欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2013/11/13

経済産業情報

マイクロソフト、ベルリンに事業センター開設

この記事の要約

米マイクロソフトは7日、ベルリンの目抜き通り「ウンター・デン・リンデン」に新たな事業拠点「マイクロソフト・ベルリン」を開設した。5階建てで、総床面積3,000平方メートルの新センターは、100人のスタッフが勤務する事務フ […]

米マイクロソフトは7日、ベルリンの目抜き通り「ウンター・デン・リンデン」に新たな事業拠点「マイクロソフト・ベルリン」を開設した。5階建てで、総床面積3,000平方メートルの新センターは、100人のスタッフが勤務する事務フロア、ショールームを兼ねたカフェ「The Digital Eatery」、ITベンチャー企業を支援・育成する「Ventures Accelerator」から成る。マイクロソフトは「従業員・顧客・ソフトウエア開発者・政治関係者が交流できる場にしたい」と意気込みをみせる。

\

新センターの最大の目玉はITベンチャー養成プログラムVenture Acceleratorだ。300社を超える応募のなから選ばれた若いIT企業9社が同じ建物内に入居し、4カ月にわたってマイクロソフトのスタッフから集中指導とトレーニングを受けられるほか、同社の顧客にも紹介される。

\

開会式で挨拶に立ったスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は「我々もかつては、多くの新しいビジネスアイデアはあるが資金がないスタートアップ企業だった」と述べ、ITベンチャー支援の必要性と意義を強調。そのうえで、「我々はベルリンから、IT世界に革命を起こす次の10億ドル企業が誕生することを確信している」と期待を示した。

\