バイエルの農業科学子会社バイエル・クロップサイエンス(BCS、モンハイム)は1日、パラグアイの種子メーカー、グラナールを買収すると発表した。南米事業と大豆事業を強化する戦略に沿った取り組み。取引金額は公表しないことで合意した。
グラナールは2001年設立の若い企業で、亜熱帯地域に適した大豆の開発、生産、販売を手がける。従業員数は50人。パラグアイとウルグアイをコア市場とし、ブラジルでも事業を拡大している。
BCSは同社の買収により、パラグアイの大豆種子市場に参入。農家に種子のほか、農薬と各種サービスを提供していく考えだ。