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2011/12/7

ポーランド

日産、FSOとの提携交渉中止か

この記事の要約

日産自動車がポーランド同業FSOとの提携交渉を中止したもようだ。日産はFSOのワルシャワ工場で自動車を生産することを計画していたが、欧州における新車需要が今後、減少する見通しであることから、交渉を中止したという。現地有力 […]

日産自動車がポーランド同業FSOとの提携交渉を中止したもようだ。日産はFSOのワルシャワ工場で自動車を生産することを計画していたが、欧州における新車需要が今後、減少する見通しであることから、交渉を中止したという。現地有力紙『ジェチポスポリタ』が同国経済省の情報としてこのほど報じた。

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同紙によると、日産はワルシャワ工場で小型車の生産を開始するために、まず12~18カ月の間に1億5,000万ユーロを投資することを予定していたという。

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ただ、同紙は、日産が生産能力を引き上げる必要があり、円高・ユーロ安で欧州生産にメリットがあるとして、ポーランド投資を再考する可能性もあるとした。

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FSOは2005年にウクライナの自動車最大手ウクルアフトの傘下に入り、米ゼネラルモーターズ(GM)の「シボレー・アヴェオ」の受託生産を手がけてきた。しかし、GMとの受託生産契約は今年2月末で終了。日産とは2月に交渉を開始していた。

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