全ドイツ自動車クラブ(ADAC)が発表したバス・トラック(以下、商用車)故障統計によると、2011年の故障原因で最も多かったのはタイヤのトラブルで、シェアは2.9ポイント増の31.6%に拡大した。タイヤが最多となるのは07年以来で4年ぶり。前年までトップだった電子・電気系統は1.4ポイント減の29.2%で、エンジンは0.4ポイント増の20.7%だった(グラフ参照)。
\部位別故障原因の内訳を見ると、タイヤではゴムの劣化が96.4%と大半を占めた。ホイールナットは1.7%、ボルト・ナットは1.1%だった。
\電気・電子系統ではバッテリーが42%で、前年から6.9ポイント増加。発電機も5ポイント増の40.5%に拡大した。ケーブルは11%で2.2ポイント減少している。
\エンジン故障の原因は約20種類と多岐にわたっており、主な故障個所はホース、スターター、ファンベルトだった。
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