ドイツ自動車部品工業界の動き

独ZSW研究所、リチウムイオン電池の製造試験設備を導入

ドイツのバーデンビュルテンベルク(BW)州にある太陽エネルギー・水素研究所(ZSW)は20日、リチウムイオン電池に関連した主要企業や研究機関が参加する研究開発ネットワーク(KLiB)の支援を受けて、リチウムイオン電池の試 […]

Robert Bosch GmbH―充填機メーカー買収―

自動車部品大手のBosch(シュツットガルト)は23日、液体などの充填機を製造する独Ampack Ammannを買収することで合意したと発表した。自社の当該事業を強化する狙い。取引金額は公表しないことで合意した。 \ A

独ICTが倒産

独自動車樹脂部品メーカーのイノベーティブ・コンポーネンツ・テクノロジーズ(ヘッセン州ヴェヒタースバッハ、以下ICT)は10日、会社更生手続きの適用をジーゲン区裁判所に申請した。手元資金が枯渇して支払い不能に陥る恐れがある

コンティネンタル、改善提案制度でコストを削減

独自動車部品大手のコンティネンタルは社員の改善提案制度により経費削減で成果を上げている。同社が16日発表したところによると、2011年に採用された改善提案は世界全体で31万件に上り、前年に比べてコストを2割、金額で1億2

独ドイツ、通期見通しを下方修正

独エンジン製造大手のドイツは17日、12年通期の成長見通しを下方修正する方針を明らかにした。欧州債務危機の影響で新規受注が落ち込んでいる。また、これまでけん引役だった中国市場で成長に陰りが見え始めており、当初目標の達成は

独ベーア、価格談合の疑いで欧州委が立ち入り調査

独自動車部品メーカーのベーアは13日、自動車向けの熱制御システム(エアコン、エンジン冷却装置)で競争法に抵触した疑いがあるとして欧州連合(EU)の欧州委員会が同社を調査していることを明らかにした。5月にシュツットガルトの

独ベバスト、上半期は増収減益

自動車用ルーフシステムなどを生産する独ベバスト は18日、2012年上半期(1~6月)の売上高が前年同期比9%増の約12億ユーロに拡大したと発表した。利益は6,100万ユーロを確保したものの、前年実績を下回っているという

Mahle GmbH―Behr買収を延期、カルテル捜査受け―

自動車部品大手のMahle(シュツットガルト)は13日、来年初頭に予定していた同業Behrの買収を先延ばしすると発表した。Behrがカルテル当局の捜査対象となったことを受けた措置。Behrを買収・統合する計画は堅持すると

改善提案で1.2億ユーロ削減、自動車部品コンチネンタル

自動車部品大手のコンチネンタルは16日、社員の改善提案によるコスト削減効果が昨年は前年比22%増の1億2,000万ユーロ強に達したと発表した。現場社員の提言を事業プロセスに取り入れ業績向上を目指す日本発の「カイゼン」の取

コンティネンタル、アフターマーケット事業を強化

独自動車部品大手のコンティネンタルは4日、英国の自動車診断機器専業メーカーのオミテック・グループ(ウィルトシャー州ディヴァイザズ)を買収すると発表した。国際的な車両整備事業を強化するのが狙い。買収はコンティネンタルの独立

エルリングクリンガー、排ガス浄化装置で大型受注

独自動車部品メーカーのエルリングクリンガーは5日、スイス子会社のHug Engineering(以下、Hug)が排ガス浄化装置の大型受注2件を獲得したと発表した。北米では、ガスおよび軽油で稼働する出力170MWの定置型発

独ベバスト、3D設計システムをバージョンアップ

自動車用ルーフシステムなどを生産する独ベバストは、同社が採用しているダッソー・システムズの3次元CAD設計ソリューション「CATIA」をV5から最新版(V6)にバージョンアップする。V6の新機能を使って製品の開発プロセス

フェデラルモーグル、ベルからスパークプラグ事業を買収

米自動車部品大手のフェデラルモーグルは2日、米同業ボルクワーナー傘下の独ボルクワーナー・ベル・システムズからスパークプラグ事業を買収すると発表した。これにより、フランスのシャゼル工場とドイツのノイハウス工場を取得。スパー

独コンティネンタル、薄型カードキーを開発

独自動車部品大手のコンティネンタルはこのほど、厚さが3.4ミリメートルの自動車向け薄型カードキーを開発した。5ミリメートル以上の厚みのある従来製品と比べ、スリムなデザインとなっており、ポケットに入れてもかさばらず、一般の

独アルフマイヤー、増資で財務基盤強化

独自動車部品メーカーのアルフマイヤー・プレチジオーン(バイエルン州トロイヒトリンゲン)は21日、ドイツの中小企業向け投資ファンド会社AF(AF Eigenkapitalfonds fuer deutschen Mitte

独ランクセス、トルコに現地法人設立

独特殊化学大手のランクセスは18日、トルコのイスタンブールに現地法人LANXESS Kimya Ticaretを設立した。成長市場のトルコで事業を強化する。特に自動車およびゴム業界、建設業界で成長を見込んでいる。 \ 同

Rheinmetall AG―自動車部品部門のIPO見送り―

軍需大手の独Rheinmetall(ラインメタル)は26日、自動車部品事業を統括する子会社KSPG AG(旧Kolbenschmidt Pierburg)の新規株式公開(IPO)を従来予定の6月末から先送りすると発表した

ボルボ、独エンジン大手への出資比率を引き上げへ

スウェーデンのトラック大手ボルボは13日、独エンジン大手のドイツ(ケルン)に対する出資比率を現行の6.7%から25%プラス1株に引き上げることで合意したと発表した。ドイツの株式の26.74%を保有する伊農機大手のSame

独フロイデンベルク、自動車事業を再編

独自動車部品大手のフロイデンベルクは自動車部門の組織を再編する。同社の防振・防音部品製造子会社Vibracousticとトレルボルグ(スウェーデン)の自動車防振事業を統合する合弁会社を設立し、今年第3四半期から営業を開始

KSコルベンシュミット、乗用車向けに鋼製ピストンを供給

独自動車部品大手KSPG(旧称:コルベンシュミット・ピーアブルク)傘下のピストンメーカー、KSコルベンシュミットは2014年から乗用車向けに鋼製ピストンの生産・供給を開始する。KSPGのホルスト・ビニング取締役が14日、

独ベルトラント・グループ、研究開発センターを拡張

独技術開発サービス会社のベルトラント・グループ(シュツットガルト近郊のエーニンゲン)は、本社の研究開発センター(ベルトラント・テヒニクム)で進めていた拡張工事を終え、14日に開所式を行った。新センターの床面積は6,000

独コンティネンタル、新事業部門を開設

独自動車部品大手のコンティネンタルは20日、新たな事業部門「パッシブセーフティー&センソリックス(PSS)」を開設したと発表した。パッシブセーフティーと従来のシャーシ&セーフティ事業部門のノウハウを統合し総合的なシステム

独ヘラー、リップシュタット北工場の設備増強

独自動車用照明・電子部品メーカーのヘラーは14日、リップシュタットの北工場で進めている拡張工事の進捗状況を明らかにした。小型部品用倉庫や電子部品の開発センターを新設する計画としている。 \ 同社は2011年末から北工場で

SKF AB―ドイツで400人削減―

世界最大のベアリングメーカーであるスウェーデンのSKF(ヨーテボリ)は13日、ドイツの従業員400人を削減すると発表した。欧州とアジアの主要市場で需要が予想を上回る規模で落ち込んでいることに対応する。同社は4月に自動車向

独レオニ、PSAからコア・サプライヤー認定

独電線大手のレオニは5日、仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエン(以下:PSA)から中核サプライヤー(コア・サプライヤー)として認定されたと発表した。長期にわたる協業や信頼関係に加え、品質の高い製品を供給することでPS

独ベバスト、MINIロードスターにルーフシステムを供給

自動車用ルーフシステムなどを生産する独ベバストは12日、カブリオレ部門(ヴェバスト・エドシャ)がMINIの新型「ロードスター」向けにソフトトップシステムを開発、このほど供給を開始したことを明らかにした。手動開閉式と半自動

BASFのPA樹脂素材、トラックエンジンに採用

独化学大手BASFは8日、同社のポリアミド(PA)成形材料「Ultramid(ウルトラミッド)A3W2G6」が、トラックエンジンの給気ダクトに初めて採用されたと発表した。給気ダクトは独自動車部品メーカーのエルリングクリン

独ボッシュ、新たな研究開発センターを建設

独自動車部品大手のボッシュは11日、ドイツのレンニンゲン(シュツットガルト近郊)で新たな研究開発センターの鍬入れ式を行った。これまでシュツットガルト圏に分散していた研究開発拠点を集約し、分野を超えた研究活動の連携を強化す

独コンティネンタル、新たな技術センターを建設

独自動車部品大手のコンティネンタルは13日、ドイツ東部のリンバッハ・オーバーフローナ(ザクセン州)に新たな技術センターを建設すると発表した。ディーゼルエンジンの燃料噴射を制御するピエゾ式インジェクターの生産技術を開発する

独Tedrive、トルコ工場を開設

独ステアリングシステムメーカーのTedrive Steering Systemsは6月6日、トルコのBeylikduzu(イスタンブール周辺地域)に新たな組み立て工場を開設した。 \ 独西部ビュルフラートにある本社工場か

独ヘラー、北京汽車工業と合弁設立で合意

独自動車用照明・電子部品メーカーのヘラーは1日、北京汽車工業(BAIC)と合弁会社を設立する計画で合意し、契約に調印した。2012年末までに計画を実現する予定。ヘラーはBAICとの提携を通して成長市場のアジアでの事業拡大

独マーレ、ロシアに交換部品の物流センターを建設へ

独自動車部品大手のマーレは6日、ロシアに交換部品の物流拠点を建設すると発表した。モスクワから南へ約70キロメートルに位置するカルーガ州のオブニンスクに1万平方メートルの発送センターを建設。ロシアとベラルーシに製品を発送す

Preh

独自動車用電子部品メーカーのプレー は4日、同社のリチウムイオン電池制御システムが独高級車メーカーBMWのハイブリッド車「アクティブハイブリッド5」に採用されたと発表した。同社の制御システムはBMWの電気自動車「アクティ

伊アンテナメーカー、独インフォテイメント機器会社を傘下に

伊自動車アンテナメーカー、カレアーロ(イーゾラ・ヴィチェンティーナ)は独車載インフォテイメント機器メーカーのテレフンケン・オートテイメント(フランクフルト)の資本の80%を取得し、子会社化した。アルプス以北の市場で足場を

独マン・ウント・フンメル、中国に新工場

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H)は1日、中国・柳州に建設していた新工場を稼働させたと発表した。主に上海通用汽車(SGM)向けにフィルターシステムや吸気系部品やシリンダヘッドカバーなどの樹脂

ベルナー・マットナー、車載情報機器試験ロボット開発

電子機器や機械のシステムエンジニアリングを手がける独ベルナー&マットナー(ミュンヘン)は5月23日、車載インフォテイメント機器や内装電子部品向けの自動試験ロボット「メッシーナRS」をリリースした。これまで人手を頼っていた

独ブローゼ、ドイツのバンベルクに新生産拠点

独自動車部品大手のブローゼは5月24日開いた会議で、ドイツ中西部のバンベルク市に新たな生産拠点を設ける方針を固めた。2億ユーロ以上を投資し、管理棟や生産施設を建設する。同計画の実施に向け、同市と7万5,000平方メートル

シェフラー、第1四半期は増収も減益

独自動車部品大手のシェフラーが5月29日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITベース)は4億100万ユーロにとどまり、前年同期から7,100万ユーロ減少した。減益は、生産能力を拡張する設備投資

独ランクセス、フランスの高性能ゴムタイヤ工場に投資

独特殊化学大手のランクセスは5月30日、フランスのポートジェローム(Port Jerome)にある高性能ゴム工場に2015年までに約3,000万ユーロを投資すると発表した。同工場で生産する「エコタイヤ」用の素材の需要拡大

Robert Bosch

独自動車部品大手のロバート・ボッシュ は年内に国内で2,000人の増員を計画している。同社のクリストフ・キューベル取締役(人事担当)が独地方紙『シュツットガルター・ナッハリヒテン』に明らかにした。2012年末時点の国内従

独エーベルシュペッヒャー、11年は大幅増益

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーが21日発表した2011年通期連結決算の営業利益(EBITベース)は1億3,190万ユーロとなり、前年の2倍に拡大した。国外事業が好調でけん引したほか、ドイ

独研究所、織物材料の騒音試験装置を開発

ドイツのホーエンシュタイン研究所はこのほど、織物材料の吸音効果や空気が織物を通り抜ける際の騒音を調べるための試験装置を開発した。 \ 騒音は集中力や仕事の能率を下げる原因となるほか、自動車の運転では事故のリスク高める恐れ

ケムニッツ車両用繊維・部品見本市

ドイツのケムニッツで5月8~10日の3日間、車両用繊維・部品国際見本市・シンポジウム(MTex)と機械・プラント用軽量構造材見本市・シンポジウム(LiMA)が並行開催された。自動車の内装用の繊維部材や機能素材、船舶や航空

Robert Bosch GmbH―EV用電池を自力生産へ―

自動車部品大手の独Boschは電気自動車(EV)用リチウムイオン(Li-ion)電池を単独で生産する意向だ。同電池の開発・生産で提携する韓Samsung SDIとの関係が悪化したため。現在は日本企業の技術に依存しているも

独ボッシュ、ポーランド事業が好調

自動車部品大手の独ボッシュは2011年、ポーランド事業の売上高を前年比13.5%増の8億1,300万ユーロに拡大した。従業員数は同195人増の2,395人だった。現地経済紙『Puls Biznesu』が18日報じた。 \

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