化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)がオランダに全世界の調達業務の統括拠点を設立する。事業のあり方を簡素化し、利益率を高める戦略に基づく措置で、広報担当者は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に、「グローバル・サプライチェーン会社」を立ち上げることを明らかにした。
社内情報として同紙が報じたところによると、新会社は年末に業務を開始する。従業員は世界各地から集め、最終的に150人体制とする意向という。
オランダを選んだのは◇欧州の中心に位置する◇国際港であるロッテルダム港がある◇国際空港がある――など物流上のメリットが大きいため。競合のユニレーバやプロクター・アンド・ギャンブルは同様の取り組みをすでに行っている。