アジア企業の欧州動向

人工透析器の反ダンピング調査を中国が中止

中国商務省は12月17日、日本と欧州連合(EU)の人工透析器メーカーを対象に行っていた反ダンピング調査を中止したと発表した。調査を要請した重慶山外山科技有限公司(SWS)が申請を撤回したため。SWSの社長などは9月に産業 […]

中国のドイツ企業買収が活発化

中国資本によるドイツ企業の買収が活発化しているもようだ。独コンサルティング企業ギンコウ・ツリー・アドバイザーズのデータをもとに12月27日付『ヴェルト』紙が報じたところによると、中国企業が2014年に独で実施した主な買収

人工透析器の反ダンピング調査を中国が中止

中国商務省は12月17日、日本と欧州連合(EU)の人工透析器メーカーを対象に行っていた反ダンピング調査を中止したと発表した。調査を要請した重慶山外山科技有限公司(SWS)が申請を撤回したため。SWSの社長などは9月に産業

中国のドイツ企業買収が活発化

中国資本によるドイツ企業の買収が活発化しているもようだ。独コンサルティング企業ギンコウ・ツリー・アドバイザーズのデータをもとに12月27日付『ヴェルト』紙が報じたところによると、中国企業が2014年に独で実施した主な買収

中国、中東欧のインフラ整備に協力

中国の李克強首相は12月16日、セルビアのベオグラードで開催された中東欧16カ国の首脳会議に出席し、鉄道や道路などのインフラ整備を通じて中東欧地域との経済的結びつきを強化する意向を表明した。 李首相は会議の中で中東欧向け

欧州委員会、チェコ航空再建計画を承認

欧州委員会は先ごろ、チェコ航空(CSA)の再建計画を承認すると発表した。人員削減、機体の売却、欧州の発着枠削減等を進める同社の計画を評価した。CSAをめぐっては、同じくプラハ空港をハブとするチェコ民間航空会社スマートウィ

印アポロ・タイヤズのハンガリー工場、来春着工へ

タイヤ製造・販売大手の印アポロ・タイヤズのハンガリー工場の建設が来春に始まる見通しだ。ハンガリー投資庁(HIPA)が9日明らかにしたもので、同社によるインド国外での工場建設は初めてとなる。17年初めの生産開始を予定してい

東レ、伊社の炭素繊維事業を買収

東レは10日、伊繊維メーカーのサーティから炭素繊維事業を買収することで合意したと発表した。対象となるのは、炭素繊維を加工して成形用中間素材を生産する「プリプレグ」と呼ばれる事業。買収額は明らかにしていない。 東レはミラノ

IHI、トルコのタンカー向けエンジンを受注

IHI傘下のディーゼルユナイテッドは4日、船舶関連企業のバルチラ・スイス(スイス)からトルコのベシクタシュ造船所が建造するアスファルトタンカー向けの予混合・希薄燃焼式の低速2ストローク・デュアルフュエルエンジン「5RT-

韓国自動車部品のウリ、ハンガリー工場を設置

韓国の自動車部品メーカー、ウリ・インダストリアルがハンガリー北西部のコマーロムに工場を設置する。投資額は3,500万米ドル(86億フォリント)。雇用規模は当初120人で、最大250人まで増員する見通しだ。 シーヤールト外

太陽光パネルのRECソーラー、中国企業が買収

中国石油化学集団(シノペック)傘下の中国藍星集団は11月24日、ノルウェーの太陽光パネルメーカー、RECソーラーを43億4,000万ノルウェー・クローネ(約4億9,600万ユーロ)で買収することで合意したと発表した。 R

自動車部品大手エクセディ、ハンガリー工場を拡張

自動車部品大手エクセディ(本社:大阪)のハンガリー子会社エクセディダイナックスヨーロッパは19日、同国北部のタタバーニャにある工場を拡張することを明らかにした。投資額は73億フォリント(約2,400万ユーロ)。 2015

マジャール・スズキ、1月から新型ビターラ生産へ

スズキのハンガリー子会社マジャール・スズキは18日、SUV「ビターラ」の新モデルを来年1月から生産すると発表した。来春から国内で販売し、輸出もする計画だ。 北西部のエステルゴム工場では「スプラッシュ」と「SX4」の生産が

現代ダイモス、スロバキア工場拡張

韓国の現代自動車グループの系列部品会社、現代ダイモスがスロバキア工場を拡張する。スロバキアの通信社TASRが18日、韓国を訪問中のパヴリス経済相の発言として報じたところによると、同社は2,300万ユーロを投資する計画だ。

ユーロ圏初の人民元決済、中国銀行がフランクフルトで開始

ユーロ圏初の人民元決済業務を中国銀行が17日、ドイツの金融都市フランクフルトで開始した。独連邦銀行(中銀)と中国人民銀行(同)の3月の合意に基づく措置で、ドイツ企業の対中取引に弾みがつくと期待されている。 人民元で取引す

ルーマニア発電・褐炭大手、中国CHECと新発電所建設で合弁

ルーマニアの褐炭採掘・発電大手コンプレクスエネジェティク(CEN)・オルテニアはこのほど、中国発電設備メーカーの中国华电工程集团有限公司(CHEC)と発電所建設プロジェクトで合弁契約を結んだ。投資額は10億ドル。同国南西

三菱電機がロシアに現地法人設立

三菱電機は5日、ロシアに総合販売会社「三菱電機ロシア(LLC)」を設立し、業務を開始したと発表した。ロシアと周辺国で空調冷熱事業やファクトリーオートメーション(FA)システム事業を強化し、2015年度の売上高で100億円

ハンガリーモバイル決済サービス、サムスンと戦略提携

ハンガリーの大手銀行OTPは10月28日、同行のモバイル決済サービス「シンプル」が携帯電話世界大手のサムスンと戦略提携したことを明らかにした。携帯端末を使った決済の利用促進で協力する。シンプルはサムスンが12月に発売開始

チェコPBS、中国旅客機向けマイクロタービンを受注

チェコのエンジニアリング大手PBSは10月26日、中国の航空機メーカー洪都航空工業集団からマイクロタービンの開発、生産を受注した。PBSは3年をかけて開発し、2020年から部品の納品を開始する予定。契約額は明らかにしてい

仏ダノン、中国の粉ミルク大手に25%出資

仏食品・乳業大手のダノンは10月31日、香港に上場する中国粉ミルク大手の雅士利国際に25%を出資することで合意したと発表した。増資を引き受ける形で実施する。出資額は43億9,000万香港ドル(約4億4,000万ユーロ)に

大韓航空、チェコ航空に追加出資

経営難に陥っているチェコ航空(CSA)は23日、同社に出資する大韓航空が再建を支援するため、つなぎ資金として最大2,000万米ドルを追加出資すると発表した。9月に発表した再建計画に沿うもので、向こう6カ月のつなぎ資金とし

C中国CGNPC、ルーマニアの原子炉を受注

中国国営新華社通信が報じたところによると、17日中国の広東核電集団有限公司(CGNPC)がルーマニアに新たに建設される2つの原子炉建設に関する基本合意書(LOI)に調印した。プロジェクト総額は65億ユーロとなる。 CGN

空港運営のマレーシアMAHB、トルコISG空港を完全傘下に

マレーシアの空港運営会社マレーシア・エアポート・ホールディングス(MAHB)は23日、トルコのサビハ・ギョクチェン空港(ISG)と同空港の運営会社LGMの資本それぞれ40%を同国の複合企業リマクから取得すると発表した。欧

中国輸出入銀行、ウズベキスタンでPVC生産設備に融資

中国の政策金融機関である中国進出口銀行(中国輸出入銀行)は、ウズベキスタンの政府系化学企業「ナボイアゾト」のポリ塩化ビニル(PVC)設備建設プロジェクトに総額3億ドルを融資する。ロシアのノーボスチ通信社が9日、「ナボイア

シンガポールのパテック、ハンガリーに自動車部品工場設置

シンガポールの金属加工メーカー、パテック(Patec)がハンガリーで自動車部品工場を新設する。独フォルクスワーゲン(VW)向けの部品生産が目的。投資規模や工事日程などの詳細はまだ明らかにされていない。 パテックはすでに拠

プジョーの自動二輪部門、印マヒンドラに売却

インド自動車大手のマヒンドラ&マヒンドラは7日、仏PSAプジョー・シトロエンの自動二輪車子会社プジョー・モトサイクルズ(PMTC)を買収すると発表した。傘下の自動二輪車マヒンドラ・トゥー・ホイーラーズを通じて、PMTCの

サムスン電子

サムスン電子がドイツ市場でノート型パソコンの販売を停止する。スマートフォンとタブレットPCに押されて需要が縮小したことを受けた措置で、ウインドウズ搭載のモバイルコンピューターとグーグル・クローム搭載のクロームブックの販売

ブリヂストン、ハンガリー工場が試験操業

ブリヂストンがハンガリー北西部のタタバーニャ工場で、今年10~12月期からタイヤのテスト生産を行う。24日付の現地経済紙がフェルナンド・デル・セロ工場長の話として報じたもので、来年夏には量産体制に入る。 ブリヂストンは2

チェコ航空、人員削減へ

チェコ航空(CSA)は従業員3分の1の削減予定を明らかにした。対象となるのは、パイロット70人、キャビンアテンダント150人、一般職60人。ウクライナ危機による旧ソ連諸国からの利用者の大幅な減少が背景にある。同社が清算さ

ジョンソンエレクトリック、セルビアに新工場

香港のジョンソンエレクトリックは、セルビア南部のニスに新工場を開設した。開所式には同社のパトリック・ワンCEOの他、政府からセルティッチ新経済相が出席した。ラジオ・セルビアによれば、投資総額は2,000万ユーロ。欧州市場

三菱日立パワー、ポーランドで発電所向け脱硝装置を受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は19日、ポーランドの電力大手エネアから火力発電所向け脱硝装置2基を受注したと発表した。同国での脱硝装置の受注は2件目となる。 同装置はワルシャワ近郊にある国内最大級のコジェニッチェ火

タカタ、ハンガリー政府と戦略的提携

自動車部品のタカタは16日、ハンガリー政府と戦略的パートナーシップ協定を締結した。同国北部ミシュコルツでの新工場稼働を控え、政府が同社の投資を重視していることを改めて確認した形だ。政府高官によれば、協定締結はハンガリーを

Boryszew:ボリシェフ、三井物産と自動車部品事業で提携か

ポーランドのプラスチック・自動車部品大手ボリシェフが三井物産のドイツ子会社と提携することで基本合意したもようだ。現地紙『ワルシャワ・ボイス』などが報じた。 同紙によると、両社は軽量化素材を用いた自動車部品の研究開発(R&

ロシア、油田事業への資本参加を中国に提案

プーチン大統領は1日、ロシア石油最大手の国営ロスネフチが運営するヴァンコール油田事業に、中国企業が資本参加することを認める方針を打ち出した。ウクライナ情勢をめぐって欧米との関係が悪化する中、中国との取引を拡大して経済成長

ZTE、中国・ベラルーシ工業団地に入居

中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)がベラルーシの首都ミンスク郊外に建設されている中国・ベラルーシ工業団地に入居する意向を固めたもようだ。同国のBelTA通信(電子版)が4日報じた。租税回避地(タックス・ヘイヴン)となる

S.A.G.ゾラーシュトローム―中国企業が買収―

昨年末に経営破たんした太陽光発電プロジェクト会社の独S.A.G.ゾラーシュトローム(フライブルク)は8月30日、中国の太陽電池メーカー順風光電国際有限公司(Shunfeng Photovoltaic Internatio

人民元決済センター、フランクフルトに開設

中国人民元の決済センターが8月26日、独金融都市フランクフルトに開設された。早ければ9月末、遅くとも11月に業務を開始する。同センターを運営する中国銀行は同日、同決済業務でドイツ銀行と提携することを取り決めた。 独連邦銀

チェコ原発プロジェクトに中国が関心

チェコの原発プロジェクトに中国が強い関心を示している。張高麗副首相と会談したヤン・ムラデク産業相が8月29日、チェコ放送の取材に対し明らかにした。 テメリン原発拡張工事の入札が改めて実施されれば、中国は受注に向けて参加す

韓国ヨンサン、スロバキアで自動車部品生産へ

韓国のヨンサン・グロネットが子会社ヒェンナムを通じ、スロバキアに自動車部品工場を開設する。起亜自動車と現代自動車の現地工場向けにプラスチック部品を生産する計画で、1,200万ユーロの投資を予定している。 チェコとポーラン

人民元決済センター、フランクフルトに開設

中国人民元の決済センターが8月26日、独金融都市フランクフルトに開設された。早ければ9月末、遅くても11月に業務を開始する。同センターを運営する中国銀行は同日、同決済業務でドイツ銀行と提携することを取り決めた。 独中銀の

トム・テイラー―中国企業が出資―

独アパレル大手のトム・テイラーは7月30日、中国の投資会社、復星国際(Fosun International)が同社の大株主になると発表した。復星国際はリヒテンシュタインの財団が持つトム・テイラー株23.16%をポルトガ

BMW、サムスンSDIとの提携拡大

独高級車大手のBMWは14日、韓国サムスンの子会社であるサムスンSDIと電気自動車やハイブリッド車などエレクトロモビリティー(電気駆動システム搭載車)向けの二次電池の供給拡大に関する覚書を交わした。エレクトロモビリティー

RWE

エネルギー大手の独RWEは20日、スロバキアのIT子会社RWE IT Slovakiaをベトナムのソフト会社FPTに売却すると発表した。中核事業に経営資源を絞り込む戦略に沿った措置で、7月1日付で同子会社を譲渡。今後は当

韓国タイヤ大手のネクセン、チェコ投資計画で政府と合意

韓国タイヤ大手ネクセンが、チェコでタイヤの現地生産を開始する。チェコ政府は16日、同社が北西部のジャテツ工業団地にタイヤ工場を新設する計画を承認した。初期投資額は228億コルナ(8億3,000万ユーロ)に上る。同社が欧州

Schumag AG―中国企業が買収―

経営難の独精密部品メーカーSchumag(アーヘン)は10日、中国の複合企業であるMeikaiグループのオーナーがミュンヘンに拠点を置く投資会社Blitz 14-69を通して同社を買収すると発表した。Blitz 14-6

サムスン電子、ハンガリーのテレビ工場が開所

サムスン電子はこのほど、ハンガリーのヤスフェニサル工場で、新工場棟を開所した。LED・プラズマテレビなどを生産する。投資額は2,500万米ドル。開所に伴い、従業員を75人増やした。 ヤスフェニサル工場はブダペストの東方6

Senvion SE―親会社Suzlonが株式の部分放出検討―

独風力発電設備大手Senvion(旧Repower、ハンブルク)の株式が市場に放出される可能性が出ている。経営不振が続く親会社の印Suzlonが資金調達目的で保有株の部分売却を検討しているためだ。Suzlonのキルティ・

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