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2014/6/18

経済産業情報

独メーカーが北朝鮮進出、開城に販売拠点

この記事の要約

繊維機械部品メーカーの独Groz-Beckertが北朝鮮の経済特区・開城工業地区に販売事務所を開設する。韓国統一省が発表し、同社が11日に追認した。韓国企業以外で同工業団地に進出するのはGroz-Beckertが初めて。 […]

繊維機械部品メーカーの独Groz-Beckertが北朝鮮の経済特区・開城工業地区に販売事務所を開設する。韓国統一省が発表し、同社が11日に追認した。韓国企業以外で同工業団地に進出するのはGroz-Beckertが初めて。

同社は産業用ミシン針の世界最大手メーカーで、2013年の売上高は5億6,800万ユーロに上った。北朝鮮の繊維メーカーに対する製品供給体制を改善するために開城進出を決断したとしている。現地事業の開始時期や従業員数は明らかにしていない。政治的な問題が起きた際の対処策も不明だ。

北朝鮮は開城工業地区に韓国以外の企業も誘致したい考えで、昨年9月の閉鎖解除後は中国、ロシア、オーストラリア、ドイツの企業関係者が相次いで訪問。進出に関心を示しているという。