総合 - ドイツ経済ニュース

独企業景況感、5カ月ぶりに改善

Ifo経済研究所が24日発表した2011年11月のドイツ企業景況感指数は106.6(2005年=100)となり、前月の106.4から0.2ポイント上昇した。同指数の改善は5カ月ぶり。今後6カ月の見通しを示す期待指数が前月 […]

輸入物価10月は6.8%上昇

ドイツ連邦統計局が25日発表した2011年10月の輸入物価指数は前年同月比で6.8%増加した。上げ幅はピーク時の昨年12月(12.0%)から大幅に下がっているものの、依然として大きい。エネルギー価格が高騰し、全体を強く押

州立銀の格付け、ムーディーズが引き下げ

ドイツの州立銀行業界を先週(11月第3週)、2つのニュースに揺さぶられた。1つは格付け大手ムーディーズによる大幅な格下げ、もう1つはヘッセン州がヘッセン・テューリンゲン州立銀行Helabaからの撤退を視野に入れていること

独取引所とNYSEが合併に向け譲歩

ドイツ取引所とNYSEユーロネクストは18日、欧州連合(EU)の欧州委員会に一部デリバティブ(金融派生商品)事業の売却を柱とする合併計画の修正案を提示したことを明らかにした。両取引所の合併を認めた場合、統合新会社がデリバ

ベルリン州で大連立政権成立へ

首都ベルリン州の社会民主党(SPD)とキリスト教民主同盟(CDU)は16日、連立政権を樹立することで合意した。9月の州議会選挙で第1党の地位を維持した中道左派のSPDは当初、環境政党・緑の党と連立する予定だったが、アウト

生産者物価、10月は+5.3%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した2011年10月の生産者物価指数は前年同月比を5.3%上回った。上げ幅は4月の6.4%をピークに縮小傾向にあるものの、依然として大きい。エネルギーが全体を強く押し上げており、エネルギーを除

年金保険料率、1月引き下げへ

ドイツ政府は16日の閣議で、労使が折半する公的年金の保険料率を来年1月に現在の19.9%から19.6%へと引き下げることを決定した。好景気を受けて年金財政にゆとりが出てきたためで、労使の負担はそれぞれ13億ユーロ軽減され

北西ドイツの鉄鋼業界、ベア3.8%で妥結

独北西部のノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)、ニーダーザクセン、ブレーメンの3州の鉄鋼労使は22日、新しい賃金協定で合意した。12月1日から賃金を3.8%引き上げる。協定期間は2011年11月1日~2013年2月

ロシアが独とのエネルギー協定に意欲

ロシア政府がドイツにガス発電所を多数建設することに意欲を示している。ロシアのセルゲイ・シマトコ・エネルギー相が『南ドイツ新聞(SZ)』に対し明らかにしたもので、2国間協定の形でエネルギーパートナーシップを深化させたいとの

家畜への抗生物質投与、規制強化へ

イルゼ・アイクナー連邦食料・農業・消費者保護相は9日、家畜への抗生物質投与をこれまでよりも厳しく規制・監督する意向を明らかにした。各州の農業省と連携し、獣医師から畜主、家畜までの抗生物質の流れを定期的に記録することで使用

超大型トレーラーの実用試験、3月開始へ

ドイツ政府は10日の閣議で、超大型トレーラー(ギガライナー)の実用試験計画を了承した。来年3月から5年間実施する。参加するのは国内16州のうち7州で、反対する州の道路をギガライナーが走行することはできない。 \ ドイツで

ダイムラー保有のEADS株、独政府が7.5%買い上げ

ドイツ連邦経済省は10日付のプレスリリースで、自動車大手の独ダイムラーが保有する航空宇宙大手EADSの株式を部分的に買い上げると発表した。ダイムラーは自動車事業に専念するためEADS株の放出を数年前から模索しているものの

ユーロ危機の打開策を5賢人委が提言

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は9日に提出した2011年版『経済鑑定書』のなかで、ユーロ危機からの脱出に向けた独自構想を打ち出した。加盟国の債務の一部を新設の「債務返済基金」に移管したうえで、償還期限を迎えた

第3四半期GDP0.5%拡大

ドイツ連邦統計局が15日発表した2011年第3四半期の国内総生産(DGP)は前期比の成長率が物価・季節要因・営業日数調整後の実質で0.5%(速報値)となり、09年第2四半期から10四半期連続で拡大した。内需が好調で全体を

小売業界が売上成長予測引き上げ

ドイツ小売業中央連盟(HDE)は9日、2011年の業界売上成長率を従来予測の名目1.5%から同2.0%へと上方修正した。年初からこれまでの売り上げが順調に推移しているため。1-9月期の売り上げは前年同期を2.6%上回った

10月卸売物価、前月比で大きく低下

ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年10月の卸売物価指数は前年同月比の上昇率が5.0%となり、前月の同5.7%から縮小した。景気減速が反映された格好。ピーク時の3月には上げ幅が10.9%に達していた。前月比では1.

所得減税60億ユーロで与党合意

独与党のキリスト教民主同盟(CDU)とキリスト教社会同盟(CSU)、自由民主党(FDP)の3党は6日、内政上の今後の施策方針について合意した。市民の税負担軽減が最大の目玉で、総額60億ユーロの所得税減税を実施する。ただ、

国外取得資格の承認制度、3月スタート

連邦参議院(上院)は4日、外国人などが国外で取得した学業や職業に関する資格の承認制度を了承した。すでに連邦議会(下院)を通過しており、来年3月から施行される。国外資格の取得者はドイツでそれに見合った職業上の地位を得やすく

9月輸出高10.5%増加、2カ月連続で2ケタ成長に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年9月の輸出高は前年同月比10.5%増の950億ユーロとなり、2カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。世界経済は減速しており、過去の受注がプラスに働いたもようだ。ただ、同国の製造業受注

10月失業者数が実質増に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が2日発表した2011年10月の失業者数は季節要因調整後の実質で前月を1万人上回った。前月は失業者数が大きく後退しており、その反動が出た格好。名目の失業者数は前月を5万9,000人下回る273万7

製造業受注が大幅減、9月は前月比で実質-4.3%に

ドイツ連邦経済省が4日発表した2011年9月の製造業受注高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比-4.3%と大幅に落ち込んだ。後退は3カ月連続。ユーロ圏からの受注が12.1%減少し足を強く引っ張った格好だ。ユーロ

9月製造業売上2.8%減に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年9月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.8%減(暫定値)となり、2カ月連続で後退した。景気減速が反映された格好で、主要業界は軒並み悪化している。 \ 地

欧州中銀が2年半ぶりに利下げ、1.25%に

欧州中央銀行(ECB)は3日、ユーロ圏17カ国の最重要政策金利を従来の1.5%から1.25%に引き下げると発表した。利下げは2009年5月以来で2年6カ月ぶり。インフレ率はECBが警戒水準とする2%を大きく上回っており、

バルト海ガスパイプラインが開通

シベリア産の天然ガスをバルト海経由で西欧に輸送するパイプライン、ノルド・ストリームの開通式が8日、ドイツ東北部のルプミンで開催された。式典にはメルケル首相とロシアのメドベージェフ大統領が出席。同パイプラインは欧州のエネル

9月輸入物価、前年同月比6.9%上昇

ドイツ連邦統計局が10月26日発表した2011年9月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が6.9%となり、2カ月ぶりに膨らんだ。エネルギーが全体を強く押し上げた格好で、エネルギーを除いたコアの変動率は+3.6%にとどまった

年金保険料率、来年は19.6%に低下見通し

労使が折半する公的年金保険料の料率は現在の19.9%から来年は19.6%に低下する見通しだ。公的年金運営機関のドイツ年金保険連盟(DRV)が10月27日に明らかにした。好景気を背景に賃金が上昇するとともに、失業率が低下。

EFSF支援、下院特別委の承認権が当面保留に

ユーロの財政悪化国に対する欧州金融安定基金(EFSF)の支援策をドイツが承認する際の決定を連邦議会(下院)に新設した少人数の特別委員会で行うのは違憲だとして野党・社会民主党(SPD)の議員が10月27日に提訴した裁判で、

EUと日印のFTA/EPA交渉をフォードが警戒

欧州連合(EU)が日本、インドとの交渉をそれぞれ検討している経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)を、自動車大手フォードの欧州法人が警戒している。韓国とEUのFTA発効後、韓国車の欧州販売が大きく伸びているためだ

2060年までに人口が1,700万人減少

連邦政府は10月26日の閣議でドイツの人口動向の現状と今後の見通しに関するレポートを了承した。同レポートは出生率の低迷と平均寿命の上昇を背景に人口減少が長期的に続き、社会の幅広い分野に影響が出ると予想。そうしたなかで経済

コールセンターへの電話、待ち時間の課金不可に

ドイツ連邦議会(下院)は10月27日、電気通信法(TKG)改正法案を与党の賛成多数で可決した。同法案は欧州連合(EU)指令を国内法に転換するもので、ブロードバンドインフラの整備促進と消費者保護の強化を柱としている。連邦政

企業再建のチャンス拡大、新法案可決で

ドイツ連邦議会(下院)は10月27日、企業再建促進法(ESUG)案を与党の賛成多数で可決した。経営が悪化した企業の早期再建を通して雇用を維持することが同法案の最大の狙いで、債権者の権利も強化される。2013年1月1日付で

9月小売売上、実質0.3%増に

ドイツ連邦統計局が10月31日発表した2011年9月の小売売上高は前年同月を名目で2.2%上回り、物価調整後の実質でも0.3%増加した。通販と食料品店が全体をけん引。営業日数と季節要因を加味した前月比でも名目が1.0%、

10月インフレ率2.5%に

ドイツ連邦統計局が10月27日に発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が2.5%だった。上げ幅は前月の同2.6%をやや下回ったものの、適正水準とされる2%弱を依然として上回っている。灯油やガスなど家庭

景気見通し悪化も投資・雇用はなお拡大

独商工会議所連合会(DIHK)は19日に発表した「秋季景気アンケート調査報告」のなかで、今年の国内総生産(GDP)成長率を5月に示した実質3.5%から同3.0%へと下方修正した。景気回復のピークが過ぎたほか、ユーロ危機な

独企業景況感4カ月連続で悪化

Ifo経済研究所が21日発表した2011年10月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の107.4から106.4へと1ポイント低下し、4カ月連続で悪化した。ユーロ危機や世界経済の減速が反映された格好。ただ同指

独消費者景況感がやや改善

市場調査大手GfKが25日発表したドイツ消費者景況感指数の11月向け予測値は5.3となり、前月の5.2から0.1ポイント上昇した。改善は4カ月ぶり。景気の見通しは悪化しているものの、所得と購買意欲に関する指数がともに上昇

2012年独成長率、政府が1%に大幅引き下げ

ドイツ政府は20日、2012年の国内総生産(GDP)成長率を従来予測の実質1.8%から同1.0%へと大きく引き下げた。ユーロ危機などドイツ経済を取り巻く環境が悪化したため。2011年については従来予測の2.9%に据え置い

鉄鋼業界でベア7%要求

金属労組IGメタルは19日、独西北部のノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)、ニーダーザクセン、ブレーメンの3州の鉄鋼業界で21日から始まる賃金交渉で7%のベースアップを要求する方針を決定した。ベア要求幅は国内労組で

介護社員の労働時間短縮、1月施行へ

ドイツ連邦議会(下院)は20日、家族介護法案を可決した。同法案は被用者が家族を介護しながら職業生活を継続できる環境の整備を狙ったもので、来年1月1日から施行される。 \ ドイツには介護を受ける市民が225万人おり、そのう

独企業のR&D投資額、10年は8.9%増加

国際コンサルティング大手ブーズ・アンド・カンパニーが24日発表した企業の研究開発(R&D)投資に関する調査レポートによると、世界大手企業1,000社のR&D投資は昨年5,500億ドルとなり、前年に比べ

独成長率、来年は0.8%に大幅低下=秋季予測

Ifoなど国内外の主要経済研究所は13日発表した共同作成の『秋季経済予測』で、2012年の独国内総生産(GDP)成長率を春季予測の2.0%から0.8%へと大幅に下方修正した。ユーロ危機をはじめとしてドイツ経済を取り巻く環

モンゴルと資源協定締結、コークス炭鉱採掘を独企業が支援

ドイツのメルケル首相は13日、モンゴルの首都ウランバートルを訪問し資源協定に調印した。資源の安定確保に向け昨年秋に策定した戦略に基づく措置で、ドイツ企業が同国で資源開発に乗り出せる基盤を創出した。首相のモンゴル訪問に合わ

脱税者情報を独当局が購入、過去最大の3,000人が該当

独ノルトライン・ヴェストファーレン州の捜査当局がルクセンブルクにある銀行を利用して脱税してきたドイツの納税者の情報を購入していたことが13日、明らかになった。メディア情報によると、約3,000人の情報が含まれており、過去

フランクフルト空港の深夜発着、州行政裁が全面禁止

フランクフルト国際空港の深夜発着を今月30日から1日当たり17便認めた地元ヘッセン州政府の計画は不当として空港周辺の住民が差し止めを求めている訴訟で、ヘッセン州行政裁判所(VGH)は11日、深夜発着を全面禁止する判決を下

航空管制官スト回避、ベア妥結で

国営航空管制会社DFSと管制官労組GdFは12日、新しい労使協定で合意した。これにより、懸念されていたストライキは回避、空のダイヤが麻痺する恐れはなくなった。新協定の有効期間は17カ月。賃金は2段階に分けて計5.2%引き

「トロイの木馬」を捜査当局が違法利用か

コンピューターからひそかに情報を収集するトロイの木馬(スパイウエア)をドイツの捜査当局が利用していることが大きな問題となっている。法律で定められた権限を大幅に逸脱し、人権を侵害している可能性があるためで、ハイテク業界団体

8月製造業売上0.4%減に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年8月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.4%下回った。比較対象の7月は同4.0%増(修正値)と大幅に伸びておりその反動が出た格好。国内売上が

製造業受注2カ月連続減に、8月は1.4%後退

ドイツ連邦経済省が6日発表した2011年8月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で1.4%減少し(暫定値)、2.6%減となった前月(修正値)に引き続き大きく落ち込んだ。国内受注が3.2%減少したほか、大

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