2011/12/7

ハンガリー

ハンガリーの国内投資、依然低迷

この記事の要約

ハンガリー中央統計局が11月30日発表した2011年第3四半期の国内投資額は、前年同期を5.4%下回り、08年第1四半期から15カ月連続で落ち込んだ。前期比(季節調整後)では0.4%減で、下げ幅は第2四半期の2.4%から […]

ハンガリー中央統計局が11月30日発表した2011年第3四半期の国内投資額は、前年同期を5.4%下回り、08年第1四半期から15カ月連続で落ち込んだ。前期比(季節調整後)では0.4%減で、下げ幅は第2四半期の2.4%から縮小した。1-9月累計では前年同期比4.5%減。

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投資低迷の主因は建設投資の冷え込み。第3四半期は前年同期比21.2%減と大きく落ち込んだ。一方、製造業の投資は昨春から上向き、第2四半期は21.6%増、第3四半期は27.3%増と好調だ。機械・設備投資は21.2%増。

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公共投資は28.3%増と大幅に伸びたが、これは洪水予防対策や土砂崩れによる道路等の復旧工事があったため。高速道路の拡張・刷新工事や軌道工事などが大幅に減っていることから、輸送・貯蔵施設への投資は12.1%減少した。住宅建設と商業不動産開発も低調で、不動産投資は26.6%と激減した。

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