中東欧エネルギー業界の動き

ロスネフチ、Inter RAOと長期ガス供給契約を締結

ロスネフチは1日、電力大手Inter RAOとガス供給契約を結んだと発表した。2016年から2040年まで、年間最大350億立方メートルを供給する内容。初年度の2016年には323億立方メートルを販売する。 \ ロスネフ […]

ガスプロム、ヤマル半島でガス商業生産開始

ガスプロムは23日、ヤマル半島ボバネンコボ鉱区における天然ガスの商業生産を開始したと発表した。同時に、送ガスインフラの基幹を成すボバネンコボ・ウフタ・ガスパイプラインも稼動した。 \ ヤマル半島は、西シベリア・チュメニ州

ガスプロム、LNGで蘭ガスユニと提携

天然ガス世界最大手ガスプロムの輸出事業子会社ガスプロム・エクスポートとオランダのガスユニはこのほど、液化天然ガス(LNG)での小規模事業提携に関する覚書に調印した。二酸化炭素(CO2)削減に貢献するLNGをトラックや船舶

―西欧販売拡大に意欲―

ロシアの民間天然ガス大手Novatek(タルコ・サレ)が西欧市場の開拓に本腰を入れる。レオニド・マイケルソン社長が独『ハンデルスブラット』紙に明らかにしたもので、スイスには同市場の開拓に特化した子会社Novatek Ga

「原子力計画の延期はない」=トゥスク首相

ポーランドのトゥスク首相は25日、原子力発電プロジェクトを推進する従来の計画に変更がないことを確認した。エネルギー源の多様化を目指すのは国の政策であり、シェールガス開発を優先させて原子力計画を延期することはないと話した。

PKNオルレン、7-9月期に大幅増益

ポーランド石油大手のPKNオルレンは25日、2012年7-9月期の連結営業利益が10億ズロチ(LIFOベース)となり、前年同期に比べて7億7,400万ズロチ増加したと発表した。石油精製の利ザヤが拡大したことや、ウラル・ブ

再可エネへの政府助成縮小へ、チェコ政府が閣議決定

チェコ政府は24日、再生可能エネルギーに対する政府助成を引き下げる法案を承認した。議会で成立すれば、消費者の支払う電力料金が上昇する。企業は競争力の縮小につながるとして反発している。 \ 同法案によると、来年の再可エネ助

加スターリング、ルーマニアの油田権益を譲渡

カナダの石油・ガス開発会社スターリング・リソーシズは19日、黒海ルーマニア沖の油田鉱区の権益を米エクソンモービルのルーマニア子会社エクソンモービル・エクスプロレーション・アンド・プロダクション・ルーマニア(EMEPR)と

リトアニア、最新式の熱電併給プラントが稼動

リトアニアでこのほど、最新式の熱電併給プラントが稼動した。老朽化した設備を更新して、将来の環境基準にも耐える技術水準を確保するとともに、イグナリナ原子力発電所の閉鎖による発電能力の低下を補う。また、バルト諸国電力市場の開

ポーランド国営電力PGE、原発入札の準備完了

ポーランド国営電力ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)が国内初の原子力発電所建設に向けて、資金調達を含めた準備を完了したもようだ。現地証券新聞『パルキエト』が報じた。入札手続きは来年3月に開始の予定。 \ これま

サムスン、ルーマニアに太陽光発電所を開設

サムスン・グループがルーマニア南部でソーラーパークを建設する方針だ。韓国外交通商部のパク・ノビョク・エネルギー大使が、ルーマニアで開催されたエネルギー関連イベントで明らかにした。 \ 現地報道によると、ジュルジュ県に2つ

―ルーマニア市場に参入―

風力タービン大手の印Suzlonは22日、傘下の独Repower(ハンブルク)がルーマニア市場に参入すると発表した。プロジェクト会社WSB Internationalが同国中部のマルジネニに設立する風力発電パークにタービ

ガスプロム、天然ガス自動車用燃料の販売強化

ロシア天然ガス大手のガスプロムは16日、天然ガス自動車向けの燃料供給インフラの整備に注力する方針を取締役会で決定したと発表した。国内だけでなく、欧州市場でも当該事業を強化していく方針を示している。 \ 同社は今年7月に本

リトアニア国民投票で原発ノー、日立の事業戦略に影響も

リトアニアで14日、議会選挙の第1回投票と原子力発電所建設計画の是非を問う国民投票が同時に行われた。中道右派の与党、祖国同盟・リトアニアキリスト教民主党(TK-LKD)は得票率が低迷して第3党に転落したほか、推進してきた

チェコ国営電力CEZ、欧州最大の陸上風力発電所を操業

チェコ国営電力のCEZは11日、傘下にあるルーマニアのファンタネレ・コジャラツ風力発電所の出力が540メガワットに達し、陸上風力発電所として欧州最大となったと発表した。年内には240基のタービン全てが稼動し、出力が600

CEZのEU競争法違反問題、和解案の市場テストが終了

チェコ電力最大手CEZは8日、同社がEU競争法違反の疑いで欧州委員会の調査を受けて問題で、同社が欧州委に示した和解案に関して利害関係者からの意見を求める市場テストが先ごろ終了し、和解案に内容に問題はないとの結論が出たこと

ロスアトムの合弁子会社、チェコ13社と提携合意

ロシア原子力公社ロスアトムは10日、電力会社イルクーツクエネルゴとの合弁会社で、小型原子炉の開発を手がけるAKMEエンジニアリングが、チェコ企業13社から原子炉向けの設備・サービスの供給を受けることで合意し、覚書に調印し

ロスネフチ、国外初のパイプラインをアフリカで建設

ロシアの石油最大手ロスネフチが、モザンビークとジンバブエを結ぶ石油パイプラインを新設する方針だ。既存ラインの輸送能力不足を解消する狙い。プロジェクト規模は7億米ドルに上る。年内に政府と協定を結び、建設許可など必要な手続き

ウクライナの太陽光発電事業に570万ユーロ融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は8日、ウクライナの太陽光発電プロジェクトに570万ユーロを融資すると発表した。資金は再生可能エネルギー事業を手掛けるグリーン・アグロ・サービスがウクライナ中部ヴィーンヌィツャ州で進める出力4

―ポーランドにメガソーラー設置へ―

太陽光発電プロジェクト会社の独Sybac Solar(ケーリヒ)は11日、ポーランドにメガソーラー(大規模な太陽光発電パーク)を建設すると発表した。すでに用地を取得済み。建設後の事業モデルについては今後整備される買い取り

ガスプロム、ナノテク塗料で設備の寿命延長狙う

ガスプロムとルスナノの経営陣はこのほど、共同で取り組んでいるナノテク製品の開発およびガスプロムの生産設備への導入について会議を開き、今後の方針を確認した。ガスプロムは新製品の応用で大幅な経費削減を狙っている。 \ 両社の

伊ENI、カザフスタンの提携プロジェクト進捗

イタリアのエネルギー最大手ENIのスカローニ社長は2日、カザフスタンの首都アスタナで開かれた第7回『カゼルナジー・ユーラシア・フォーラム』でナザルバイエフ大統領と談話し、同国の石油・ガス開発プロジェクトの重要性とENIの

バルト海ガスパイプライン、2本目が開通、輸送能力倍増

シベリア産の天然ガスをバルト海経由で西欧に輸送するパイプライン「ノルド・ストリーム」の運営会社は8日ロシア西部のポルトワヤで、新たな輸送管の開通式を行った。これによりパイプラインは2本となり、輸送能力は年550億立方メー

ロスアトム、15年間で原子炉28~36基の新設を計画

ロシアの国営原子力公社ロスアトムが、国内の将来的な電力需要拡大を視野に入れ、向こう15年間で28~36基の原子炉の新設を計画している。同社は1日付のプレスリリースで原発推進戦略を改めて強調するとともに、安全性を確保するた

チェコの燃料スタンド網を拡大

ハンガリーの石油ガス大手MOLは1日、チェコのボヘミア・リアルティとパップ・オイル(Pap Oil)の買収により、同国の燃料スタンド網124カ所を獲得したと発表した。これにより、MOLがチェコに持つスタンド網は合計で14

ポーランド5位の発電会社、完全民営化へ

ポーランド国家資産省は9月26日、国内第5位の発電会社、ポントヌフ・アダムフ・コニン電力グループ(ZE PAK)の株式50%を年内に売却する方針を明らかにした。ワルシャワ証券取引所での新規株式公開(IPO)を通じて、政府

ラファコ、仏電力公社から脱硫設備を受注

ポーランドのボイラー製造会社ラファコはこのほど、親会社のPBGと共同で、フランス電力公社(EdF)が操業するポーランドの熱電併給プラントにおける脱硫設備建設を受注した。契約規模は最大9億9,500万ズロチ(2億3,000

―スルプスカに水力発電所建設へ―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は9月26日、ボスニア・ヘルツェゴビナのスルプスカ共和国で水力発電所を開発・建設・運営することで同国国営電力Elektroprivreda Republike Srpske(ERS)と

石油大手MOL、15年までに3億フォリント投資

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは今後3年間で3億フォリントを投資する。ブダペスト証券取引所のウェブサイトに9月25日に掲載された声明で明らかにした。 \ 3億フォリントのうち半分は、ハンガリー国内での在来型・非在来型

再可エネのEDPR、ルーマニアでソーラーパークに着工

ポルトガル電力(EDP)のスペイン再可エネ子会社EDPレノバベイス(EDPR)は9月26日、ルーマニア南部で太陽光発電パークの建設に着手したと発表した。出力は39メガワットで、来年第1四半期中の完工を目指す。 \ EDP

ハルビン電気、トルコで発電所設備を合弁生産

中国最大の発電所設備メーカーであるハルビン電気集団が、ヘマ・インダストリを傘下に収めるトルコのハッタト・ホールディングと提携する。成長産業であるエネルギー業界向けに、発電設備を合弁生産する。 \ 両社はトルコ西部のテキル

英RES、黒海地方に風力発電所建設

英国の再生可能エネルギー大手RESは、トルコ黒海地方のサムスン県に発電容量48メガワット(MW)の風力発電プラントを建設する。同社が黒海地方にプラントを建設するのはこれが初めて。 \ 新風力発電プラントはサムスン県ハヴザ

ロスネフチとガスプロム、大陸棚開発で提携

ロシアの石油最大手ロスネフチと天然ガス最大手ガスプロムは、大陸棚の資源開発で提携する。2015年までに総額5,000億ルーブルを投資し、鉱物資源が豊富な北極海などの大陸棚を共同開発する。 \ ソチで先ごろ開かれた国際投資

伊企業連合、ポーランドでごみ焼却発電施設を受注

アスタルディとTM. E テルモメッカニカ・エコロジアからなるイタリア企業連合がこのほど、ポーランド北部のビドゴシュチ市からごみ焼却発電施設の設計・建設業務を受注した。契約規模は4億ズロチ(約9,720万ユーロ)で、納期

鉱工業生産、8月は大幅減速

ポーランド統計局がこのほど発表した8月の鉱工業生産(速報ベース)は前年同月比0.5%増で、7月の5.2%増から大きく減速した。前月比では0.8%減少した。1-8月累計では前年同期比3.5%増。ポーランドの経済成長率は今年

石油・ガス大手MOL、国際事業本部の要員募集

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLはこのほど、新たに設立した国際事業本部スタッフの採用キャンペーン第2弾を11カ国で開始した。募集対象となるのは調達、人事、情報技術、プロジェクトマネージャー、セールスマネージャー、アナリ

フェアブントとEVN、アルバニアの合弁水力発電所が稼動

オーストリアの電力大手フェアブントとEVNがアルバニア北部のアシュタで建設した水力発電所が18日、稼動した。両社は同国での事業リスクが小さいとみて、今後も活動を拡大する方針だ。 \ 両社の合弁子会社であるエネルギー・アシ

ガスプロム、サハリンプロジェクトに430億ルーブル

ガスプロムのミレル最高経営責任者(CEO)とサハリンのホロシャヴィン州知事は13日、共同で推進するサハリン・ガス普及プロジェクトについて会合を持ち、到達状況を確認した。このなかでガスプロムは「サハリン3」を含めて、今年、

PGNiGとロトスが探索・採掘事業で提携

ポーランドの天然ガス供給独占体PGNiGと、製油大手のロトスは17日、石油ガス探索・採掘事業で提携すると発表した。PGNiGが免許を保有する7件の事業に関して共同で探索の可能性を探り、採掘に取り組む。将来的には、ノルウェ

ガスプロム、スロベニア企業と合弁設立

ロシア天然ガス大手ガスプロムはこのほど、ロシア産天然ガスを黒海経由で欧州に輸送するパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画で、スロベニアのガス輸送大手Plinovodiと合弁会社「サウス・ストリーム・スロベニア」を設

中国がエストニアの再可エネ事業に1.3億ユーロ投資

中国の吉林省新能源有限公司が1億3,000万ユーロ(約1億6,800万米ドル)をエストニアの再生可能エネルギープロジェクトに投資する。木材ペレットおよび風力発電設備の生産が主な対象となる見通しだ。中国の対エストニア投資と

―セルビア国営EPSと戦略提携へ―

エネルギー大手の独REW(エッセン)は10日、セルビア国営電力会社Elektroprivreda Srbije (EPS)と戦略提携することで基本合意した。まずは水力発電と褐炭発電の分野で協働する方針。今後9カ月をかけて

プーチン大統領がEUを批判、ガスプロムの競争法違反調査で

欧州連合(EU)の欧州委員会が競争法違反の疑いでガスプロムの調査を開始したことに対して、プーチン大統領は9日、「非建設的」と批判した。ガスプロムに法的措置をとることで、ユーロ圏の抱える問題を隠そうとしているだけとの見方だ

ポーランド資源開発KOV、ウクライナで試掘調査完了

石油・ガス上流事業を手がけるポーランドのクルチク・オイル・ベンチャーズ(KOV)は3日、ウクライナのMaskeyevskoye鉱区で試掘井「M-20」の調査を完了したと発表した。 \ M-20は、「M-19」「M-21」

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