欧州製薬大手アストラゼネカ(英・スウェーデン資本)は12月19日、米ブリストル・マイヤーズ・スクイブと設立した糖尿病治療薬の合弁会社を完全子会社化すると発表した。ブリストル・マイヤーズが保有する株式50%を最大41億米ドルで取得する。
アストラゼネカはブリストル・マイヤーズにまず27億ドルを支払い、共同開発した糖尿病治療薬の売れ行きなどに応じて最大14億ドルを追加で支払う。さらに、2025年までロイヤリティを支払うことなどでも合意しており、最終的な買収額は最大43億ドルまで膨らむ可能性がある。
アストラゼネカは合弁会社を傘下に収めることで、2型糖尿病治療剤「オングリザ」などの特許、販売権を独占することになる。