欧州経済ウオッチャー

英保険大手アヴィヴァ、フレンズ・ライフ買収へ

英保険大手アヴィヴァは21日、国内同業フレンズ・ライフ・グループを近く56億ポンド(約70億7,000万ユーロ)で買収する方向で交渉を行っていることを明らかにした。両社は主要条件で合意しており、買収は実現する見通し。英保 […]

油田探査の仏CGG、テクニップの買収提案を拒否

石油・ガス関連のエンジニアリングで欧州最大手の仏テクニップは20日、仏油田探査会社CGGに14億7,000万ユーロでの買収を提案したと発表した。ただ、CGGは買収に応じない意向を示している。 CGGは石油会社に探査データ

仏フラマンヴィル原発、稼働開始が17年に延期

仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)は18日、ノルマンディー地方のフラマンヴィルに次世代の原子力発電所を建設するプロジェクトについて、原子炉を供給する仏原子力会社アレバによる設備納入が遅れているため、稼働開始が1年遅

ロシアの7~9月GDP0.7%増、欧米の制裁で減速続く

ロシア連邦統計庁が13日発表した2014年7~9月期の国内総生産(GDP)の実質伸び率(速報値)は前年同期比0.7%となった。ウクライナ情勢をめぐる欧米による対ロ制裁などが響き、3四半期連続で1%を下回る低成長にとどまっ

露ロスアトム、イランに原子炉建設

ロシア国営原子力企業ロスアトムは11日、イランにロシア製原子炉8基を建設することでイラン原子力庁(NPPD)と合意したと発表した。イランの核兵器開発懸念が解消されないなかでの原子炉建設となり、波紋を呼びそうだ。 イラク南

アエロフロートの新LCC、12月に運航開始

ロシアの国営航空会社アエロフロートは11日、新たに設立した格安航空子会社(LCC)の「ポベーダ」(ロシア語で“勝利”)がロシア連邦航空輸送局から運航許可を取得したと発表した。 新LCCは12月1日から国内6都市に就航する

ユーロ圏鉱工業生産指数、9月は0.6%上昇

EU統計局ユーロスタットが12日発表したユーロ圏の9月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.6%の上昇となり、前月の1.4%低下からプラスに転じた。上昇は2カ月ぶり。中間財、耐久消費財、非耐久消費財が落ち込

セルビア中銀、0.5ポイント利下げ

セルビア中央銀行は13日、政策金利を0.5ポイント引き下げ、8%とすることを決めた。利下げは6月以来。低インフレが続き、経済も停滞していることから、追加金融緩和に踏み切った。 同国のインフレ率は、中銀の目標水準である2.

カルテル被害者の権利保護法案、加盟国が承認

EU加盟国は10日に開いた農業漁業理事会で、カルテルなど反競争的行為によって損害を受けた域内の企業・個人の保護を強化する法案(EU指令案)を採択した。損害賠償請求訴訟を起こしやすくすることを柱とする内容で、欧州議会が月内

欧州医薬品庁長官が退任、裁判所が任命無効の判決

EU公務員裁判所は13日、欧州医薬品庁(EMA)のグイド・ラージ長官が2011年に任命された際の手続きに問題があったとして、同長官の任命を無効とする判決を下した。これによりラージ長官は退任し、当面はアンドレアス・ポット副

エティハドのアリタリア出資、欧州委が承認

欧州委員会は14日、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空が伊アリタリア航空に出資し、筆頭株主となる計画を条件付きで承認したと発表した。両社はローマ~ベオグラード(セルビア)線の運航権を手放すことを求められる。 エテ

メドトロニック、買収認可へ是正策提示=欧州委

欧州委員会は11日、医療機器大手の米メドトロニックがアイルランド同業コヴィディエンを買収する計画について、競争上の是正策を提示したことを明らかにした。これに基づいて欧州委は審査を進め、28日までに買収の可否を判断する。

ダイムラー、超高級車「マイバッハ」復活

自動車大手のダイムラーは11日、超高級ブランド「マイバッハ」を復活させると発表した。旧マイバッハは価格が高すぎることが響いて販売が振るわず生産停止に追い込まれた苦い経験があるため、新マイバッハでは価格をやや低めに設定する

蘭飼料大手ヌートレコの争奪戦勃発、SHVが買収額引き上げ

オランダの投資会社SHVホールディングスは10日、同国の飼料大手ヌートレコに新たな買収案を提示したと発表した。両社は買収で合意していたが、米食料大手カーギルと英投資会社パーミラが共同で対抗買収に乗り出したことから、買収額

ユーロスターが新型高速車両を公開、来年に投入へ

英仏海峡トンネルを利用して英国と欧州大陸を結ぶ国際高速列車ユーロスターは開業20周年に当たる13日、来年に導入する新型車両を公開した。新路線の運行に合わせたもので、計17編成を投入する。 新型車両は独シーメンス製の「ヴェ

ルノー、アルジェリア新工場を開所

仏自動車大手のルノーは10日、アルジェリア北西部のオラン近郊に建設した新工場の開所式を行った。当初の生産能力は年2万5,000台で、ルノーのセダン「シンボル」の新モデルを生産する。従業員数は約350人。第2フェーズとして

ユニクロがベルギー進出、来秋に出店

カジュアル衣料販売のユニクロは12日、ベルギーに初進出すると発表した。2015年秋に1号店をアントワープで開業する。欧州では5カ国目の出店となる。 ユニクロは欧州で2001年に英国に進出。その後にフランス、ドイツ、ロシア

テレフォニカ独法人、MVNO子会社を売却

スペイン通信最大手テレフォニカの独法人テレフォニカ・ドイチュラントは14日、傘下の仮想移動体通信事業者(MVNO)ユアフォンを提携先の独MVNO事業者ドリリッシュに売却することで基本合意したと発表した。ドリリッシュとの協

ネスレ、仏の冷凍食品子会社を売却へ

食品大手のネスレ(スイス)は14日、冷凍・冷蔵食品やアイスを手がける仏子会社ダビジェルを売却する意向を表明した。業績不振の事業を整理する戦略に沿った措置で、ダビジェルの成長を支援する投資家に売却したいとしている。売却先候

独フレゼニウス、米の病院運営会社買収

ドイツの総合医療大手フレゼニウスの人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)は13日、米子会社サウンド・フィジシャンズを通して同国の病院運営会社コージェント・ヘルスケアを買収すると発表した。同地で医療サービス

独エーオン、ロシアの通貨安で赤字転落

独エネルギー大手のエーオンが12日発表した2014年1~9月期決算の最終損益は1,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(26億1,100万ユーロ)から大幅に悪化した。ロシアの通貨安進行と国内市場の低迷が響いたほか、

独メルク、7~9月利益は26%減

独製薬・化学大手のメルクが13日発表した2014年7~9月期(第3四半期)の純利益は2億4,900万ユーロで、前年同期を26.7%下回った。医薬品のライセンス収入が減少したほか、医薬品開発プロジェクトの中止に伴う減損が収

ユーロ圏の7~9月期GDPは0.2%増、独仏がプラス成長に転換

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2014年7~9月期の域内総生産(GDP、速報値)は前期比0.2%増となり、前期の0.1%増から小幅ながら拡大した。ドイツとフランスがプラス成長に転換したことで、予想を上

ボーダフォン、上期は大幅減益

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンが11日発表した2014年9月中間決算の純利益は55億100万ポンド(約70億3,000万ユーロ)となり、前年同期から69.5%減少した。売上高は8.9%増の207億5,200万ポンド

「社会保障ツーリズム」はノー、欧州裁が画期的判決

EU各国は他の加盟国からの移民に対する失業手当の給付を拒否することができる――欧州司法裁判所は11日、このような判断を示した。中東欧から西欧の手厚い福祉だけを目的に移民する「社会保障ツーリズム」の横行に歯止めをかける画期

伊大手銀MPS、10期連続赤字

伊大手銀行バンカ・モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(MPS)は12日、2014年7~9月期(第3四半期)決算の最終損益は7億9,670万ユーロの赤字だったと発表した。赤字は10期連続。貸倒引当金が急増し、赤字幅は前年同

ウニクレディト、7~9月期は大幅増益

伊最大手銀行のウニクレディトが11日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は7億2,200万ユーロで、前年同期の2億400万ユーロから大幅に急増した。貸倒引当金が14億8,000万ユーロから7億5,400

EUとモルドバの連合協定、欧州議会が承認

欧州議会は13日に開いた本会議で、EUとモルドバの自由貿易協定(FTA)を含む「連合協定」締結を承認した。双方は6月に同協定に署名し、モルドバは7月に批准していた。EU各国の議会による承認を経て発効となる。 連合協定はモ

マースク、7~9月は30%増益

欧州海運・石油大手のAPモラー・マースク(デンマーク)が11日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は14億6,500万ドルとなり、前年同期から30%増加した。海運、石油部門とも好調で、収益を押し上げた。

対ロシア制裁強化、12月の首脳会議で決定=EU外交筋

EUは、対ロシア制裁の強化をめぐって加盟国の意見が分かれる中、17日に行われる外相理事会では検討にとどめ、決定を12月の首脳会議まで先送りする方針だ。ロイター通信が13日、複数の外交筋の話として伝えた。 ある外交筋は、外

カールスバーグが減益、ロシアの通貨安響く

欧州ビール大手のカールスバーグ(デンマーク)が10日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は21億300万クローネ(約2億8,300万ユーロ)で、前年同期から4.8%減少した。販売は増えたが、主要市場であ

10月のユーロ圏インフレ率、確定値も0.4%

EU統計局ユーロスタットが14日発表した10月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.4%となり、前月の0.3%から0.1ポイント拡大した。価格変動が激しいエネルギー、食品・ア

ロシアが完全変動相場制に移行、ルーブル防衛に限界

ロシア中央銀行は10日、通貨ルーブルの変動に許容幅を設定する仕組みを廃止し、市場で相場が決まる完全変動相場制に移行すると発表した。当初は来年1月の実施を予定していたが、ルーブルの下落に歯止めがかからず前倒しを迫られた格好

アリアンツ、7~9月利益は11%増

独保険大手のアリアンツが6日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は16億600万ユーロとなり、前年同期から11.2%増加した。資産管理部門が米子会社ピムコの不振で営業利益が8.1%減ったものの、主力の損

INGが前倒しで公的支援完済、7~9月の利益急増で

オランダ金融大手INGグループが5日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の最終損益は9億2,800万ユーロの黒字となり、黒字幅は前年同期の1億2,800万ユーロから急増した。これを受けて、オランダ政府への債務返

英HSBC、為替不正操作疑惑で3.8億ドルの引当金

英最大手銀行のHSBCホールディングスは3日、外国為替の不正操作疑惑をめぐる英金融当局との和解に備えて、2014年7~9月期に3億7,800万ドルの引当金を計上したことを明らかにした。ただ、同期は本業が堅調で、約7%の増

ソシエテジェネラルが大幅増益、引当金圧縮で

仏2位銀行ソシエテ・ジェネラルが6日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算は、純利益が8億3,600万ユーロとなり、前年同期から57%増加した。株式取引部門の収入が25%減少したが、貸し倒れ、訴訟関連の引当金が4

サンタンデール銀、7~9月は52%増益

スペイン最大手銀行のバンコ・サンタンデールが4日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は16億100万ユーロで、前年同期から52.1%増加した。主要市場である英国、ブラジルでの利益が増えたほか、スペインで

アルセロールミタル、2期連続黒字

鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル(ルクセンブルク)は6日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算で2,200万ドルの純利益を計上し、前年同期の赤字(1億9,300万ドル)から黒字に転じた。鉄鉱石の価格は低下したが

アストラゼネカ、7~9月期は増収減益

英製薬大手アストラゼネカが6日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の最終損益は2億5,400万ドルの赤字となり、赤字幅は前年同期から80%拡大した。販売は堅調で、売上高は5%増の65億4,000万ドルに伸びたが

トルコ食品最大手ユルドゥズ、英製菓大手を買収

トルコ食品最大手のユルドゥズ・ホールディングは3日、英製菓大手ユナイテッド・ビスケッツを買収することで合意したと発表した。ユルドゥズはビスケット「マクビティ」などのブランドで知られるユナイテッドの買収により、世界3位のビ

ブルガリア中銀が4位行の免許取り消し、破産手続き開始へ

ブルガリア中央銀行の国立銀行(BNB)は6日、取り付け騒ぎを受けて管理下に置いている国内4位銀行コーポレート・コマーシャル・バンク(CCB)の銀行免許を取り消したと発表した。また、同行の清算を決め破産手続きに着手すること

三菱電機、ロシアに現地法人設立

三菱電機は5日、ロシアに総合販売会社「三菱電機ロシア(LLC)」を設立し、業務を開始したと発表した。ロシアと周辺国で空調冷熱事業やファクトリーオートメーション(FA)システム事業を強化し、2015年度の売上高で100億円

独フレゼニウス、ロシア合弁を断念

独総合医療大手のフレゼニウスは6日、点滴治療薬・医療用栄養剤子会社のフレゼニウス・カービがロシアの投資会社システマJSFC、ゼニトコ・ファイナンス・マネジメントがロシアに合弁会社を設立する計画を断念したと発表した。ウクラ

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