2010年8月11日

光触媒の道路舗装材で空気浄化

コンクリート・自然石製品メーカーF. C. Nuedling(フルダ)が高い空気清浄効果を持つ道路用敷石「AirClean」を開発した。光触媒の二酸化チタン(TiO2)を表面に塗布しており、見た目は普通の敷石と変わらない

半導体メーカーが独工場を相次ぎ拡張

世界の大手半導体メーカーがドイツでの生産拡大を急いでいる。背景にあるのは世界的な景気回復に伴う需要拡大とドル高ユーロ安。自動車向け半導体やパスポート、銀行カード用チップなど、ドイツの半導体技術の高さも魅力だという。独経済

気がつけば閉店

遊びに夢中になり、気がつけば門限時間をとうに過ぎており、慌てて家に帰った――。少年時代にそんな経験をした読者は多いのではなかろうか。 \ 普段ははっきりと聞こえる夕方の鐘やサイレンが、どういうわけかその日に限ってまったく

子供のために大麻部屋、両親が保護観察処分に

ヘビースモーカーの息子のために、親が子供部屋に換気扇を設置したという話を以前、日本で聞いたことがある。「そんな親もいるのか」と驚いたが、ドイツにはさらに呆れた親がいた。何と、、、14歳の息子が安心して大麻を吸えるよう専用

Siemens

電機大手Siemensの輸出品をドイツの税関当局が差し押さえたもようだ。週刊誌『シュピーゲル』が報じた。ロシア向けのスイッチとスイッチ部品、コンピューターモジュールがイランの核開発に利用される判断されたという。同社はマス

Hannover Rueck

再保険世界4位の独Hannover Rueckが10日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終利益は1億5,960万ユーロで、前年同期から23.5%減少した。メキシコ湾原油流出事故と5月に東欧で起きた洪水被害

Heidelberger Druckmaschinen

印刷機械最大手の独Heidelberger Druckmaschinenは10日、2010年6月末時点の受注残高が前年同日から31.5%増の8億1,000万ユーロに拡大し、過去18カ月で最高となったと発表した。ここ数カ月

7月の乗用車新車登録30%減に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2010年7月の乗用車新車登録台数は23万7,428台で、前年同月から30.2%落ち込んだ。減少は8カ月連続。これまで同様、昨年実施された新車買い替え補助金の反動が大きく、同補助金

IFAが大きく成長の見通し、3Dテレビに高い関心

今年で50回目を迎える世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展IFAベルリンショー(開催日9月3~8日)がこれまでにない規模に拡大しそうだ。IFA会場のベルリン見本市会社によると、発表予定の新製品の件数がこれまでで最

「寡占で不当利益=年2億ユーロ」、暖房検針業者に批判の矢

年に一度、住宅の暖房設備を検針するサービス業者が不当な利益を上げているようだ。検針サービス市場が寡占状態にあり、競争原理が働いていないことが背景にある。オンラインの省エネコンサルティング会社「co2online」が実施し

医薬品強制割引に法の盲点、価格操作で製薬会社が損失回避

今月1日に導入された特許薬の強制割引制度が早くもほころび出している。「自発的な値下げ分は強制割引に算入する」という規定の裏をかいて、一旦値上げしたのちに値下げし、実質的な薬価がほとんど変わらないようにした製薬会社が多いの

中国企業のドイツ進出進む

ドイツ企業を買収する中国企業が増えてきた。主なターゲットは自動車・機械・環境関連企業。中国当局による煩雑で厳しい審査がネックとなり、買収を果たした中国企業はまだ少ないものの、急成長による豊富な資金力を背景に高い技術力を持

独製紙業界、上期生産・販売が14%増に

ドイツ製紙事業者連盟(VDP)は9日、加盟企業の2010年上半期の生産高と販売高が前年同期をともに14%上回り、経済危機前の08年の水準までほぼ回復したと発表した。景気の改善が反映された格好。今後の懸念材料としては原料価

住宅建設、省エネ住宅などで需要が回復

景気回復を背景にドイツで住宅建設需要が上向いてきた。広さや外装、エネルギー効率、環境に優しい建材などを重視し多少のコストがかかっても構わないという消費者も増えており、平均の販売価格は上昇傾向にあるという。4日付『フランク

Allianz SE―4-6月期営業益23%増に―

保険大手の独Allianz(ミュンヘン)が6日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益は21億9,100万ユーロとなり、前年同期から22.7%増加した。損保と資産管理部門が好調で、業績が押し上げられた格好

Muenchener Rueck―4-6月期増益確保―

再保険最大手の独Muenchener Rueck(ミュンヘン)が4日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終利益は7億900万ユーロとなり、前年同期から3.5%増加した。社債・国債取引が好調で、金融投資の収益

Friedrich Boysen GmbH & Co. KG―商用車分野に進出―

自動車部品メーカーの独Boysen(アルテンシュタイク)が来年から、商用車向け排ガス処理システム事業に参入する。これまでは乗用車向け排ガス処理システムに特化してきたが、乗用車向けは将来的に市場が縮小すると判断。新事業を立

Adam Opel GmbH―修理費の全額負担サービス開始―

米General Motors(GM)の欧州子会社Opel(リュッセルスハイム)は5日、新車の修理費を全額負担するサービスを開始したと発表した。Opel車は故障が多く販売も低迷しており、こうした現状に対処する狙いとみられ

欧州中銀が金利据え置き

欧州中央銀行(ECB)は5日にフランクフルトで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏16カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは15カ月連続。トリシェ総裁は景気動向について従来と比

卸売物価、7月は5.3%上昇

連邦統計局が10日発表した2010年7月のドイツの卸売物価指数は前年同月比で5.3%上昇し、これまでに引き続き大きく上がった。鉱石や金属、燃料の上げ幅が大きかった。卸売物価の前月比の変動率は-0.3%で、2カ月連続で低下

製造業売上、6月は微減に

ドイツ連邦統計局が9日発表した同国製造業の2010年6月の売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.3%減(暫定値)となり、4カ月ぶりで減少した。国外売上が2.0%減少し足を引っ張った格好。国内売上は1.1

6月製造業受注3.2%増に

ドイツ連邦経済省が5日発表した2010年6月の製造業受注高(暫定値)は前月比で実質3.2%増と大幅に拡大した。世界的な景気回復のほか、大型受注が極めて多かったことがプラスに働いた。地域別では国外受注が5.7%増えて全体を

ドイツの輸出入、6月も30%前後の伸びに

ドイツ連邦統計局が9日発表した2010年6月の輸出高は前年同月比28.5%増の865億ユーロとなり、2カ月連続で30%近い伸びを記録した。世界経済の回復を背景に特に欧州連合(EU)域外向けが好調で、全体が押し上げられた。

経済回復が加速、第2四半期成長率は1%以上に

ドイツ経済の回復が力強さを増してきた。景気のけん引車である輸出は5月と6月にそれぞれ前年同月から約30%増加。5-6月期の製造業受注高も前の期の3-4月を3.2%上回っており、経済研究所や金融機関は2010年の国内総生産

SGL Carbon SE―営業利益予測引き上げ―

炭素製品大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)は4日の上半期決算発表で2010年12月通期の業績予測を上方修正した。主力の黒鉛電極のほか、炭素繊維の需要が急速に回復しているためで、営業利益(EBITベース)を従

Koenig & Bauer AG―同業Manrolandとの合併に意欲―

印刷機械大手の独Koenig & Bauer(KBA、ヴュルツブルク)が同業Manrolandとの合併を検討している。同社のヘルゲ・ハンゼン社長が10日公開された『ハンデルスブラット(HB)』紙のインタビュー記

Commerzbank AG―4-6月期も黒字に―

独2位銀行のCommerzbank(フランクフルト)が5日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は3億5,200万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(7億6,100万ユーロ)から大幅に改善した。利益計上

Jack Wolfskin―投資会社が売却先模索か―

アウトドア用品大手の独Jack Wolfskin(イドシュタイン)を、同社を保有する投資会社2社が売却するもようだ。ブルームバーグ通信が報じたもので、スポーツ用品大手のAdidasが最も有力な売却先候補と目されている。関

Deutsche Telekom AG―黒字転換―

電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)が5日発表した2010年6月中間決算の最終損益は12億4,200万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(6億300万ユーロ)から大きく改善した。前年同期は英携帯電話サービス

NTTデータ―独子会社が英ITサービス企業を買収―

NTTデータは9日、独子会社のitelligence(ビーレフェルト)がITサービスの英Chelford SAP Solutions(ベイジングストーク)を完全買収したと発表した。英国における中堅企業向けSAPビジネスの

Boehringer Ingelheim Pharma GmbH & Co. KG―特許切れ響く―

製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)が5日発表した2010年6月中間期の売上高は62億700万ユーロで、前年同期から2.8%減少した。主要製品の特許切れや米Eli Lill

Phoenix Solar AG―米国進出―

太陽光発電パークのプロジェクト・運営会社Phoenix Solar(ズルツェモース)が将来性の高い米国市場に進出する。9月1日付で現地法人を設立。売上高に占める同国の割合を2013年までに20%へと引き上げていく。同社の

Henkel AG & Co. KGaA―4-6月期も大幅増収―

化学大手のHenkel(デュッセルドルフ)が4日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算は、最終利益が前年同期比87%増の2億8,000万ユーロに拡大し、2期連続で大幅増益となった。経済危機の影響を強く受けた接着剤

Lanxess AG ―2010年利益予測引き上げ―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は6日の決算発表で2010年12月通期の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)予測を上方修正した。上半期の業績が好調だったためで、5月に提示した「6億5,000万~7億

社用車の貸与、長期病休の場合は取り消し可

ドイツには社員に社用車の私的利用を認めている企業が多い。社員は大抵、通勤や行楽なども含め自由に使うことができる。これは非金銭的な利益供与であり、給与の一部とみなされる。このため、退職・解雇などで会社を去る社員は社用車を返