欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/5/26

EUその他

ディクソンズ・カーフォン合併の審査開始、6月25日までに可否判断=欧州委

この記事の要約

欧州委員会は19日、英家電量販大手ディクソンズ・リテールと英携帯端末販売大手カーフォン・ウエアハウスの合併計画に関する審査を6月25日までに終え、可否を判断すると発表した。両社は15日に対等合併で合意し、16日に欧州委に […]

欧州委員会は19日、英家電量販大手ディクソンズ・リテールと英携帯端末販売大手カーフォン・ウエアハウスの合併計画に関する審査を6月25日までに終え、可否を判断すると発表した。両社は15日に対等合併で合意し、16日に欧州委に認可を申請していた。

ディクソンズは欧州2位の家電量販チェーン。カーフォンは欧州最大の独立系携帯端末販売会社で、合併で誕生する新会社は「ディクソンズ・カーフォン」は売上高が120億ポンド(約147億ユーロ)を超える巨大家電・携帯端末販売会社となる。

両社は合併がEU競争法の独禁規制に抵触するのを回避するため、事業の売却に乗り出しており、ディクソンズは19日、チェコ、スロバキア部門のエレクトロ・ワールドをスロバキア同業のNAYに売却することで合意したと発表した。