2011/12/7

ポーランド

独禁当局、PGNiGのバッテンフォール事業買収を承認

この記事の要約

ポーランド競争・消費者保護局(UOKiK)はこのほど、国営ガス石油会社PGNiGがスウェーデンの国営エネルギー会社バッテンフォールの同国事業を買収することを承認した。PGNiGは9月に、バッテンフォール傘下のワルシャワの […]

ポーランド競争・消費者保護局(UOKiK)はこのほど、国営ガス石油会社PGNiGがスウェーデンの国営エネルギー会社バッテンフォールの同国事業を買収することを承認した。PGNiGは9月に、バッテンフォール傘下のワルシャワの発電・熱生産会社VHPを29億6,000万ズロチ(約7億2,000万ユーロ)で買収すると発表。独禁当局の承認を経て、年内に取引

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を成立させる方針を示していた。

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バッテンフォールは2010年秋、収益改善のためポーランド、ベルギー、デンマーク、フィンランド事業の資産を放出し、本国スウェーデンとドイツ、オランダ、英国の事業に集中する方針を打ち出していた。ポーランド市場からは完全に撤退する。

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PGNiGは11月25日に、国内の社債発行プログラムの規模を50億ズロチから70億ズロチに引き上げると発表した。VHPの買収資金を調達する狙いがあるとみられる。また、12億ユーロ規模のユーロ債発行の計画も明らかにした。まず、5億ユーロを起債するとしている。

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