2012/2/29

ハンガリー

ハンガリー景況感指数が改善

この記事の要約

ハンガリー経済研究所(GKI)が26日発表した2月のハンガリー景況感指数はマイナス22.5ポイントとなり、過去2年で最低を記録した前月から4.3ポイント改善した。昨年9月以来で最も高い数値だ。\ 企業景況感指数は前月比3 […]

ハンガリー経済研究所(GKI)が26日発表した2月のハンガリー景況感指数はマイナス22.5ポイントとなり、過去2年で最低を記録した前月から4.3ポイント改善した。昨年9月以来で最も高い数値だ。

\

企業景況感指数は前月比3.9ポイント増の12.4ポイントに、消費者信頼感指数も5.4ポイント増の51.2ポイントに改善した。

\

1月にオルバン首相が欧州連合(EU)および国際通貨基金(IMF)と早期の合意を目指す意向を示したことで、通貨フォリントの為替相場は急激に上昇した。ただ、交渉再開には中央銀行法の改正が必要となる。EUは司法改革やデータ保護法改正についても見直しを要請しており、相場回復の傾向が続くかどうかは疑問だ。

\

欧州委員会はさらに22日、EUの財政規律に違反しているハンガリーへの制裁措置として、約4億9,500万ユーロの補助金支給を停止することを加盟国に勧告している。(東欧経済ニュース本日号「欧州委がハンガリーへの制裁勧告、財政規律違反で」を参照)

\