譲

欧州特許出願、今年もサムスンが1位に

欧州特許庁(EPO)は6日、2013年の特許統計の詳細を発表した。それによると、韓国のサムスン・グループは出願件数で2年連続首位を獲得。LGグループも4位につけており、韓国企業は2社がトップ10入りを果たした。日本勢は国

原発事故の避難地域を拡大へ、放射線防御委が提言

重大な原発事故が起きた際の避難地域の拡大を、独連邦環境省(BMU)傘下の放射線防御委員会が提言した。10日付『南ドイツ新聞』が同提言書を独自入手して報じたもので、今後は州内相会議の協議を経て承認される見通しという。 連邦

樹脂加工業界が売上記録更新

独樹脂加工業界全国連盟(GKV)が5日発表した2013年の業界売上高は前年比3.0%増の576億ユーロとなり、前年に引き続き過去最高を更新した。軽量で耐久性の高い素材の需要が建設業や製造業で伸びているほか、原料価格の上昇

ハンガリー政府、エーオンのハンガリー事業買収へ

ハンガリー国営電力会社MVMは5日、独エネルギー大手エーオンからハンガリーの発電・ガス供給会社の株式を取得することで基本合意した。資産査定(デューデリジェンス)を行った上で、買収価格の交渉に入る。年内の買収手続き完了を見

国際金融公社、ティミショアラ市に2500万ユーロ融資

世界銀行グループの民間融資部門である国際金融公社(IFC)は4日、ルーマニア第3の都市であるティミショアラ市に対して、総額1億1,200万レウ(約2,480万ユーロ)の融資を実施すると発表した。インフラ整備を支援し、生活

仏重電大手アルストム、トルコの地熱発電会社に出資

仏重電大手アルストムはこのほど、トルコの地熱発電会社デルトム・ジェオテルマル(Deltom Jeotermal)の株式30%取得することで合意した。地熱資源が豊富なトルコで地熱開発や発電所の建設に取り組む。 アルストムは

RWE AG―戦後初の赤字に、最終損失28億ユーロ―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)が4日発表した2013年12月期決算の最終損益は27億5,700万ユーロの赤字となり、前期の黒字(13億600万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字計上は戦後初めて。火力発電所で合わせて約

Nordex

風力発電機メーカーの独Nordexが2月28日発表した2013年12月期の営業利益(EBIT)は4,430万ユーロとなり、前期の赤字(6,110万ユーロ)から大幅に改善した。黒字計上は3期ぶり。コスト削減のほか、欧州・中

DBの再可エネ助成分担金、最大で1.4億ユーロ増加見通し

独連邦議会(下院)運輸委員会のブルケルト委員長(SPD)は2月26日、ドイツ鉄道(DB)が支払う再生可能エネルギー助成分担金(Umlage)が最大で年1億3,900万ユーロ増加するとの試算結果を明らかにした。2013年の

チェコの風力発電量、13年に15%増

チェコの風力発電の発電量は2013年に4億7,800万キロワット時(kWh)となり、前年から15%増加したことが、チェコ風力エネルギー協会(CSVE)のまとめで分かった。これは13万6,000世帯の年間消費量に相当し、国

2月インフレ率1.2%に低下、10年8月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が1.2%にとどまり、2カ月連続で低下した。上げ幅は2010年8月以来の低水準。エネルギー価格が2.7%低下したことが響いた。欧州中央

輸入物価、13カ月連続で前年同月比減に

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した2014年1月の輸入物価指数(2010年=100)は104.8となり、前年同月比で2.3%減少した。1年前の水準を下回るのは13カ月連続。物価に占める比重が大きい原油と石油製品を除いた

SMA Solar Technology AG―同業Danfossと戦略提携―

インバーター大手の独SMA Solar(ニーステタール)は2月26日、デンマークの同業Danfossと戦略提携すると発表した。世界規模で調達を共同化するほか、開発分野のノウハウを相互に利用。コスト削減につなげる意向だ。戦

独ZSW研究所、車両用電池の試験設備を拡充

ドイツの太陽エネルギー・水素研究所(ZSW)は19日、車載用リチウムイオン電池の試験設備を増強したと発表した。電動アシスト自転車や電動スクーター、電気自動車などバッテリーを動力源にする車両の種類が増えていることに対応する

Solarworld AG―販売成長率で今年40%以上見込む―

経営難の独太陽電池メーカーSolarworld(ボン)は19日、2014年の販売量が前年実績の548メガワット(MW)を少なくとも40%上回るとの見通しを発表した。業界再編の動きが最終段階に入り、経営悪化の原因となってい

Hexagon AB―独無人ヘリメーカーを買収―

スウェーデンの精密測量システム大手Hexagon(ストックホルム)は18日、無人ヘリコプターの開発・製造会社である独Aibotixを同日付で買収すると発表した。高性能地理情報事業を強化する狙い。取引金額は公表していない

「石炭発電所の運営一元化を」=化学労組

鉱業・化学・エネルギー産業労働組合(IG BCE)のミヒャエル・ヴァシリアディス委員長は23日、電力会社が共同で新会社を設立し、全国の石炭火力発電所の運営を一元化することを提案した。電力価格の下落や政府の再生可能エネルギ

製紙業界生産高3年連続減少

ドイツ製紙事業者連盟(VDP)が25日発表した2013年の国内業界生産高は前年比0.7%減の2,240万トンとなり、3年連続で後退した。デジタル化の進展を受けて印刷・情報用紙が5.4%落ち込んだことが響いた。衛生用紙は4

チェコ大統領、テメリン原発の入札やり直しを表明

チェコのゼマン大統領はこのほど、テメリン原発拡張工事の入札を仕切り直すべきとの考えを明らかにした。先の入札で応札していた仏アレバが要件不備を理由に脱落したことを受けたもので、返り咲きのチャンスを与えることで競争を促し、コ

OMVペトロム、純益が10億ユーロを突破

オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社ペトロムが19日発表した2013年12月通期決算(速報値)の最終利益は48億2,000万レウ(10億9,100万ユーロ)となり、前期から22%増加した。コスト管理の徹底や製油所

シロブイエ・マシヌイ、ウズベキスタンで発電所近代化

ロシア最大の発電タービンメーカー、シロブイエ・マシヌイ(パワー・マシーンズ)は先ごろ、ウズベキスタンのシルダリヤ火力発電所の近代化工事に着手した。 シロブイエ・マシヌイは2013年3月、ウズベキスタン電力公社(ウズベクエ

ブランデンブルク工大、エネルギー技術センターを開設

ドイツのブランデンブルク工科大学(BTU)は7日、コトブス市のゼンフテンベルク地区にある中央キャンパス内にエネルギー技術センターを開設した。同研究所は、電気自動車(EV)向けのバッテリーを活用して再生可能エネルギーの貯蔵

欧州復興開発銀、ポーランドの風力発電所に融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は10日、ポーランド東部オルラに建設される風力発電所(ウィンドファーム)の第1期工事に9,400万ズロチ(2,200万ユーロ)を融資すると発表した。 オルラ・ウィンドファーム第1期工事では出力

ウクライナ、チェルノブイリにソーラー発電所建設へ

ウクライナの環境・天然資源省は13日、チェルノブイリ地区に太陽光発電所を建設する計画を明らかにした。建設は伊ヴィピエンメ・ソーラーが請け負う。 ヴィピエンメはチェルノブイリの立入禁止区域内に出力0.5メガワット以内のソー

ドイツ初の洋上風力発電建造船が進水

洋上風力発電所の設置を専門に手がける船舶をハンブルク港のSietas造船所がドイツで初めて建造し、17日に進水式を行った。オランダの海上建設会社Van Oordに引き渡され、7月からルフタダウネン洋上風力発電所(蘭沖合)

Wacker Chemie AG―13年は95%の最終減益―

化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)が6日発表した2013年12月期決算の最終利益は600万ユーロとなり、前期の1億1,500万ユーロから95%減少した。顧客であるソーラー産業の景気がこれまで以上に悪化し

Windwaerts

ドイツの風力発電プロジェクト会社Windwaertsは7日、会社更生手続きの適用をハノーバー区裁判所に申請した。プロジェクトの遅延を受けて資金繰りが悪化。利益参加証券(Genussschein)の購入者への配当などが支払

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