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2010/4/14

企業情報

Landesbank Baden-Wuerttemberg―出資額半減へ―

この記事の要約

独州立銀行最大手のLandesbank Baden-Wuerttemberg(LBBW)が財務支援を受ける見返りとして出資先から大幅に撤退することを、欧州連合(EU)の欧州委員会から昨年12月に命じられていたことが8日公 […]

独州立銀行最大手のLandesbank Baden-Wuerttemberg(LBBW)が財務支援を受ける見返りとして出資先から大幅に撤退することを、欧州連合(EU)の欧州委員会から昨年12月に命じられていたことが8日公表された文書で分かった。その規模は簿価で45億ユーロと、出資総額の約半分に当たる。同行は原則として今年末までにこの命令を履行することを義務づけられている。

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LBBWは金融危機で財務が悪化したため、出資者である地元のバーデン・ヴュルテンベルク州とシュツットガルト市、貯蓄銀行からから50億ユーロの資金注入のほか、総額120億ユーロに上るリスク債券への公的保証を受けた。欧州委はこれを受け、同行に対し組織や事業の抜本的な改革を命令、◇2013年までに株式会社化する◇危険な投資銀行業務から撤退する◇本来の業務である地域金融に経営資源を集中する◇資産を40%圧縮する◇監査役の半数は外部の金融・経済専門家から任命する――などを義務づけた。

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LBBWが放出を命じられたのは貯蓄銀行グループのファンド会社DekaBankや貯蓄銀行保険持ち株会社(Sparkassenversicherungsholding)、バーデン・ヴュルテンベルク州立住宅貯蓄銀行(Landesbausparkasse Baden-Wuerttemberg)などの資本。年内に手放すと売却損を計上する恐れがある場合は、最大2013年末まで延期できる。

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