ドイツ経済ニュース

オペル―EV「アンペラ」の販売中止か―

米ゼネラル・モーターズ(GM)の独子会社オペル(リュッセルスハイム)がレンジエクステンダー式電気自動車(EV)、「アンペラ」の販売を来年で打ち切るとの観測が浮上している。自動車専門誌『オートモティブ・ニュース・ヨーロッパ […]

デュル―木工機械メーカーHOMAGを買収―

塗装機械大手の独デュル(シュツットガルト)は15日、独木工機械大手のHOMAGを買収すると発表した。すでにHOMAGの過半数株取得で合意しており、今後は有価証券取得・買収法(WpUeG)の規定に基づき株式公開買い付け(T

シーメンス―米ドレッサー・ランド買収を計画か―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が米タービン大手ドレッサー・ランドの買収を計画しているもようだ。『マネージャー・マガチン』誌がシーメンス社内から得た情報として17日付のオンライン版で報じた。シーメンスはコメントを控え

ティッセンクルップ―伊ステンレス鋼子会社再建へ―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は17日、赤字が続く伊ステンレス鋼子会社アッチャイ・スペチャーリ・テルニ(AST)の経営再建計画をイタリア政府と労組に提示した。事業分野の絞り込みや人員・コスト削減を通して

フィリップス―大幅減益に―

電機大手の蘭フィリップス(アムステルダム)が21日発表した2014年第2四半期(4~6月)の営業利益(EBITDAベース)は前年同期比30%減の4億1,500万ユーロと大きく落ち込んだ。ユーロ高と医療機器部門の不振が響い

BASF―自動車排ガス触媒工場、ポーランドで操業開始―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は18日、ポーランド西部のシロダ・シロンスカで自動車排ガス用触媒工場の竣工式を行った。欧州排ガス規制の強化に伴う需要拡大に対応。今後も同工場で新生産ライン数を増設し、欧州で

ノバルティス―4~6月増収増益に、新製品が好調―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)が17日発表した2014年第2四半期(4~6月)の純利益は25億8,500万ドルとなり、前年同期比で3%増加した。特許薬の新製品販売と新興国事業が好調だったことが大きい。売上高は2

ディエヴィーニ―貼り薬のLTSローマンを買収―

独投資会社ディエヴィーニ(Dievini、ヴァルドフル)は17日、貼り薬メーカーの独LTSローマンを買収すると発表した。スイスの製薬大手ノバルティスと独投資会社BWKから株式をそれぞれ約43%、24%取得。出資比率をこれ

SAP―約30%の営業減益に、クラウドは大幅増収―

企業向けソフト大手の独SAP(ヴァルドフル)が17日発表した2014年第2四半期(4~6月)の営業利益は前年同期比29%減の6億9,800万ユーロと大きく落ち込んだ。米同業ベルサタから特許侵害で訴えられている係争にからみ

BMW

自動車大手の独BMWは16日、「3シリーズ」を対象にリコール(無料の回収・修理)を行うと発表した。対象となるのは1999年式~2006年式の計160万台。これまで不具合は起きていないものの、搭載しているタカタ製の助手席エ

シーメンス

電機大手の独シーメンスは16日、ヘルスケア部門に属するマイクロバイオロジー事業を米ダナハーの臨床検査製品子会社ベックマン・コールターに売却することで合意したと発表した。診断製品分野の経営資源を収益力の高いインビトロ事業に

モルフォシス

独バイオ企業モルフォシスは18日、同社の抗体ライブラリー「Ylanthia」の特許が米国特許商標庁(USPTO)と中国国家知識産権局(SIPO)から承認されたと発表した。特許番号は米国が「US 8,685,896」「US

エボニック

特殊化学大手の独エボニックは17日、本社所在地エッセンの工場敷地内に高分子分散剤の生産施設を建設すると発表した。塗料・インキ向け分散剤の需要が世界的に高まっていることに対応。数千万ユーロを投じて同施設を設置し、高分子分散

オペル

米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社オペルが低価格車の投入を検討している。カールトーマス・ノイマン社長が英『ファイナンシャル・タイムズ』紙に明らかにしたもので、仏ルノーの低価格ブランド「ダチア」に対抗。欧州市場シェ

ワッカー・ケミー

化学大手の独ワッカー・ケミーは22日、2014年通期の業績予測を上方修正した。昨年まで低迷していた多結晶シリコン事業を中心に業績が大きく改善しているためで、営業利益(EBITDAベース)で前期の6億7,870万ユーロを1

世界初の「アクティブハウス」登場き、お隣さんの分も発電

自然エネルギーを使い、自宅で消費する電力の2倍の電力を供給できる世界初のスマートエネルギーハウス(「アクティブハウス」)がこのほど、シュツットガルトで公開された。「B10」と名付けられた同実験住宅はシュツットガルト大学と

高圧送電線の敷設、昨年は100キロに届かず

ドイツ国内で昨年敷設された高圧送電線の距離は計97キロメートルにとどまったことが、野党・緑の党の議員質問に対する政府回答で分かった。同国が取り組む再生可能エネルギーの普及加速政策(エネルギー転換政策)を成功させるには高圧

ソーセージでカルテル、21社に制裁

独連邦カルテル庁は15日、ハム・ソーセージメーカーが価格カルテルを結んでいた問題で、関与した21社と責任者33人に総額3億3,800万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。各社の制裁額は明らかにしていない。連邦カルテル

チョコメーカーが自家栽培へ

独チョコレート大手のリッター・スポーツが中米ニカラグアでカカオ農園を開設する。アジアを中心とするカカオ需要の拡大を受けて安定確保が将来的に危ぶまれる懸念があるため。同業のバリーカレボー(スイス)やフェレロ(イタリア)も原

神戸牛がドイツで入手可能に、価格はキロ400ユーロ以上

高級和牛「神戸ビーフ」の欧州連合(EU)向け輸出が8日、始まった。EUが神戸牛の輸出を6月に解禁したことを受けたもので、ドイツ国内では食肉卸業者アルバース(Albers、デュッセルドルフ)とオットー・グルメ(Otto G

「ワードロービングは深刻な問題」=ネットショップの1割以上

商品を使用したうえで返品して返金を求める「ワードロービング」にドイツの小売事業者が頭を抱えているようだ。流通研究所(IFH)がネットショップを対象に実施したアンケート調査によると、9社に1社が「ワードロービングは深刻な問

生保の新規契約、昨年は13%減に

独保険協会(GDV)が21日発表した2013年の生保新規契約件数は550万件となり、前年比で13%減少した。歴史的な低金利を背景に生保の魅力が低下していることが響いたもようだ。新規契約高も200億ユーロ減って1,490億

偽札発見量が急増、上期+27%に

ドイツ連邦銀行(中銀)は18日、上半期に国内で発見されたユーロの偽札が合わせて約2万4,623枚に達し、前年同期から27%増加したと発表した。総額は150万ユーロにとどまっており、心配するに及ばない水準という。ユーロ圏全

北欧の宿泊・飲食費は独の1.5倍

欧州連合(EU)統計局ユーロスタットの情報をもとにドイツ連邦統計局が発表したところによると、宿泊・飲食費が昨年最も高かった加盟国はデンマークで、ドイツを53%上回った。スウェーデンも50%高く、北欧旅行は総じて費用がかか

飲食・宿泊業界で来年から法定最低賃金適用に

独飲食・宿泊業界労組NGGは20日、法定最低賃金の適用開始時期の延期に向けて雇用者団体DEHOGAと進めてきた交渉が決裂したと発表した。これにより、同業界では時給8.5ユーロの法定最低賃金が来年1月1日付で適用される見通

顧客への横柄な対応、処分は妥当か

ドイツで生活していると役所の職員や店員に横柄に対応され不愉快な思いをすることが、日本に比べて多い。では雇用主はそうした職員・社員を処分することができるのだろうか。この問題をめぐる係争でシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州労働

最低賃金、来年から時給8.5ユーロ 被用者470万人が賃金増に

独16州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)は11日、最低賃金法案(労使協定の自律の強化に向けた法案)を可決した。同法案はすでに連邦議会(下院)を通過しており、来年1月1日付で施行される。法定最低賃金を導入する欧州連

再可エネ電力助成策で政府が欧州委と合意

欧州連合(EU)欧州委員会のホアキン・アルムニア副委員長(競争政策担当)は9日、ドイツの再生可能エネルギー法(EEG)をめぐる同国政府との対立が解消されたと発表した。EEGの現行法と改正案がEU競争法に一部抵触すると批判

石炭発電所向け輸出支援、環境相が大幅削減を要求

ドイツのバーバラ・ヘンドリックス連邦環境相は11日、石炭発電所の輸出を公的融資支援の対象から原則として除外すべきだとの考えを表明した。環境保護団体や国際的な批判を踏まえて見解。ドイツが環境・温暖化対策を理由に、二酸化炭素

第2四半期GDPは大幅減速見通し

ドイツ連邦経済省は10日発表の月報で、第2四半期(4~6月)の独経済成長率が第1四半期(1~3月)を大幅に下回ったとの見方を明らかにした。製造業受注・生産・売上など各種の景気指標が振るわないうえ、ウクライナ危機を受けて発

卸売物価12カ月連続低下、6月0.8%減に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2014年6月の卸売物価指数は前年同月比0.8%減となり、12カ月連続で1年前の水準を下回った。石炭・石油製品が2.1%低下したことが最大の押し下げ要因で、このほか、穀物・葉たばこ・種苗・

ZFフリードリヒスハーフェン―米同業に買収提案―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは10日、米同業TRWオートモーティブに買収を提案したと発表した。ブルームバーグ通信の報道を追認したもので、TRWも同日、ZFの社名を伏せながらも暫定的な買収提案を受け取った

ロバート・ボッシュ―風力タービン事業売却へ、交渉先はZFか―

自動車部品大手の独ロバート・ボッシュ(シュツットガルト)が産業機械子会社ボッシュ・レックスロートの風力発電タービン事業売却に向けて交渉している。地方紙『ニュルンベルガー・ナハリヒテン』が報じ、同社が追認したもので、交渉が

フォルクスワーゲン―米でSUV生産へ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は14日、米国で中型SUVを生産する計画を明らかにした。同国でSUVの需要が増えていることに対応する考え。これまでは中型セダン「パサート」しか現地生産しておらず、

ダイムラー―伊バイクメーカーへの出資検討か―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)がイタリアのオートバイメーカー、MVアグスタへの出資を検討しているとの観測が浮上している。独証券紙『ベルゼン・ツァイトゥング』がミラノの金融業界の情報として10日報じたもので、

キオン―欧州で約1億ユーロの設備投資へ―

フォークリフト世界2位の独キオン(ヴィースバーデン)は9日、欧州での設備投資計画を発表した。投資総額は1億ユーロ弱で、高価格帯製品を手がけるドイツ本国の工場を近代化するほか、低価格帯製品の生産施設をチェコに新設。欧州市場

M+Wグループ―オートメーション事業売却―

プラント大手の独M+W(シュツットガルト)は8日、オートメーション事業をカナダ企業ATSオートメーション・ツーリング・システムズに売却すると発表した。取引金額は約2億5,500万ユーロ。同事業は中核事業と関連が薄いため、

エアバス―「A330ネオ」を公開―

欧州航空機大手のエアバス(トゥールーズ)は14日開幕の英ファーンボロ航空ショーで、中・長距離大型機「A330ネオ」を初公開した。同機はエアバスのベストセラー「A330」の改良機で、航空性能が大幅に改善している。2017年

ドレーガーヴェルク―業績予測引き下げ―

医療・セキュリティ機器製造の独ドレーガーヴェルク(リューベック)は15日、2014年通期の売上高営業利益率(EBITベース)を従来見通しの6.5~8.5%から4.5~6.5%に下方修正した。ユーロ高と一部地域での販売不振

エボニック・インダストリーズ―中国で合弁―

化学大手の独エボニック・インダストリーズ(エッセン)は14日、中国企業GCLポリー・エナジーと提携することで基本合意したと発表した。GCLポリーの子会社(Jiangsu Zhongneng Polysilicon Tec

ノバルティス―IT大手グーグルからライセンス取得―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は15日、眼科医療関連製品子会社のアルコンがIT大手の米グーグルからスマートコンタクトレンズの開発・販売ライセンスを取得することで合意したと発表した。アルコンは今回の提携により、製

リンツ&シュプルングリー―米ラッセル・ストーバーを買収―

スイスのチョコレート大手リンツ&シュプルングリー(キルヒベルク)は14日、米同業ラッセル・ストーバーを買収すると発表した。買収価格は明らかにしていないものの、同社史上最大としている。メディア報道によると、14億ドルに上る

ルフトハンザドイツ航空―LCC拡充へ―

ルフトハンザドイツ航空(フランクフルト)は9日、競争力の強化計画を発表した。ジャーマンウイングスに続く新たなLCC(格安航空)ブランドを設立。価格意識の高い個人顧客を獲得し、競合ライアンエアーやエミレーツ航空に対抗してい

ゼネラリ―スイスの銀行子会社売却―

保険大手の伊ゼネラリ(トリエステ)は14日、スイスの銀行子会社BSIをブラジルの投資銀行BTGパクチュアルに売却することで合意したと発表した。ゼネラリは金融危機の発生後、財務改善に向けて事業売却を推し進めており、その一環

エボテック

バイオ医薬品開発の独エボテックは8日、フラウンホーファー分子生物学・応用生態学研究所(IME)と提携すると発表した。両者の技術や研究資産を持ち寄り、様々な病気の新たな治療薬を開発する。エボテックはバイオ医薬品開発の初期段

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