ドイツにおける日系企業の動き

三菱電機―シーメンスから鉄道用空調装置受注―

三菱電機は10日、独シーメンスから鉄道車両用空調装置328台を約17億円で受注したと発表した。シーメンスから同分野の空調装置を受注するのは今回が初めて。独西部のラインルール・エクスプレス(RRX)路線向けにシーメンスが納 […]

DMG Mori―売上・利益記録更新―

DMG森精機(以下:森精機)の独子会社DMG Mori(旧ギルデマイスター)は10日、2015年12月期の売上高と利益が前年に引き続き過去最高を更新したと発表した。数年前に開始した森精機との関係強化が奏功。売上高は前期比

IHI―熱処理受託加工の独VTNを買収―

IHIは13日、総合的な熱処理受託サービスを手がける独VTNの資本を投資会社BPEウンターネーメンスベタイリグンゲン(BPE Unternehmensbeteiligungen)などから取得し完全子会社化すると発表した。

日立工機―独同業メタボを買収―

日立工機は13日、中堅電動工具メーカーの独メタボを完全買収すると発表した。欧州事業を強化する狙いで、メタボの株式を投資会社や創業家から譲り受ける。買収金額は221億円。来年3月1日の株式取得を見込む。 メタボ株80%を仏

トプコン―独社に友好的TOB―

光学機器製造のトプコンは6日、眼科医療分野のITソリューション開発、販売、コンサルタンティングを手がける独ifaシステムズに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。同計画はifa経営陣の支持を受けており、トプコン

セイコーエプソン―ベルリンなど4都市にオフィス開設―

セイコーエプソンは2日ロンドンで開催した経営戦略に関する説明会で、欧州事業の強化方針を明らかにした。オフィス向けインクジェットプリンターの販売に力を入れ、同分野で主力のレーザープリンターからシェアを奪い取っていく考えだ。

三菱レイヨン―独に工場、炭素繊維中間基材生産へ―

三菱レイヨンは13日、繊維強化プラスチック(FRP)の中間基材の一種であるSMCの生産施設を独南部のバイエルン州に新設すると発表した。欧州における炭素繊維・複合材料事業の強化・拡大に向けた措置で、来年9月に操業を開始。自

貝印―ニベア向けにディスポレザー供給―

貝印は11日、スキンケア製品大手の独バイヤスドルフと事業提携合意したと発表した。バイヤスドルフの主要ブランド「ニベア」向けに同ブランド初の女性用ディスポレザー(使い捨てカミソリ)を供給する。同製品は10月からドイツで販売

アリアンツ―パナソニックと提携、スマートホーム分野で―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は3日、子会社アリアンツ・ワールドワイド・パートナーズがスマートホーム分野でパナソニックと提携すると発表した。情報・通信技術の発展で新たなニーズを掘り起こせると判断。パナソニックのスマ

アシックスのネット販売制限は違法=独カルテル庁

ドイツ連邦カルテル庁は8月27日、同国ランニングシューズ市場最大手のアシックスが契約先の販売事業者に対しインターネットでの活動を制限していたことは独禁法に抵触するとの判断を示した。アシックスはすでに、同庁の指摘を受けて問

電気化学工業―独バイオ医薬品研究開発会社を買収―

電気化学工業(デンカ)は7日、バイオ医薬品の研究開発を手がける独アイコン・ジェネティクスを独ノマッド・バイオサイエンスから完全買収すると発表した。健康・医療分野に経営資源を集中する戦略に基づく措置。買収金額は最大で7,5

仏トタル、ブルガリア黒海鉱区の試掘開始へ

仏石油大手のトタルは17日、ブルガリア領黒海のハン・アスパルフ(Khan Asparuh)鉱区での試掘準備を進めていることを明らかにした。来年初めの試掘開始を目指す。同社は2012年、オーストリアのOMV、スペインのレプ

パナソニック―業務用LED照明を欧州市場に投入―

パナソニックが業務用LED照明の欧州販売を開始した。子会社パナソニック・ライティングシステムズの道浦正治社長への取材などをもとに7日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、同社長はLEDモジュールからソリューションまで

明電舎―独避雷器メーカーを買収―

明電舎は5月29日、ドイツの持株会社トリデルタから避雷器製造子会社トリデルタ・ユーバーシュパヌングスアップライターを買収することで合意し、6月中に契約を完了する予定だと発表した。今回の買収により日本、中国、ドイツの3拠点

LIXIL―独子会社ジョウユウが破産申請―

LIXILは22日、中国で事業を展開する独子会社ジョウユウがハンブルク区裁判所に破産手続きの開始を申し立てることを決定したと発表した。ジョウユウが香港子会社ジョウユウHKに絡んで巨額の債務を抱え込み債務超過に陥ったためで

トヨタ―独販売網整理へ―

トヨタ自動車がドイツの販売網を大幅に縮小する。同国での販売減に対応した措置で、現在およそ500あるディーラーを約400に集約。販売拠点当たりの収益力を高める考えだ。独法人の広報担当者への取材をもとに業界紙『アウトモビルボ

UACJ―独に合弁、車用熱交換器部品販売へ―

アルミニウム圧延品大手のUACJは4月28日、ギリシャ企業エルバル・アルミニウム・インダストリーと共同でドイツに合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。欧州で堅調な需要が見込まれる自動車用熱交換器材料を販売する。

東レ

東レは4月30日、独フランクフルト近郊のノイ・イーゼンブルクに高機能樹脂製品のマーケティング・販売会社、東レ・レジンズ・ヨーロッパ(TREU)を設立したと発表した。欧州で樹脂事業を拡大することが狙いで、日系自動車部品メー

DMG森精機―独提携先の買収に成功―

DMG森精機は17日、資本・業務提携先の独DMG Mori Seiki(旧ギルデマイスター)の買収に成功したと発表した。13日に終了した株式公開買い付け(TOB)と、TOB計画公表後の個別売買を通して計28.21%を確保

住友商事―欧州化粧品素材市場に本格参入―

住友商事は13日、子会社・住商ファーマインターナショナルと共同で協和発酵バイオの欧州子会社Kyowa Hakko Europe GmbH(独デュッセルドルフ)から欧州化粧品素材事業を譲り受けると発表した。同地の当該市場に

日立―ドイツ鉄道からの受注獲得に意欲―

日立がドイツ鉄道(DB)からの受注獲得に意欲を示している。欧州で鉄道事業を強化するためには欧州大陸最大のDBを顧客として獲得することが極めて重要なためで、日立レールヨーロッパ社のアンディ・バー最高執行責任者(COO)は独

マニー―独歯科修復材メーカーを買収―

マニーは18日、独シュッツグループから歯科修復材分野の子会社2社を完全買収すると発表した。製品開発・販売を強化し、持続的な成長を今後も確保していく考え。取引金額は公表していない。 シュッツから子会社シュッツ・デンタルとG

グローエ

LIXILの独子会社グローエが好調だ。デビット・ハイネス社長への取材をもとに9日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたところによると、2014年の売上高は前年比9%増の約16億ユーロに拡大。すべての地域で市場平均

カネカ―独バイオテックと提携、生分解性樹脂開発で―

カネカは17日、化学メーカーの独バイオテックと包括提携することで合意したと発表した。カネカの生分解性ポリマー「アオニレックス」をバイオテックに供給。新たな樹脂、商品開発を両社が共同で進める。欧州市場の開拓が主な狙いで、カ

松風―独メルツの歯科材料子会社買収―

松風は6日、独製薬大手メルツの歯科材料子会社メルツ・デンタルを完全買収することで合意したと発表した。経営のグローバル化に向けた取り組みの一環。取得価格はアドバイザリー費用なども含めて1,645万4,000ユーロ(22億2

DMG森精機―提携先の独大手買収へ―

工作機械大手のDMG森精機(以下、森精機)は21日(ドイツ時間)、資本・業務提携先の独DMG Mori Seiki(旧ギルデマイスター)に対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。DMG Mori Seikiの議決

日本電産―独車載ポンプメーカー買収―

日本電産は12日、独子会社を通して車載ポンプ製造の独ゲレーテ・ウント・プンペンバウ(GPM)を買収すると発表した。自動車向け事業を強化する戦略の一環で、GPMの創業家から全持分を取得する。取引金額は明らかにしていない。来

マツダ―独販売が今年は15%以上増に―

マツダのドイツ販売が好調だ。今年1~11月の乗用車新車登録台数は前年同期比19%増の4万9,757台に拡大。通年では昨年を15%以上上回る5万2,000台に拡大すると予想している。独自色を強く打ち出していることが成長の原

武田薬品工業(製薬)―新薬「ラツーダ」の独販売中止も―

武田薬品工業は新薬「ラツーダ」のドイツ販売を中止する可能性を視野に入れている。同社が「適切」と考える水準を大幅に下回る薬価を強いられる恐れがあるためだ。独子会社、武田ファーマ・フェアトリープのジャンリュック・ディレイ社長

BMW―「タカタからのエアバッグ調達を当面継続」―

タカタ製エアバッグの不具合が原因で自動車メーカーが大規模なリコール(無料の回収・修理)を行っている問題で、同社から製品供給を受ける独高級車メーカーのBMW(ミュンヘン)は調達先をさし当り変更しない意向だ。広報担当者は20

トウガス―住商と戦略提携―

フラッキング用の薬剤を手がける独新興化学メーカー、トウガス・オイルフィールド・ソリューションズ(フランクフルト)は10日、住友商事の独法人、ドイツ住友商事会社(Sumitomo Deutschland GmbH)と戦略提

マツダ―独販売台数で今年30%超の増加見込む―

マツダは今年ドイツで、乗用車6万台を販売する目標だ。ジェフリー・ガイトン常務執行役員(マツダモーターヨーロッパ社長)が独『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、昨年の新車登録台数(4万4,981台)を3

三菱樹脂―アルム樹脂複合板工場を独に開設―

三菱樹脂は9月24日、独ヴィースバーデンでアルミ樹脂複合板工場の竣工式を行ったと発表した。同社製品「アルポリック」の欧州製造・販売拠点とする考え。 アルポリックは内外装用建築材などとして使用される製品で、これまでは日本と

ルフトハンザ・カーゴ―日欧間の航空貨物でANAと合弁―

ルフトハンザ航空の航空貨物子会社ルフトハンザ・カーゴ(フランクフルト)は3日、日欧間の航空貨物事業をANAと共同化すると発表した。ANAは同日、国土交通省からATI(独占禁止法適用除外)の認可を受けおり、両社は今月中に合

ルフトハンザ、日欧間の貨物事業でANAと合弁

ルフトハンザ航空の航空貨物子会社ルフトハンザ・カーゴ(フランクフルト)は3日、日欧間の航空貨物事業をANAと共同化すると発表した。ANAは同日、国土交通省からATI(独占禁止法適用除外)の認可を受けおり、両社は今月中に合

独クルーズ客船で痛手、三菱重工の新受注はなしか

三菱重工業が大型クルーズ客船の建造事業から撤退する可能性が出てきた。独アイーダ・クルージズから受注した計2隻(「アイーダ・プリマ」「アイーダ・ミア」)の建造で大きな痛手を負っているためだ。独経済紙『ハンデルスブラット』が

武田薬品工業―独で特殊薬販売強化へ―

武田薬品工業がドイツで、投与対象が限られた特殊な医薬品の販売を強化する。利益率が高いためで、泌尿器科、呼吸器疾患、がん、外科、慢性大腸炎分野の製品を重点投入していく。独子会社、武田ファーマ・フェアトリープ(Takeda

スバル、運転支援システム「アイサイト」を独市場に投入

富士重工業(スバル)の独法人は16日、運転支援システム「アイサイト」を15年春に発売する予定の新モデル「アウトバック・リ二アトロニック」に搭載すると発表した。独市場でアイサイト搭載車が販売されるのは今回が初めてとなる。

トヨタ自動車―独で社用車販売強化へ―

トヨタ自動車がドイツで企業向け販売を強化する。同国の自家用車需要が低迷しているためで、独メーカーが牙城である社用車市場を攻略する考えだ。ドイツトヨタ(Toyota Deutschland)の細江昌樹社長への取材をもとに3

07年以前のPCにも著作権料課金=最高裁、日米4社の敗訴確定

2008年の著作権法(UrhG)改正以前に製造・販売されたパソコン(PC)とプリンターが著作権料の課金対象になるかどうかをめぐる係争で、通常裁判の最高裁である連邦司法裁判所(BGH)は3日、両機器とも課金対象になるとの判

IHI―独社買収、褐炭焚きボイラー開発加速へ―

IHIは1日、ドイツのエンジニアリング会社シュタインミュラー・エンジニアリング(Steinmueller Engineering、以下SE)を電機大手のシーメンスから完全買収したと発表した。SEは褐炭を燃料とする火力発電

シーメンスが三菱重工と連携、アルストム買収計画を共同化

電機大手の独シーメンスと三菱重工業は16日、仏同業アルストムのエネルギー部門に対する共同買収計画を発表した。米競合ゼネラル・エレクトリック(GE)のアルストム買収計画に対抗する提案。シーメンスは当初、買収の意向を単独で表

BASFと三井化学アグロ、殺虫剤分野で提携

三井化学アグロは11日、殺虫剤分野で独BASFと独占開発・ライセンス契約を締結したと発表した。三井化学アグロが見出した新規殺虫剤「MCI-8007」について、日本など一部の国を除く世界的な独占商業化権をBASFに付与する

JTB、ジャルパックの独法人を買収

JTBは9日、日本航空グループからジャルパックのドイツ法人ジャルパック・インターナショナル(ジャーマニー)を買収すると発表した。ドイツの日系企業の需要取り込みと、ドイツ発の訪日旅行需要の掘り起こしが狙い。7月1日付で買収

任天堂―欧州拠点をフランクフルトに移管―

任天堂は独アシャッフェンブルク近郊のグロースオストハイムにある欧州事業統括拠点をフランクフルトに移管する方向だ。アシャッフェンブルク郡のウルリヒ・ロイター郡長が6日明らかにしたもので、広報担当者は10日AFP通信に、物流

JTB―ジャルパック独法人を買収―

JTBは9日、日本航空グループからジャルパックの独現地法人Jalpak International(Germany)GmbHを買収すると発表した。ドイツの日系企業の需要取り込みと、ドイツ発の訪日旅行需要の掘り起こしが狙い

安川電機―欧州事業好調、売上成長率20%に―

安川電機の欧州事業が好調だ。欧州事業を統括するマンフレート・シュテルン氏への取材などをもとに2日付『ハンデルスブラット』紙が報じたところによると、2014年3月期の売上高は前期比20%増の4億ユーロに拡大。15年までに同

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